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ドン曇りだからこそキハ28!! 2022.11.20 いすみ鉄道撮影記 <前編> [いすみ鉄道]

引退迫る中で...
定期運行からの引退は、11月27日と発表されており。それに向けて、沿線の<鉄>のボルテージも...
そうすると「良くない話」も流れてくるのは、最近の<鉄>の世界の常になっていて。そうなると、行くのもちょっと気が引けたのだが。

でも、懐かしの...といっても<変態鉄>が生まれる遥か前、現在の外房・内房線が非電化だった時代の気動車準急のヘッドマークを “復刻” させる、と。
そうなると、やはり、気になってしまうもので。

晴れれば、最初の第101D列車は諦めて、新田野ストレートに直行しようと思っていたが、あいにく20日の天気は曇り。

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【2022年11月20日12時17分】 いすみ鉄道・小谷松-大多喜

でも、曇りならばこそ、どこでもキハ28形の “顔” を撮ることができるので、<徒歩鉄>にとっては、むしろ、うってつけのコンディション。
雨さえ降らないでいてくれたら...

直前に予報を確認しても雨が降り出すとしたら午後遅くなってから、という予報。それに賭けて...

……  ……

2022年11月20日(日)曇り

5時半に起床して。6時半の井の頭線で出発するのは、いつもどおり。

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【2022年11月20日7時35分】 東京都中央区八重洲・バスターミナル東京八重洲

もちろん、新宿駅から中央線に乗り換えて東京駅へ。そのまま地下街を抜けて「バスターミナル東京八重洲」へ。

でも、ここからが...
大多喜を通るのは、勝浦線高速バス。その10分前に同じのりばから安房鴨川ゆき「アクシー」号が発車している。いつも、こののりばで待っている人の大半は鴨川ゆきの乗客。勝浦線は、空いていることが多いのだが...

なぜか、この朝は鴨川ゆきではなく、御宿ゆきの列だけが伸びていって。

「まさか、いすみ鉄道のキハ目当ての人がこんなにたくさん????」
もちろん、そういうことではなく。長蛇の列は若い人たちが中心で、なにかのイベントみたい。

7:50発の御宿ゆきは京成バスの運行便の筈。でも、少し早めに入ってきたのは日東バス。何から何まで普段と違って...
でも、その日東バスは、ちゃんと「御宿」の表示になっており。

「増発車」のアナウンス、一気に車内は満席。7:45頃、少し早めに出発した。

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【2022年11月20日9時07分】 千葉県夷隅郡大多喜町船子付近

9時頃に大多喜バス停。

ぬぁんと、乗客が全員ここで下車するから驚き。
さらに、その後ろにはピッタリ付けるような感じで、同じ日東バスの路線車。本来、大多喜周辺の路線バスはすべて小湊バスで、ここで日東バスを見かけることはないのだが...

その、満員の乗客たちは案内係の指示で、皆さん、その路線車に乗り換えて。たぶん、大多喜町内で何らかのイベントが催されているのだろうが...
ちなみに、この「貸切」表示の日東の路線車、このあと、撮影しているときに西部田でも見かけた。

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【2022年11月20日9時22分】 いすみ鉄道・大多喜駅

さぁ、そんないつもと違った様子の高速バスに驚きつつも、船子の交差点を曲がって大多喜駅へと向かうのは、いつもどおりのこと。

すでに大勢の人が集まっているのは、前回と同じ。
ただし、この日のキハ28形は貸切ではなく自由席になっているので、乗車目的の人も多く。自分としては何度も乗ったので、まったく迷うことなく「撮る」に専念できるのである。前社長の頃、キハの運行がもっと多かった頃は、最終の16時すぎに大原駅をでる大多喜ゆきなど、最初から最後までキハ28に自分だけ...なんてこともあった。

だから、わざわざ、<鉄>で超満員のときに乗らなくても、むしろ、乗らない方が良い思い出のままの最後になると思うので...

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【2022年11月20日9時23分】 いすみ鉄道・大多喜駅

この日も隣で休んでいるのは、キハ20-1303号車。

ただし、前回と違うのはキハ52形のヘッドマーク。キハ28が房総準急の大型マークなら、こちら側は「急行 いすみ」の円形マーク。
そう、国鉄時代の四国急行がつけていたマークを再現したもの。

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【2022年11月20日9時23分】 いすみ鉄道・大多喜駅

キハ52 125号車を初めて撮ったのは、2000年頃の大糸線だろうか。
その後、2005年頃から糸魚川鉄道部のキハ52形を順次、国鉄時代の塗色にして...。そのあたりから本格的に撮りに通うようになり。
いつの間にか、20年以上、折に触れてこのキハの姿を撮ってきた。

いすみ鉄道も第3セクター、聞いているところでは、出資している沿線自治体からの意見もあり、キハ28形引退後、こちらも、そう遠くない日に引退となる見込み。次の検査期限が1つの区切りになりそうで。だからこそ、早いうちに撮りに行きたいのだが...
4月までは土日は出かけられそうになく。う〜ん、悩ましいのである。尤も、サクラと菜の花のシーズンの同線はカオスな状態になるので、近づきたくないというのも事実だが。

普段なら、直前に撮影地入りしても十分だが、この日の様子は...
キハが動き出すのは11時過ぎ、まだだいぶ時間はあるが、一刻も早く撮り方を決めて足場を確保しないと...、そんな状況であることは大多喜駅を見ているだけでも明らかだった。

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【2022年11月20日10時05分】 いすみ鉄道・大多喜ー小谷松

ドン曇りを活かして(?)、「祠」ポイントを選択。小湊鐵道では満足に撮ることができなかった、イチョウの木も、この祠ヨコのイチョウはまだまだ黄色い葉が...。

何とか、それを絡めたいが、定番のポイントは...
本来、逆光になる側にも<鉄>がカメラを構え始めており、まともに撮れなさそう。ということで、悩みながら選んだのは踏切かぶりつきだった。
10時の第57D列車で試し撮り。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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