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小湊鐵道「キハ40新塗装デビュー・ナイトランさと山」号(2)入線 [小湊鐵道]

何だか最近、夜、眠れないことが多い。多分、原因は夜、会社から帰宅してインスタントコーヒーばかり飲んでいるから。布団に入って室内の電気を消しても、まったく眠気がない。結局、朝、4時、5時まで起きていて。
それなら、いっそ、何かしていれば良いのだが、何となくパソコンの電源を入れて、ネットで、どうでも良いものを見ながら過ごしてしまう。会社員のクセに昼夜が逆転しているような生活である。

ということで、昼間は眠気と闘いながら生きている<変態鉄>である。

さて、引き続き、ブログは5ヶ月遅れで、5月8日の夜に運行された小湊鐵道「さと山」号の話題。

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【2022年5月8日18時09分】 小湊鐵道・五井駅

郡山(会津若松常駐)だった2両が2021年の夏から走り出して、続けて、五井へとやって来た秋田からの3両、そのうちの、男鹿線色の4号機が5月の連休明けから動き出して。
さらに、それからの5ヶ月間で首都圏色の2両も走り出したので、導入予定だったキハ40形5両がデビューしたことになり。

その、秋田勢の中で最初にデビューしたのがキハ40 4号機。5月の大型連休最後の土日に「キハ40新塗装デビュー・ナイトランさと山」号が開催され。
昨年、キハ40 2号機のとき、1度目、ちょうど1年前の大型連休は、確か、千葉県民限定と言うことで“落選”。2度目は馬立駅付近の土砂災害のため催行中止、「さと山」号は、<変態鉄>にとっては1年越しの...
最近の拙ブログでは珍しい<乗り鉄>記事である。車内を消灯しての運行のため、写真が少ないので、ブログは短めになってしまうのである。

ということで、まだ、五井駅での発車前の話題。
……  ……

2022年5月8日(日)曇り

最近、鉄道に限らず「昭和レトロ」などと言われるが、でも、それを守っている企業や団体は、常に最新の技術を取り入れているのも事実。
「ずっと変わらない」と言われるようになるためには「変わり続ける」ことが必要なのだろう、と、小湊鐵道を見ていても、そう実感させられるものである。某社のように前社長の“遺産”を食い潰しながら、定見無くダラダラとやっていては、なかなか先行きは厳しいのでは無いか...と思えてしまう。

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【2022年5月8日17時49分】 小湊鐵道・五井駅

<鉄>にとって“衝撃のニュース”だったのは、五井機関区に姿を現した「マルチプルタイタンパー」。

簡単に言えば、線路というのは、列車の走行でバラス(線路下の砕石)が少しずつ沈下してレールの位置が徐々にズレてしまう。これが乗り心地の悪化や不快な騒音などの原因になる訳で。
定期的に保線作業員がツルハシなどを使って、砕石を突き固めたり...人海戦術で少しずつ、線路のメンテをしていたわけだが、これを走りながら全自動で、突き固め作業とレールの調整作業を行う...というのが「マルタイ」、マルチプルタイタンパー。
JRや大手では数十年前から“当たり前”の存在だったが、それが、とうとう小湊にも登場して。

保線用貨車や資機材の更新など、最近の小湊鐵道、カフェの開店とかキハ40形の導入とか目立つ話題だけで無く、そういった、目立たない部分での変化がいろいろあって。

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【2022年5月8日17時58分】 小湊鐵道・五井駅

日曜日の夕方。養老渓谷方面の行楽客の帰宅時間帯でもあって、この時間帯の五井駅は意外と慌ただしい。

第504A列車、「房総里山トロッコ」号が17:56着。
キハ200形だけだった小湊鐵道の「半世紀ぶりの新車」がデビューしたときも“衝撃”だったが...

正直、自分としては客車列車の推進運転というのは、あまり好きでは無いのだが、とりあえず、クハ先頭での到着風景。

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【2022年5月8日17時59分】 小湊鐵道・五井駅

もちろん、後ろ側も。

開業当初の舶来の蒸気機関車を再現したとされるディーゼル機関車「DB4」。運転士さんにとって夏の暑い時期の乗務は、なかなかハードなのだとか。
でも、好感のもてるデザイン、そして、エンジンはクリンディーゼルというギャップが凄い。汽笛の音色が古典蒸機の音、そのものなのも...。
ネットでの情報では、最近は保線用列車の先頭に立っていることも多いようで。

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【2022年5月8日18時03分】 小湊鐵道・五井駅

ちょうど、向かい側の4番のりばでは18:12発の第29A列車が発車を待っており。

こちらは、上総牛久止まり。地元の方が、JR内房線から乗り換えて帰宅の途に就く...という感じの列車。この日はキハ200形2連である。

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【2022年5月8日18時05分】 小湊鐵道・五井駅

乗客を降ろした「房総里山トロッコ」編成の入換作業が始まって。

いったん、千葉側に動き出して、転線して機関区へと入庫していく。もう、周囲はかなり暗くなっており、手持ち撮影には厳しい時間帯、それでも、EOSくんの手ブレ補正にすべてを委ねて。
当然、絞りは開放側になるので望遠で撮ると背景がうまくボケてくれて。普段、どちらかというと絞り気味で撮影することが多い<変態鉄>にとっては珍しい1枚。

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【2022年5月8日18時09分】 小湊鐵道・五井駅

その「房総里山トロッコ」号の入庫を待って、入れ替わりに姿を現したのが、第31A列車。コレに里見駅まで併結されるのが「さと山」号である。
この日は、キハ40 4 + キハ40 1 の2両編成。郡山から転入のキハ40 1号機は「小湊色」に塗装変更されており。当初、<鉄>の中には否定的な感想を述べている人もいたが、実車を見てみるとよく似合っている。

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【2022年5月8日18時10分】 小湊鐵道・五井駅

さぁ、いよいよ。

機関区からの出入庫はスイッチバックの形になっていて。キハ40 1号機(小湊色)に変わって、キハ40 4号機(男鹿線色)が先頭に立ち、ヘッドライトが灯って。
「さと山」のヘッドマークを掲げていても、方向幕は「里見」である。

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【2022年5月8日18時12分】 小湊鐵道・五井駅

男鹿線色の4号機がホームへと据え付けられるのである。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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