阪堺電車モ161形車を追って（１３）夕暮れの神ノ木 [ちん電（阪堺電気軌道）]
日付変わって今日、10日は阪堺電車「路面電車まつり」の当日。もちろん、＜変態鉄＞は仕事もあって現地に赴くことはできない。でも、こういうイベントが徐々に戻ってきたところに、ここ数年のコロナ禍から、ようやく一歩前に進んだ...と実感するところ。
10月14日が「鉄道の日」であるように、6月10日は「路面電車の日」、今年はその当日が土曜日なので、ぴったりなのである。10月に鉄道各社のイベントが集中するかわりに、6月には複数の路面電車事業者がイベントを行うわけで。自分としては、現在、25日の荒川車庫のイベントに注目しているのだが...
さてさて、引き続き、4月8日の阪堺電車撮影記。
【2023年4月8日16時19分】 阪堺電気軌道上町線・神ノ木電停
16時を回って、だんだん、キレイに撮れる場所もなくなってきた。
そんな中、「最後の勝負」だと思って選んだのは...
続きを読む …… ……
2023年4月8日（土）曇りのち晴れ
南海高野線をオーバークロスするその橋の先、築堤の一番高いところにホームが設置されたのが神ノ木電停。住吉と帝塚山を隔てる...というイメージである。帝塚山の邸宅が並ぶエリアが終わり、どちらかといえば下町...というか庶民的な雰囲気の線路端へと様子を変える、そこに神ノ木電停があって。
車内放送でも「高野線は乗り換えです」とアナウンスされるが、意外と乗降の多い電停でもあって。
【2023年4月8日16時09分】 阪堺電気軌道上町線・神ノ木電停
天王寺駅前ゆきで神ノ木に着けば、帝塚山側にある構内踏切を渡って下りホームへ。
このホーム端、柵のところから...
【2023年4月8日16時19分】 阪堺電気軌道上町線・神ノ木電停
モ162号車はすぐにやってきた。
架線柱が林立するのも、この場所の“風景”だと肯定的に捉えて。
夕方の斜光線に、朱色のボディがより赤く見える時間帯である。朝はドン曇りだったが、この時間にはバックに青空も戻ってきて。
下りホームで撮ったということは...
【2023年4月8日16時19分】 阪堺電気軌道上町線・モ162号車内
そのまま乗車して。
重厚な吊り掛け音、そして、振動。いまの電車にはない感覚である。
降車ボタンに連動する「つぎ・とまります」も乳白色の板を後ろから照らす行灯方式。
その下の表示、いまではモ161形車だけになって。しかも、一部の車両では目隠しされており...
「顔なじみ 今日も乗ってる 阪堺電車」
ちなみに、このとき、自分の顔なじみは車内に居なかった。本当は住吉周辺で折返しを狙おうと思っていたのだが、どこも建物の影で。
急遽、住吉鳥居前で下車して、すぐに来た天王寺駅前ゆきに。
【2023年4月8日16時35分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目－帝塚山三丁目
別に、ここで撮ることに決定的なポイントがあるわけではないのだが...
建物と建物の間、電車の“顔”にスポットライトのように光が当たる瞬間を切り取れば、ハルカスをバックに撮ることが出来て。
【2023年4月8日16時35分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目－帝塚山四丁目
まさに帝塚山四丁目電停のホーム端にあたる位置でカメラを構えて。
ここ、線路が直進する形で専用軌道に入り、道は「く」の字型に折れ曲がって東の方に逸れてゆく。だから、この地点に立ってファインダーを覗くと、自分めがけて自動車が迫ってくるような感じに見えて。そのクルマは直前で進路を変え、画面の中を右の方に消えていくのである。ちょっと怖い地点。
質屋さんカラーの電車で試し撮り。明暗差があるので、電車のところがオーバー気味。
【2023年4月8日16時40分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目電停
そして、不意に現れたのは「アポロ」の赤い電車。この電車の広告主のビル、リムジンバスの乗り場近くにある商業ビルである。確か、映画館もあって。
夕方からの貸切は何かのパーティだろうか。貸切電車の送り込みと思われる回送が通過して...
【2023年4月8日16時42分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目－帝塚山四丁目
モ504号車が戻ってきた。
こういう明るい色の電車だと陽射しがなくなってきても、あまり黒くならずにキレイに写るもので。
【2023年4月8日16時45分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目電停
さぁ、神ノ木からのカーブを、モ162号車が帝塚山四丁目電停へと到着。
【2023年4月8日16時46分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目－帝塚山三丁目
ちょっと惜しい部分はあったものの、夕方の電車通りの風景を自分なりに切り取った１枚だったかなぁ...と。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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10月14日が「鉄道の日」であるように、6月10日は「路面電車の日」、今年はその当日が土曜日なので、ぴったりなのである。10月に鉄道各社のイベントが集中するかわりに、6月には複数の路面電車事業者がイベントを行うわけで。自分としては、現在、25日の荒川車庫のイベントに注目しているのだが...
さてさて、引き続き、4月8日の阪堺電車撮影記。
【2023年4月8日16時19分】 阪堺電気軌道上町線・神ノ木電停
16時を回って、だんだん、キレイに撮れる場所もなくなってきた。
そんな中、「最後の勝負」だと思って選んだのは...
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2023年4月8日（土）曇りのち晴れ
南海高野線をオーバークロスするその橋の先、築堤の一番高いところにホームが設置されたのが神ノ木電停。住吉と帝塚山を隔てる...というイメージである。帝塚山の邸宅が並ぶエリアが終わり、どちらかといえば下町...というか庶民的な雰囲気の線路端へと様子を変える、そこに神ノ木電停があって。
車内放送でも「高野線は乗り換えです」とアナウンスされるが、意外と乗降の多い電停でもあって。
【2023年4月8日16時09分】 阪堺電気軌道上町線・神ノ木電停
天王寺駅前ゆきで神ノ木に着けば、帝塚山側にある構内踏切を渡って下りホームへ。
このホーム端、柵のところから...
【2023年4月8日16時19分】 阪堺電気軌道上町線・神ノ木電停
モ162号車はすぐにやってきた。
架線柱が林立するのも、この場所の“風景”だと肯定的に捉えて。
夕方の斜光線に、朱色のボディがより赤く見える時間帯である。朝はドン曇りだったが、この時間にはバックに青空も戻ってきて。
下りホームで撮ったということは...
【2023年4月8日16時19分】 阪堺電気軌道上町線・モ162号車内
そのまま乗車して。
重厚な吊り掛け音、そして、振動。いまの電車にはない感覚である。
降車ボタンに連動する「つぎ・とまります」も乳白色の板を後ろから照らす行灯方式。
その下の表示、いまではモ161形車だけになって。しかも、一部の車両では目隠しされており...
「顔なじみ 今日も乗ってる 阪堺電車」
ちなみに、このとき、自分の顔なじみは車内に居なかった。本当は住吉周辺で折返しを狙おうと思っていたのだが、どこも建物の影で。
急遽、住吉鳥居前で下車して、すぐに来た天王寺駅前ゆきに。
【2023年4月8日16時35分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目－帝塚山三丁目
別に、ここで撮ることに決定的なポイントがあるわけではないのだが...
建物と建物の間、電車の“顔”にスポットライトのように光が当たる瞬間を切り取れば、ハルカスをバックに撮ることが出来て。
【2023年4月8日16時35分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目－帝塚山四丁目
まさに帝塚山四丁目電停のホーム端にあたる位置でカメラを構えて。
ここ、線路が直進する形で専用軌道に入り、道は「く」の字型に折れ曲がって東の方に逸れてゆく。だから、この地点に立ってファインダーを覗くと、自分めがけて自動車が迫ってくるような感じに見えて。そのクルマは直前で進路を変え、画面の中を右の方に消えていくのである。ちょっと怖い地点。
質屋さんカラーの電車で試し撮り。明暗差があるので、電車のところがオーバー気味。
【2023年4月8日16時40分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目電停
そして、不意に現れたのは「アポロ」の赤い電車。この電車の広告主のビル、リムジンバスの乗り場近くにある商業ビルである。確か、映画館もあって。
夕方からの貸切は何かのパーティだろうか。貸切電車の送り込みと思われる回送が通過して...
【2023年4月8日16時42分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目－帝塚山四丁目
モ504号車が戻ってきた。
こういう明るい色の電車だと陽射しがなくなってきても、あまり黒くならずにキレイに写るもので。
【2023年4月8日16時45分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目電停
さぁ、神ノ木からのカーブを、モ162号車が帝塚山四丁目電停へと到着。
【2023年4月8日16時46分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目－帝塚山三丁目
ちょっと惜しい部分はあったものの、夕方の電車通りの風景を自分なりに切り取った１枚だったかなぁ...と。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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