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信越地方の3セク鉄道を巡って(8)朝の“信越本線” [3セク鉄道「鉄印」の旅]

今年もいつの間にか半分が過ぎようとしていて。全然、実感がわかないのである。仕事面でもプライベートもアレコレあって。5月以降は趣味活動に割ける時間もなくなり。とうとう、6月は一度もカメラを持ち歩かないまま過ぎ去ろうとしている。たぶん、コロナ禍で外出自粛になっていたとき以来。
これほどまでに、いろいろなことが重なると...

4月の「鉄印帳」の旅が遠い昔の話に思えてならないのである。7月にも阪堺電車のイベントがあるらしいが自分はパス。行けるような状態にない。
夏休み期間にちょっと時間を見つけて房総のキハにでも揺られてきたい...と、そう思っている<変態鉄>なのである。

さて、4月の旅の最終日。高田駅から、かつての信越本線を進み、御代田駅まで行くわけで。

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【2023年4月11日8時25分】 しなの鉄道北しなの線・豊野駅

なぜか、最後の晩は寝付けなかった。
予定よりもかなり早く4時頃には目が覚めてしまったので、時刻表とにらめっこ。予定を前倒しして...

……  ……

2023年4月11日(火)晴れ

予定を前倒ししてホテルを6時40分にチェックアウト。外は明るくなってはいるものの、朝の通勤・通学にはちょっと早いのか道ゆく人の姿は少なく。

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【2023年4月11日6時51分】 新潟県上越市仲町付近

電車の時刻までちょっと余裕があったので、駅前のロータリーから...

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【2023年4月11日6時51分】 新潟県上越市仲町・高田駅前

“中身”は国鉄時代からの面影を残す駅舎だが、外観は非常にモダンな。

ちょうど高田の町は「観桜まつり」の期間中、城址のサクラを見に行っても良かったのだが...

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【2023年4月11日6時55分】 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン・高田駅

懐かしい木製の改札ラッチには、サクラの飾り付けがされており。
高田の町は、こんどゆっくり時間をとって歩き回ってみたいと思っている次第。ただ、ホテルは高田ではなく直江津にするだろうか。

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【2023年4月11日6時56分】 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン・高田駅

えちごトキめき鉄道の「雪月花」だけでなく、この地域には“Shu*Kura”という観光列車もあって。まぁ、<変態鉄>には絶対に縁のない列車だが...。
各駅とも観光列車を迎える仕様の駅名板などが準備されており。

でも、この駅の注目点はそれだけではなかった。というか、座ったベンチの近く、偶然気がついたのだった。

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【2023年4月11日6時58分】 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン・高田駅

明治期、“中山道ルート”の支線として、港で陸揚げされた建設資材を輸送するために敷設されたのが「直江津線」。これが後の信越本線の一部となる。
我が国の鉄道黎明期からの歴史ある路線で。そんなこともあってか、当時、輸入されたレールが、後にホーム上屋の支柱に転用されており。

自分が座ったベンチの近くに、そのレールが残っているようで。「新潟の鉄道発祥の地」である。

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【2023年4月11日6時58分】 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン・高田駅

その支柱。

<変態鉄>のようなシロートには現在のレールとの差異などが全然わからないのだが...
説明板がなければ、「ただの古レール」だと思って、気にもとめなかったかと。

さて、そんなことをしていると駅ヨコの踏切機が鳴り出して。

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【2023年4月11日7時06分】 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン・高田駅

高田駅 7:02発の第2344M列車は、JR信越本線の柏崎からやってくる列車。4連の車内は制服とジャージー姿の高校生たちで満員である。
「最初から立って...」、でも、それは杞憂だった。大勢の高校生たちが下車、半分くらいの席が空いただろうか。らくらく座って。

4連の後部2両は、前の晩、乗ったのと同じ編成。この列車は4連なのでワンマンではなく車掌が乗務しているが、その顔も見覚えがあって。
さて、その第2344M列車、早くも、隣の南高田駅で大半の高校生が下車、ホームだけの無人駅のようだが、駅には、えちごトキめき鉄道のロゴが入った上着を着た社員が何人も立って“地上集札”。そう、新学期。クルマ社会のいま、高校生たちにとっても電車というのは身近な存在ではないのだろうか。通学定期券の確認に来ているようだった。

一気に、車内は閑散として。

新幹線駅となった上越妙高を出ると、車窓には白い雪を抱いた山並みが広がって。

新井駅では向かいのホームに特急列車。7:19発の「しらゆき1号」だろうか、車内はガラガラで、これなら次は車内録音に...、トキめき鉄道線内も放送にチャイムは入るのだろうか?

そんな新井駅を出るとだんだん山の中へと。

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【2023年4月11日7時29分】 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン・第2344M列車内

二本木駅のスイッチバックも車内からキョロキョロと。

車窓の山並みがいっそうハッキリ見えてきて。朝早い列車にしたか余計、きれいに見えるのだろうか。

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【2023年4月11日7時44分】 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン・第2344M列車内

関山駅からの最後の1区間は単線。右へ左へとカーブが続く区間になって。そして、周囲が少し開けたら妙高高原駅に到着である。

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【2023年4月11日7時51分】 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン・妙高高原駅

いわゆる、“県境現象”だろうか。妙高高原は新潟県、隣の黒姫駅から長野県に入る。この駅、実は意外としなの鉄道への接続は限られ。朝の時間帯は
直江津からの電車2本のうち1本が接続する割合で。

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【2023年4月12日8時25分】 しなの鉄道北しなの線・豊野駅

わずか3分の接続で、7:49発の第318M列車。SR1系2連はワンマン運転。
最初は閑散とした車内だったが、その県境を過ぎた、黒姫駅でまとまった乗車があって。皆さん、長野方面への通勤のような感じ。そのあとはどんどん車内は混雑してきて。

豊野駅まではちょうど30分、8:19着。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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