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2022.10 関西・九州へ(11)雨の田川伊田駅 [3セク鉄道「鉄印」の旅]

大阪滞在中に<速報版>で愚痴っていた、Surfaceの電源の不具合。いろいろと試してみたら、なぜか、その天王寺のホテルでやったときには無反応だったケーブルとアダプタで、自宅のいつものコンセントなら、うまく充電できるという不思議な結果に。
慌てて梅田のヨドバシに走ったが、あのとき買った充電セットは不要になったのである。ただ、USBの調子が悪いのは変わらず。だから、外部の機器との接続に困るのと、そもそも持ち運んで使いたくて、画面とキーボードが分かれるタブレットタイプの端末を買ったのに、重くて厚い、そして、バッテリーの持ちがあまり良くない...と、悩ましい点は変わらず。

ということで、一昨日、またまた新パソコンを「ポチッ」としてしまったのである。ずっと、一貫してWindows機を使い続けてきた<変態鉄>、今度、選んだのは「安さ」が決め手の“Chrome book”なるヤツ。
土曜日、新宿に行った際に、ヨドバシで引き取ってきたのである。

となると、この使い心地を試すために、このニューマシンを持って外出したくなるのだが...

さて、引き続き、10月の九州の話題。

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【2022年10月24日8時36分】 平成筑豊鉄道伊田線・田川伊田駅

九州、特に北半分はかつて、石炭の積み出しで賑わった地域だけに多くの国鉄路線が...
それらは国のエネルギー政策に翻弄されることになり、炭鉱の閉山とともに閑散路線へと。多くは国鉄末期に特定地方交通線に指定され廃線となる...が、あと少し遅ければ、福岡・北九州都市圏の拡大の中で、もしかしたら、違った未来があったかも知れないと思うような路線もあって。

そんなわけで、福岡県内にも複数の3セク鉄道があって。それらの「鉄印」を集めるのだが...
意図したわけでは無いが、今回、<変態鉄>は一度もJR九州の路線を使うことが無かった。鉄道基準で考えると不便な場所でも、高速バス、都市間バスが発達しており、「どこ、それ??」というような街でも、福岡(天神)からバスでダイレクトにアクセスできて。

朝の時間帯、「田川伊田駅」に向かう特急バスが、10分間隔で出発しているのである。
……  ……

2022年10月23日(日)晴れ

最近、<変態鉄>が宿泊するホテルを選ぶのに、注意しているのは2点。

1つ目は「清掃が毎日あるか」、コロナ禍以降、ビジホは3~4日に一度しか部屋の清掃がなく、ドアノブに交換用のタオルの入った袋がぶら下げられるだけ...というところが増えた。
“感染対策のため接触機会の削減”“エコロジー”と、たいそうな理由を付けてあるが、そこには懐疑的。
たぶん要員確保と人件費削減が大きいのでは無いかと思っている。

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でも、自分は部屋の清掃が毎日入ってくれた方が嬉しいので、調べて、そういうホテルを探して予約する。だから、大阪でも泊まるホテルが一定になって。

2つ目は「風呂」。自宅ではシャワーで済ますことが多いが、やはり、1日動き回った後は湯船に浸かって。宿泊料金と部屋の広さやベッドの大きさはあまり相関性がない気がするが、経験上、(ユニットバスであっても)ルームチャージの高いホテルほどお風呂がゆったりしている気がする。

でも、1点目にこだわって、あと予算を考えて選んだとき、残念ながら2点目を“犠牲”にするしか無かった。記憶に無い位、久しぶりにシャワールームだけの部屋に宿泊。まぁ、実用上、困ることでは無いが...
ということで、次に福岡に泊まるときは、ホテル選びが“難題”となりそう。

さて、九州2日目の朝は5時起床。前夜のうちに買っておいたパンで軽く朝食を済ませたら、6時半、小雨の降る中、向かったのは天神バスターミナルへ。

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【2022年10月24日6時40分】 福岡県福岡市中央区天神付近

6:53発のバスに乗るつもりが、6:43発のバスに間に合って。
券売機でフツーの...電車と同じきっぷを買って乗車。既に大半の席は埋まっており後ろの方の通路側で相席、後続の...自分の乗る予定だった6:53発の便を待つ人の列も長く伸びており。

バスは中州、蔵本バス停でも乗車があって。車内はほぼ満席である。すぐに都市高速に乗って。
このまま筑豊地区まで一気に高速道路を進むかと思いきや、貝塚を過ぎて、新幹線の高架を潜ってすぐ高速を下りて一般道へ。
その後は、バイパス道路のような...、平日の朝とあって非常に渋滞しており。

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【2022年10月24日8時31分】 福岡県田川市魚町・田川伊田駅

そんな篠栗北バス停で3〜4名が下車、その時点では「3分遅れ」のアナウンス。でも、その後もダラダラとバイパス道路の渋滞。
飯塚市内までバス停ごとに各1〜2名の乗降で。終始、ほぼ満席だった車内、伊田の街に入って、県立大バス停でほぼ全員が一斉に席を立ち。

そう、朝の時間帯、特急バスが大学の通学輸送を担っており。その県立大バス停出発と同時に視界も霞むほどの激しい雨。

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【2022年10月24日8時31分】 福岡県田川市魚町・田川伊田駅

20分ほどの遅れで伊田駅前に到着。
鉄道の駅は「田川伊田」だが、バスはあくまで「伊田駅前」なのである。

激しい雨、駅舎を眺める余裕すらなく、バス停の上屋のあるところで傘を取り出したら大急ぎで駅舎へ。

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【2022年10月24日8時35分】 平成筑豊鉄道伊田線・田川伊田駅

薄暗い地下通路を抜けて、平成筑豊鉄道ホームへ。1面2線の島式ホームである。南側にはJR日田彦山線のホームがあって。

“へいちく”も、いすみ鉄道などと同様に駅命名権(ネーミングライツ)が設定されていて。
ただ、こちらは車内放送や運賃表示器のLed表示などでも、ちゃんと企業・施設名が都度、案内されており。ちなみに、この駅の「Mr. MAX」とはディスカウントストアを運営する会社。東京近郊にも店舗はあるようだが、本社が福岡県内という縁があるようで。

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【2022年10月24日8時35分】 平成筑豊鉄道伊田線・田川伊田駅

雨は少し小降りになっただろうか。でも、ホームの上屋のあるところで。何やら、オブジェが...
「しあわせの蒼い鳥」、かつて、この駅で“寅さん”の映画のロケが行われたということを記念したものだそうで。あの、山田洋次監督作品は鉄道ファンとしても知られていて。

その「蒼い鳥」が...

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【2022年10月24日8時36分】 平成筑豊鉄道伊田線・田川伊田駅

このホーム、天気のせいもあって薄暗いのも、また、なかなかいい感じで。
JRと合わせて2面4線の配置ながら、非常に広い構内。草が生い茂ったところは、かつての側線、中線を撤去した部分と思われ。
そして、ホーム自体も中央部分しか使われなくなって、雑草に覆われた部分もあるが、かつては長編成の列車が発着していたことを偲ばせ...

そのあたり、石炭輸送で賑わった当時の面影を随所に残している。

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【2022年10月24日8時37分】 平成筑豊鉄道伊田線・田川伊田駅

イメージは盆踊り...くらいにしか。でも、有名な「炭坑節」の発祥の地がここ田川市。
いや、もうまさにそのとおり、炭鉱の町である。

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【2022年10月24日8時37分】 平成筑豊鉄道伊田線・田川伊田駅

駅の北側には「石炭記念館」があって。映画の題材にもなった、レンガ造りの大きな2本の煙突も見えているのである。

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【2022年10月24日8時36分】 平成筑豊鉄道伊田線・田川伊田駅

さて、ホームには、410号車がドアを締めて「回送」表示でずっと停車しており。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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