2024年1月 熊本の鉄道を楽しむ（１８）浄行寺町

某天気予報サイトによれば、来週はまた雪の予報が出ていて。最高気温は今日よりも15℃程度下がる予想なのだとか。この冬から春に移り変わっていく時期というのは、“三寒四温”というか暖かくなったり寒くなったりを繰り返しながら、春の気配が...と、そんな生易しいものではなくなっているのかも知れない。再来週に、今度は“大規模”出撃を検討している＜変態鉄＞にとっては、「2週間予報」も気になってしまうもので。

まぁ、行く行くと言いつつ、まだどこに行くかも決めていないのだが。

ということで、1月11日の熊本市電撮影記。


【2024年1月11日10時48分】　熊本市交通局幹線・通町筋電停

観光パンフなどにも必ずと言って良いほど写真が出てくるのが、通町筋電停近くで撮った熊本市電のバックに熊本城が見える構図の1枚。
横断歩道の近くから...など、いくつか足場は考えられるのだが、自分は専ら通町筋電停のホーム端に立つことにしている。

9時半過ぎに着いたときにはベストな光線状態で喜んだが、道路の左側から少しずつ伸びてくる影が10時を過ぎると、道路中央の軌道敷に迫ってきて。最初に影に入ったのは東郵便局の前のところだろうか。交差点のカーブのところを望遠で切り取るか、電停に近づいてきたところを広角気味に行くか、選択の幅はどんどん狭まってくる10時台だった。

そんな中、先ほど辛島町方面に上がっていった「教習車」1001号車が戻ってきたのを1つの区切りとして。

……　　……

2024年1月11日（木）晴れ

線路へと迫りくる影。次の電車が見えてくるまでの時間が長く長く感じられるときである。


【2024年1月11日10時31分】　熊本市交通局幹線・通町筋電停

でも、そんなときに限って、お目当ての「白地に緑帯の旧型電車」ではなくて新型車(?)ばかりが続いてくるもので。
海外姉妹都市の名前が付けられている、9200形、「臨　新水前寺駅前」である。


【2024年1月11日10時32分】　熊本市交通局幹線・通町筋電停

そして、続いて。
ようやく旧型車が来てくれたが、またしても黄色と水色の広告塗装車。Ｂ系統の健軍町ゆきは1354号車


【2024年1月11日10時37分】　熊本市交通局幹線・通町筋電停

さらに、追い打ちをかけるように後続のＡ系統も9200形。
もう、ダメか??　影が伸びてくるペースに間に合わないような...

そして...

ようやく、このときが。


【2024年1月11日10時45分】　熊本市交通局幹線・通町筋電停

既に軌道敷に伸びた影をかわせる位置を見つけてシャッターを切るしか無い状況に追い込まれてはいたが、白い車体に陽の光が当たる瞬間を見つけて。


【2024年1月11日10時46分】　熊本市交通局幹線・通町筋電停

引き付けて、もう1枚。
ベストショットとは行かなかったが、それも、また運。次に撮りに来たときまでの楽しみだと思うようにしている。
陽の長い時期を選べば、5014号車をこのポジションで撮ることもできるかも知れない。そんな季節に再訪してみたいもの。


【2024年1月11日10時46分】　熊本市交通局幹線・通町筋電停

その1081号車を追いかけるように続いてやってきたのは、あの茶色い電車。
101号車「教習車」が戻ってきたのだった。


【2024年1月11日10時48分】　熊本市交通局幹線・通町筋電停

先ほどは中途半端なカットしか撮れなかったので、それを撮り直せたところで撮影終了。
いったんカメラをバッグにしまって、大勢の人が行き交う電車通りを水道町方面へ。隣の水道町電停のところで電車通りと交差するのが国道3号線、薩摩街道。バスや大型トラックの多い大通りである。白川の西岸を南北に走っている。

その薩摩街道を800 mほど北に進めば、向かい側に大きな鳥居が。


【2024年1月11日11時09分】　熊本県熊本市中央区坪井・浄行寺交差点付近

藤崎八旛宮である。ちょうど、参道が薩摩街道と交差するようになっており。
反対側、西側に少しだけ入ると藤崎宮前の駅に出るはず。12年前の訪問時には、藤崎宮前駅に立ち寄っているが、今日は素通りして次の浄行寺町の交差点を過ぎたところで住宅街の路地へと入っていくと...


【2024年1月11日11時23分】　熊本電鉄藤崎線・藤崎宮前－黒髪町

まるで、時の流れが止まったかのような...
細く曲がった道路の片隅に線路がのびている、そんな光景が広がっていて。（つづく）

（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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