2024年1月 熊本の鉄道を楽しむ（１３）あんたがたどこさ [いまどきの路面電車]
この童謡、続いて...
肥後さ 肥後どこさ 熊本さ 熊本どこさ 船場さ 船場山には 狸がおってさ 〜〜
と小気味よいリズムとテンポで続いている。その「船場」は、かつては文字通り、船着き場があったということらしいのだが、今では、そこから転じて「洗馬」となり、熊本市電にも洗馬橋という電停がある。
【2024年1月11日8時38分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋－新町
ほぼ全線にわたって併用軌道区間が続く熊本市電だが、この1区間、洗馬橋から隣の新町までの数百メートルだけは専用軌道区間を走る。
九品寺交差点の歩道橋では、あいにく右折レーンに列をなすクルマたちに阻まれて、お目当て、5014号車を撮ることができなかった。
折返し、健軍からの上熊本ゆきで、早々に5014号車は入庫してしまう。この日、最後のチャンスとなる訳だが、クルマに被られるリスク回避にも、＜変態鉄＞が選択したのは、この専用軌道区間だったのだが...
…… ……
2024年1月11日（木）晴れ
九品寺交差点で“撃沈”、すぐに次の撮影地に向かうべく、上熊本ゆきに乗車したのだった。
朝の通勤ラッシュの時間帯、市内中心部へと向かっていく電車は満員での到着である。そして、悩ましいのは2車体連接車の後方車両は女性優先車であること。「専用」でないので、居ても良いのだが狭い通路を前の車両へ。
【2024年1月11日8時08分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋電停
辛島町電停を出発すると鍵型に曲がって。その先を直進すると西辛島町、この手前でＡ系統（熊本駅前・田崎橋ゆき）と分岐して。
このあたりからは、道路幅の割にクルマの量は少し減るだろうか。
名前の通り、小さな橋を渡って、道幅が狭くなったところで洗馬橋電停。
【2024年1月11日8時19分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋電停
最初は、その橋を渡って洗馬橋電停に到着するところを撮ろうかと思っていた。
でも、この構図、太陽がのぼってくると完全なまでに逆光となるのである。いまのところ、背後のビルのおかげで陽の光は届いておらず。
【2024年1月11日8時20分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋電停
ただ、この時間帯の太陽、路面電車撮影には一番の“曲者”なのである。
電車がどこに居ても、ビルの形に長い長い影が落ちてくるのである。洗馬橋電停に停まる姿を撮ろうにも後方にだけは光があたって...。
【2024年1月11日8時20分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋電停
さて、その洗馬橋電停。
ホーム後ろの店舗の壁に、冒頭の童謡の歌詞が書かれており。狸の像もあって。
ただ、この時間帯、どの電車からも多くの乗客が降りてきて。そして、ホームで電車を待っている人も意外と多いのである。
この時間帯になって、やはり。ビルの後ろに隠れていた太陽が顔を出してしまって...う〜ん。目が眩んでしまうほどの純度100%の逆光である。
ということで、ちょっと大変だが、このタイミングで撮影地を変えざるを得なくなったのである。
電停の後ろは中央郵便局、ここから道路は鍵型に曲がって新町方面へと続いており。意外とすぐ。歩いても2〜3分で隣の新町電停へ。
何だか、阪堺電車の綾ノ町電停に似た感じ...、だが、こちらは電停ホームが驚くほど狭幅。カメラを構えるのはおろか、電車を待つのにも難儀しそうな。
【2024年1月11日8時38分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋－新町
ということで、新町と洗馬橋の中間付近の踏切から撮ることにしたのだった。
ちょうど、線路がカーブしており、病院の駐車場のようなところ。後追いで新町電停に到着したところを撮ることができそうで...。
【2024年1月11日8時47分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋－新町
踏切の反対サイドから望遠で覗けば、完全に逆光だが西辛島町まで見渡すことができて。
アップダウンもあって、うまく撮れば画になりそう。尤も、＜変態鉄＞にそんな腕はないが。
【2024年1月11日8時48分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋－新町
しかも、この地点、ちょうど太陽の光の差し込む向きと線路が平行になってしまって、つまり、どちらのサイドに立ったとしても電車の側面には光が回らない、完全なトップライトの状態。“負け”を悟りながらの撮影である。
【2024年1月11日8時49分】 熊本市交通局上熊本線・新町－洗馬橋
明るい色合いの車体なら、前面にスポットライトのように光があたってくれるのも画になるのだが...
お目当ては、海老茶色のツートン。それだと、なかなか難しそう。
【2024年1月11日8時52分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋－新町
この時間帯、吊り掛け車、新型の連接車などＢ系統も多彩な電車たちが頻繁にやって来る。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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と小気味よいリズムとテンポで続いている。その「船場」は、かつては文字通り、船着き場があったということらしいのだが、今では、そこから転じて「洗馬」となり、熊本市電にも洗馬橋という電停がある。
【2024年1月11日8時38分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋－新町
ほぼ全線にわたって併用軌道区間が続く熊本市電だが、この1区間、洗馬橋から隣の新町までの数百メートルだけは専用軌道区間を走る。
九品寺交差点の歩道橋では、あいにく右折レーンに列をなすクルマたちに阻まれて、お目当て、5014号車を撮ることができなかった。
折返し、健軍からの上熊本ゆきで、早々に5014号車は入庫してしまう。この日、最後のチャンスとなる訳だが、クルマに被られるリスク回避にも、＜変態鉄＞が選択したのは、この専用軌道区間だったのだが...
…… ……
2024年1月11日（木）晴れ
九品寺交差点で“撃沈”、すぐに次の撮影地に向かうべく、上熊本ゆきに乗車したのだった。
朝の通勤ラッシュの時間帯、市内中心部へと向かっていく電車は満員での到着である。そして、悩ましいのは2車体連接車の後方車両は女性優先車であること。「専用」でないので、居ても良いのだが狭い通路を前の車両へ。
【2024年1月11日8時08分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋電停
辛島町電停を出発すると鍵型に曲がって。その先を直進すると西辛島町、この手前でＡ系統（熊本駅前・田崎橋ゆき）と分岐して。
このあたりからは、道路幅の割にクルマの量は少し減るだろうか。
名前の通り、小さな橋を渡って、道幅が狭くなったところで洗馬橋電停。
【2024年1月11日8時19分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋電停
最初は、その橋を渡って洗馬橋電停に到着するところを撮ろうかと思っていた。
でも、この構図、太陽がのぼってくると完全なまでに逆光となるのである。いまのところ、背後のビルのおかげで陽の光は届いておらず。
【2024年1月11日8時20分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋電停
ただ、この時間帯の太陽、路面電車撮影には一番の“曲者”なのである。
電車がどこに居ても、ビルの形に長い長い影が落ちてくるのである。洗馬橋電停に停まる姿を撮ろうにも後方にだけは光があたって...。
【2024年1月11日8時20分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋電停
さて、その洗馬橋電停。
ホーム後ろの店舗の壁に、冒頭の童謡の歌詞が書かれており。狸の像もあって。
ただ、この時間帯、どの電車からも多くの乗客が降りてきて。そして、ホームで電車を待っている人も意外と多いのである。
この時間帯になって、やはり。ビルの後ろに隠れていた太陽が顔を出してしまって...う〜ん。目が眩んでしまうほどの純度100%の逆光である。
ということで、ちょっと大変だが、このタイミングで撮影地を変えざるを得なくなったのである。
電停の後ろは中央郵便局、ここから道路は鍵型に曲がって新町方面へと続いており。意外とすぐ。歩いても2〜3分で隣の新町電停へ。
何だか、阪堺電車の綾ノ町電停に似た感じ...、だが、こちらは電停ホームが驚くほど狭幅。カメラを構えるのはおろか、電車を待つのにも難儀しそうな。
【2024年1月11日8時38分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋－新町
ということで、新町と洗馬橋の中間付近の踏切から撮ることにしたのだった。
ちょうど、線路がカーブしており、病院の駐車場のようなところ。後追いで新町電停に到着したところを撮ることができそうで...。
【2024年1月11日8時47分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋－新町
踏切の反対サイドから望遠で覗けば、完全に逆光だが西辛島町まで見渡すことができて。
アップダウンもあって、うまく撮れば画になりそう。尤も、＜変態鉄＞にそんな腕はないが。
【2024年1月11日8時48分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋－新町
しかも、この地点、ちょうど太陽の光の差し込む向きと線路が平行になってしまって、つまり、どちらのサイドに立ったとしても電車の側面には光が回らない、完全なトップライトの状態。“負け”を悟りながらの撮影である。
【2024年1月11日8時49分】 熊本市交通局上熊本線・新町－洗馬橋
明るい色合いの車体なら、前面にスポットライトのように光があたってくれるのも画になるのだが...
お目当ては、海老茶色のツートン。それだと、なかなか難しそう。
【2024年1月11日8時52分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋－新町
この時間帯、吊り掛け車、新型の連接車などＢ系統も多彩な電車たちが頻繁にやって来る。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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