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2022.10 関西・九州へ(12)平成筑豊鉄道伊田線 [3セク鉄道「鉄印」の旅]

実は、昨日の記事は拙ブログにとって、非常に大きな意味をもつ記事だったのである。
そう、先日、紹介したとおり、新たに購入した “chromebook”、Lenovo製の82T6000RJPという機種なのだが、これを使って初めて作成した記事だった。

いままで、ずっと Windows機。当たり前だったことが、全然、当たり前にできなくて2日近く悪戦苦闘しながら...だった。
以前から、自分はブログ本文をテキストファイル(.txt)で作成、同時に、撮った写真の現像作業を進めて、これを「.jpg」で保存しておいて。
ただ、まず、前のWindows機から持ってきた「.txt」のファイルを開くと、Chromeの...ブラウザ上では正しく表示されるのに、テキストエディターで開くと文字化けして。
そう、エンコードがズレてしまうみたいなのだが...。まず、ここで悪戦苦闘。結局、Windows機で読み出した段階でエンコードを変えて保存しておけば大丈夫と。今後、新しい Chromebook で作成するテキストファイルは、最悪、Windows機でエンコードを変えれば読めるかと思うので...。

でも、「一難去ってまた一難」だった。拙ブログ、一貫して掲載する写真の撮影日時を載せているが、これが...
撮影日時を表示する方法を見つけるまでが大変だった。「XGallery」というアプリをダウンロードすることで、(ちょっと面倒だが)これに対応できるようになって。ようやく、こちらでブログが書けるようになったのだった。

考えてみれば、学生時代も仕事でも、もちろん趣味活動でも、Windows機しか使ったことがなかった。だから、ずっと「当たり前」だと思っていたことが、OSが変わると、そうはいかなくなるということを実感して。まぁ、少しずつ、この環境に慣れているしかなく...
実際に、Chromebook で記事を書くのは、“出撃”中の<速報版>記事が多くなるはずだが、まずは、しばらく “習熟運転” も兼ねて、ニューマシンで記事を書いている次第。

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【2022年10月24日8時48分】 平成筑豊鉄道伊田線・田川伊田駅

さて、こんなブログの舞台裏を書いたところで、皆さん、興味がわく話であろう筈もなく。
引き続き、10月の九州の話題。雨が少し小降りになってきた、朝の田川伊田駅から、金田駅に向かったのだった。
……  ……

2022年10月24日(日)晴れ

平成筑豊鉄道は、3セク鉄道の中では少し遅めのスタート。1989年(平成元年)4月に、特定地方交通線に指定されていたJR九州の伊田、糸田、田川線の3路線を引き継ぐ形で開業している。

この、田川伊田駅が伊田線と田川線の接続駅となっているが、実際の運行系統は両線の行橋ー直方間を直通する列車も少なくなく、むしろ、2路線の境界であることを感じさせるようなものはなく。(0キロポストは写真を撮ることができなかった)

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【2022年10月24日8時35分】 平成筑豊鉄道伊田線・田川伊田駅

3路線で車両も分けられているわけではなく、ほぼ同型の400形(12両)と500形(1両)の計13両で賄われており、後者はレトロ調のイベント対応車として形式が分けられている。

この410号車は特別塗装の「炭都物語」号、筑豊炭田でこの地域が賑わっていた頃の風景画などが車内に掲示されているようで。
尤も、車体は最近の3セク鉄道では一番、一般的な、いわゆる、NDCシリーズのものだが...

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【2022年10月24日8時38分】 平成筑豊鉄道伊田線・田川伊田駅

「回送」のまま、ずっと停まっているのを良いことに、ちょっと観察。
気になったのはココ。検査表記が「JR九州メンテナンス」となっており。JRに委託しているみたい。

さて、草生した中線跡を挟んで向かい側のJR日田彦山線ホームに列車が入ってきた。

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【2022年10月24日8時41分】 日田彦山線・田川伊田駅

時刻表を調べると第938D列車、8:38発の田川後藤寺発の小倉ゆきである。思わぬ形で国鉄型キハを撮ることができて...

日田彦山線の列車と入れ替わりのような感じで、回送の410号車が発車。時刻表から推定する限り、7時半の直方から田川伊田までの通勤列車(第213D列車)が、折り返し、回送で入庫になるものかと。

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【2022年10月24日8時48分】 平成筑豊鉄道伊田線・田川伊田駅

8:48発の直方ゆき、第2218D列車は411号車単行で到着。緑の塗装は「ちくまるLINEスタンプ」号。400形の多くの車両は車体に広告ラッピングが入っており。

朝ラッシュは落ち着いたタイミングだったか、車内は数名の乗客。この駅で数名が入れ替わったような感じだろうか。

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【2022年10月24日8時50分】 平成筑豊鉄道伊田線・第2218D列車(411号車)内

1日フリーきっぷも設定があるが、ここはフツーに整理券をとって。

車体前面にも描かれているが、座席モケットにも平成筑豊鉄道のキャラクター「ちくまる」くんがデザインされており。

伊田線内は大半の駅にネーミングライツが設定されているようで、都度、車内放送でも案内されており。
時間帯のせいもあってか、混雑する...というのには程遠いが、学生さんを含め、地元の方が各駅で少しずつ乗降があって。

それよりも、<鉄>として驚きなのは、この伊田線、石炭輸送で賑わった時代の名残で田川伊田ー直方の全線で複線なのである。

純然たる非電化複線というのは非常に珍しく。そう、そもそもそれだけの輸送需要があるなら電化しよう...という流れになるのが自然で。
そんな非電化複線といえば、地磁気観測所の関係で電化できなかった関東鉄道常総線(直流は磁気観測の関係、交流は費用的なものかと)、あとは、筑豊地区。
こちらは石炭輸送で賑わった頃は、蒸気機関車牽引の長編成の貨物列車だったはずで。エネルギー政策の転換がもう少し遅く、筑豊地区の炭田がもう少し長く操業していれば、電化されていたかも...と思うのである。

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【2022年10月24日9時04分】 平成筑豊鉄道伊田線・金田駅

あと、ローカル線の中では駅間距離が短いようにも感じた。金田までの6 kmほどの間にも途中に4駅あって、私鉄電車と変わらないような駅間距離である。

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【2022年10月24日9時04分】 平成筑豊鉄道伊田線・金田駅

というわけで、あっという間に金田駅に到着である。糸田線の連絡駅であり、ちょっと変則的な2面3線の配置。
そして、駅の南側には車両基地があって、駅構内は広いのである。駅の北側に大きめの駅舎があり、平成筑豊鉄道の「鉄印」を入手できるのもこの駅だが...

その前に。

列車を降りて、車両基地の方を見れば、そこにはお目当ての車両が。

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【2022年10月24日9時05分】 平成筑豊鉄道伊田線・金田駅

ちょっと錆が浮いて痛々しさは隠せないが、大切に保存されているキハ2004号車である。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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