信越地方の3セク鉄道を巡って(7)高田駅 [3セク鉄道「鉄印」の旅]
県庁所在地クラスの駅前なら、だいたい大丈夫なのだが...
この晩、不安に思っていたことが的中してしまったのだった。思った通りの展開に陥って、そのままツイッターに書き込んでしまった次第。
<変態鉄>はアルコールを飲まない人。別に何か信念とか考えがあってのこと...ではなく、好き嫌いの問題なのだが。学生時代は乾杯程度は口にしていたが、ただただアタマが痛くなって辛いだけ。飲むのはただただ苦痛で。まぁ、体質的なものだろうが、だから飲もうとは全く思わないのである。
そう、地方都市は18時を回れば駅前も真っ暗というところが珍しくなくなって。そこにコロナ禍。最近では地方の、国鉄時代の急行停車駅クラスの駅前、いまでは居酒屋が1軒開いているかどうか位のところも普通になっているような...
クルマがあれば国道かバイパス道路沿いのロードサイド型のファミレスなどに行くこともできるのだろうが、あいにくクルマもなく。
地方都市で泊まるときは、夕食がとれないかもしれないことを覚悟しておかないといけないのである。最悪、コンビニでおにぎりを買って部屋で食べることになるのだが、長い旅の最後の夜、それは避けたくて...
「何か食事をとれる店は開いていないか?」
すっかり夜の帳が下りた高田駅前の商店街を歩き回った。雁木というのだろうか、雪国特有の屋根のある歩道だから歩道自体は明るいが、19時過ぎの高田の町は、まるでゴーストタウンのように全ての店が明かりを落とし、誰ともすれ違わず。
結局、駅前のロータリーのところにあるホテル1階の居酒屋さんへ。「あのぅ、食事だけでもよいですか...」、天丼を食べてホテルの部屋に戻ったのだった。いつも、1人で行動しているが、肩身が狭い思いをするのは、この地方都市での夕食のときだろうか。逆に、阪堺電車のときは大阪で泊まるので夜遅くなっても食事の心配が無いのが嬉しいところ。
さて、糸魚川の「ジオパル」を駆け足で見た後は、直江津経由で高田へ。
【2023年4月10日17時33分】 大糸線・糸魚川駅
ちょうど、大糸線の切り欠きホームには、夕方の平岩ゆき、キハ120形単行が客待ちしており。
…… ……
2023年4月10日(月)晴れ
大糸線のホームは糸魚川駅の西端(富山側)にある。だから、夕方、カメラを向けると完全に逆光になるのである。
そんな今日のトップ写真、よく見ると画面の左端に、ホーム背面の柵が見えている。14年前の春、その柵にもたれかかって写真を撮っていた。
【2009年5月2日14時02分】 大糸線・糸魚川駅
いまでは新幹線の高架しか見えない場所だが、当時はこの場所にレンガ機関庫が建っていた。
除雪用のDE15形ディーゼル機関車が顔を出していたときもあったが、普段はキハ52形が休んでいた。奇しくも、この日、入庫して顔だけ外に出していたのは、キハ52 156号車。
【2023年4月10日17時28分】 新潟県糸魚川市大町・糸魚川駅
そんな糸魚川駅、ホーム自体は国鉄時代から変わらないが、列車は短編成化されており、東側(直江津側)はフェンスで塞がれてしまったことと、1番のりばにあった改札口がなくなり、橋上駅舎化されたことで印象は大きく変わってしまった。
その駅舎の新幹線口(南口)側にあるのが、ジオパル。ちょうど、レンガ機関庫が90度向きを変えた状態でレリーフ状になって残っているのだが...
後ろ髪を引かれる思いで、再び糸魚川駅の改札口を。
ホームに降りれば、ちょうど直江津からの列車が到着するところ。これが、折返し17:51発の直江津ゆきに。ET122-4号車単行である。
発車まで時間があるので、車外の様子も観察。
【2023年4月10日17時38分】 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン・糸魚川駅
車体にはこのステッカー。生い立ちは三者三様だが、正直、どの路線も苦しい現状は変わらないような...
あの社長さん、お元気だろうか。ローカル鉄道活性化のために先頭に立って頑張る姿、応援しているのだが。
【2023年4月10日17時40分】 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン・糸魚川駅
さて、時間帯だろうか、直江津からの往路ほど乗客は多くないものの、それでも車内は半分以上の席が埋まっていただろうか。
日本海を見ながら走るうちに日没を迎え。直江津駅到着はすっかり暮れてから。
【2023年4月10日18時59分】 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン・高田駅
直江津駅 18:45発の妙高高原ゆきがこの日の最終ランナー。
地元企業のラッピング電車2両編成の車内は地元の高校生の帰宅時間帯にあたってにぎやかで。
方向幕の通り、ワンマン運転だが、この日は改札担当の車掌が乗務しており。発車するとすぐに車内を巡回して車内改札を。
【2023年4月10日19時01分】 新潟県上越市仲町・高田駅前
そして、19時の高田駅に降り立ったのだった。
まずはホテルへ。駅前の歴史を感じさせる商店街の途中にあって。
【2023年4月10日19時02分】 新潟県上越市仲町付近
まさに「新潟らしい」町並みで。
でも、この寂しさに悪い予感がしていたのである。そう、開いている店がなく歩く人もいない駅前通り。
リブランドされたのだろうか、年季の入ったビジホだった。まぁ、オッサンが一夜を過ごすには不足はなかったが。
近くで夕食を済ませて、早めに眠ったのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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この晩、不安に思っていたことが的中してしまったのだった。思った通りの展開に陥って、そのままツイッターに書き込んでしまった次第。
<変態鉄>はアルコールを飲まない人。別に何か信念とか考えがあってのこと...ではなく、好き嫌いの問題なのだが。学生時代は乾杯程度は口にしていたが、ただただアタマが痛くなって辛いだけ。飲むのはただただ苦痛で。まぁ、体質的なものだろうが、だから飲もうとは全く思わないのである。
そう、地方都市は18時を回れば駅前も真っ暗というところが珍しくなくなって。そこにコロナ禍。最近では地方の、国鉄時代の急行停車駅クラスの駅前、いまでは居酒屋が1軒開いているかどうか位のところも普通になっているような...
クルマがあれば国道かバイパス道路沿いのロードサイド型のファミレスなどに行くこともできるのだろうが、あいにくクルマもなく。
地方都市で泊まるときは、夕食がとれないかもしれないことを覚悟しておかないといけないのである。最悪、コンビニでおにぎりを買って部屋で食べることになるのだが、長い旅の最後の夜、それは避けたくて...
「何か食事をとれる店は開いていないか?」
すっかり夜の帳が下りた高田駅前の商店街を歩き回った。雁木というのだろうか、雪国特有の屋根のある歩道だから歩道自体は明るいが、19時過ぎの高田の町は、まるでゴーストタウンのように全ての店が明かりを落とし、誰ともすれ違わず。
結局、駅前のロータリーのところにあるホテル1階の居酒屋さんへ。「あのぅ、食事だけでもよいですか...」、天丼を食べてホテルの部屋に戻ったのだった。いつも、1人で行動しているが、肩身が狭い思いをするのは、この地方都市での夕食のときだろうか。逆に、阪堺電車のときは大阪で泊まるので夜遅くなっても食事の心配が無いのが嬉しいところ。
さて、糸魚川の「ジオパル」を駆け足で見た後は、直江津経由で高田へ。
【2023年4月10日17時33分】 大糸線・糸魚川駅
ちょうど、大糸線の切り欠きホームには、夕方の平岩ゆき、キハ120形単行が客待ちしており。
…… ……
2023年4月10日(月)晴れ
大糸線のホームは糸魚川駅の西端(富山側)にある。だから、夕方、カメラを向けると完全に逆光になるのである。
そんな今日のトップ写真、よく見ると画面の左端に、ホーム背面の柵が見えている。14年前の春、その柵にもたれかかって写真を撮っていた。
【2009年5月2日14時02分】 大糸線・糸魚川駅
いまでは新幹線の高架しか見えない場所だが、当時はこの場所にレンガ機関庫が建っていた。
除雪用のDE15形ディーゼル機関車が顔を出していたときもあったが、普段はキハ52形が休んでいた。奇しくも、この日、入庫して顔だけ外に出していたのは、キハ52 156号車。
【2023年4月10日17時28分】 新潟県糸魚川市大町・糸魚川駅
そんな糸魚川駅、ホーム自体は国鉄時代から変わらないが、列車は短編成化されており、東側(直江津側)はフェンスで塞がれてしまったことと、1番のりばにあった改札口がなくなり、橋上駅舎化されたことで印象は大きく変わってしまった。
その駅舎の新幹線口(南口)側にあるのが、ジオパル。ちょうど、レンガ機関庫が90度向きを変えた状態でレリーフ状になって残っているのだが...
後ろ髪を引かれる思いで、再び糸魚川駅の改札口を。
ホームに降りれば、ちょうど直江津からの列車が到着するところ。これが、折返し17:51発の直江津ゆきに。ET122-4号車単行である。
発車まで時間があるので、車外の様子も観察。
【2023年4月10日17時38分】 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン・糸魚川駅
車体にはこのステッカー。生い立ちは三者三様だが、正直、どの路線も苦しい現状は変わらないような...
あの社長さん、お元気だろうか。ローカル鉄道活性化のために先頭に立って頑張る姿、応援しているのだが。
【2023年4月10日17時40分】 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン・糸魚川駅
さて、時間帯だろうか、直江津からの往路ほど乗客は多くないものの、それでも車内は半分以上の席が埋まっていただろうか。
日本海を見ながら走るうちに日没を迎え。直江津駅到着はすっかり暮れてから。
【2023年4月10日18時59分】 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン・高田駅
直江津駅 18:45発の妙高高原ゆきがこの日の最終ランナー。
地元企業のラッピング電車2両編成の車内は地元の高校生の帰宅時間帯にあたってにぎやかで。
方向幕の通り、ワンマン運転だが、この日は改札担当の車掌が乗務しており。発車するとすぐに車内を巡回して車内改札を。
【2023年4月10日19時01分】 新潟県上越市仲町・高田駅前
そして、19時の高田駅に降り立ったのだった。
まずはホテルへ。駅前の歴史を感じさせる商店街の途中にあって。
【2023年4月10日19時02分】 新潟県上越市仲町付近
まさに「新潟らしい」町並みで。
でも、この寂しさに悪い予感がしていたのである。そう、開いている店がなく歩く人もいない駅前通り。
リブランドされたのだろうか、年季の入ったビジホだった。まぁ、オッサンが一夜を過ごすには不足はなかったが。
近くで夕食を済ませて、早めに眠ったのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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