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水島臨海鉄道「CF返礼 写真撮影会」(2)撮影会スタート [水島臨海鉄道]

ずっと気になっているだけで撮りに行けていない路線があって。それは、倉敷と米子を結ぶ伯備線なのである。「<変態鉄>が、JRの、しかも、電化路線を撮るの??」と言われてしまいそうだが、30年以上前からの“国鉄の残り香”のような...
何年も前から、EF64が牽く貨物を撮りに伯備線を訪れてみたい...と思っており。そこに、最近では381系「やくも」も話題になっており。

でも、どうしても倉敷まで来ると南側(水島)が気になってしまって。「行きたい」と思いつつ、ずっと行くことができていない。そもそも、どこで撮れば良いのか、貨物のダイヤがどうなっているのか...など、何の下調べもできていない状況なのだが。
冬になると雪で億劫になりそうな場所だけに...
来春のダイヤ改正直前に大慌てで撮りに行くのだろうか??

とはいえ、この日は水島臨海鉄道倉敷貨物ターミナルでの撮影会。

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【2022年5月15日10時24分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅

JR倉敷駅の南側に寄り添う形の1面1線のホームが、水臨の起点・倉敷市駅である。この日もここからMRTに乗って。
……  ……

2022年5月15日(日)曇り

10時、ちょうど列車間隔が1時間ほど空くところにあたってしまい。倉敷駅前の飲食店も11時開店が多く、昼食にはちょっと早く。
仕方なく駅の待合室に入って。そうしたら...

いや、<鉄>のクセして時刻表すら調べていない自分の怠慢であることは重々承知だが...
普段は6分ほどの折り返しで慌ただしく出発することが多い倉敷市駅、10:40発の自工前ゆきは、10:14着。かなり時間に余裕のある折り返しなのである。
といっても、列車別改札制の倉敷市駅、すぐに改札が始まるわけでは無く。いったんホームに到着したMRTは、いったん球場前方面へと発車、側線の錆取りのための入換運転が行われる便。

ということで、再びホームに戻ってきたところで改札開始。

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【2022年5月15日10時30分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅

ホームに入れば壁にはクラウドファンディング支援者のプレートが。やはり、自分の名前を探してしまうのである。発見して、なぜかホッとして。ちなみに、自分はこういうところには本名で出して貰うようにしている。<変態鉄>の本名が書かれているので探していただきたい!?

さて、改札開始に合わせたかのように...

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【2022年5月15日10時24分】 伯備線・倉敷駅

向こう側。JR倉敷駅の一番北側のホームが伯備線乗り場。10:24発の「やくも8号」は国鉄色編成での運転。大型スカートが付いてスタイルは少し変わっているとは言え、やはり、国鉄特急色編成というのは一度、撮ってみたいのである。
う~ん、伯備線に行きたい!!

さて、そんな気持ちを抑えて、自分は10:40発の自工前ゆき。いつも通り、地元の方が中心の車内。
常盤駅で下車。駅前のホテルで、とりあえず荷物を預けて、再び。今度は1駅歩いて水島駅から。

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【2022年5月15日11時29分】 水島臨海鉄道水島本線・水島駅

11:29発の倉敷市ゆきは、先ほどの折り返し、MRT306号車。この列車、ダイヤ上は自工前駅発だが車内は「午前の部」の撮影会参加者で満員。そう、今日に限っては倉タから“乗客”が居て。
まさか、水島駅からでも座れないとは...、地元の方は驚いた表情。途中、西富井駅ではDE10 1164号機牽引の貨物列車と交換。

……  ……

撮影会参加者は、定期券発売窓口で参加証を確認の上、13:00発の水島ゆきに乗るように指示されていた。12時頃から順次、その作業が始まり。集まった参加者は約30名。
13:00発の水島ゆきはMRT302号車。
ただ、ブロガーとして、あるまじきことに面倒でカメラを仕舞ったまま。

水島駅からヘルメット姿の臨鉄職員が便乗、車内に残っているのが撮影会参加者だけであることを確認するために参加証のチェックが始まり。
「三菱自工前-倉敷貨物ターミナル間は動画・写真とも撮影禁止」のアナウンス。ガッカリしている参加者たちを横目に...自分は、自工前-倉タ間も何度か乗ったことがあるので。

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【2022年5月15日13時36分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

ということで、洗浄台のところで下車。ヘルメットを受け取り、「営業列車の待機線と検修庫には近づかないように」という注意を受けたら撮影タイム。
構内には、お目当て、キハ205号車の他、キハ37、キハ38、キハ30の国鉄時代の塗装を纏った3両と、MRT303号車(50周年色)と、DD50、DD200の自社保有の機関車たち。

それらを自由に撮って良い訳で。14時頃まで撮影タイム。

もちろん、多くの参加者はキハ205の前に集まるわけで。

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【2022年5月15日13時36分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

他の人の動きを避けつつ、マイペースで撮影。晴れると逆光になる場所であっても、この天気なら何も気にせずに撮れるのである。

キハ3並び。左からキハ30 100号車(国鉄一般型気動車色)、キハ37 103号車(赤11号、新首都圏色)、そして、キハ205号車(国鉄一般型気動車色)。
まぁ、時代考証的にはキハ37形登場の頃には、いわゆる、タラコ色(首都圏色)への変更が進んでいたはずで、この並びあったかどうかは...
でも、国鉄時代の塗色に戻ったキハが3両並んでいるのは貴重なのである。

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【2022年5月15日13時38分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

メインのキハ205号車。国鉄の分割民営化に前後して、四国から転入してきた車両である。しばらくは首都圏色で走ったとか...(※ 諸説あり)
でも、自分が知っている姿はライトグレーに紺色の帯の“水島色”だった。20年くらい前だったか、JR赤穂線のイベント貸し出しのために国鉄一般型気動車色に変更され。
ただ、よく見ると「国鉄色“風”」だった。本当の国鉄色との“違い”としては、貫通扉横とヘッドライト回りの塗り分け線が曲線ではなく折れ線状になっていたこと、あと、最大の差異は窓枠がクリーム色塗装(国鉄は無塗装、銀色のまま)だったことだろうか。
そのうち、塗り分け線は今回の整備に際して、国鉄色のそれに直されたようで。窓枠の塗装はそのままだが、でも、これも違和感は無く。

と、言っても、自分にとって、その窓枠の色は特に気にならないのである。
やはり、この車両、自分にとっては「水島臨海鉄道キハ205」なのである。
決して、「国鉄キハ20 321」ではなく。

10年ほど前、当たり前のように撮っていた車両が美しい姿を取り戻して目の前に居る訳で。

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【2022年5月15日13時45分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

幌付きの顔の方が、国鉄キハらしく思えて。

夢中になって、アレコレ、撮り続けたのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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