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中京の3セク路線を巡って(9)長良川鉄道 [3セク鉄道「鉄印」の旅]

井の頭線沿線のアジサイもピークを迎え、沿線でカメラを構えている人を多く見かけるようになった。このところ、毎年のように「来年こそ」と言いながら、ずっと撮りに行けていない。車両的には、1000系電車に統一されており、リニューアル工事なども一段落しているので<鉄>としての趣味的な側面からは、急いで記録するものではないのだろうが、それでも地元路線だけにコンスタントに記録しておきたい気もするのだが...
来週こそは趣味活動の時間をとりたいと思っている。そのためにも、今夜のうちに持ち帰った仕事を片付けないと...、この記事をアップしたら早朝まで仕事なのである。

さて、1月、中京圏の第3セクター鉄道を巡った話題の続き。

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【2022年1月8日11時29分】 長良川鉄道越美南線・美濃太田駅

続いては長良川鉄道、本当は北濃か、せめて郡上八幡まで往復したかったが時間の関係で“さわり”のところだけ。関で下車して「鉄印」を購入したら、岐阜市内へと抜けることにしていた。いつか時間をとって(<鉄>活動ではなくて)郡上八幡の街はゆっくり訪れたいと思っているのだが...

……  ……

2022年1月8日(土)晴れ

少し遅れ気味で美濃太田から到着したキハ75形2連が、そのまま折返し、10:54発の第3621C列車になる。列車番号末尾の「C」が示す通り、キハ2連のワンマン運転。でも、思っていたより乗客は多く。

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【2022年1月8日10時37分】 太多線・美濃太田駅

そういえば、自分自身、キハ75形というのは初めての乗車だった筈。東海地方というのはヒコーキで上空を素通りするだけのことが多く、JRで通るとしても東海道線か中央線ばかりで...、キハに乗る機会が少ないのである。
車内外ともに、313系と似た感じだが車端部に「自由席」のプレートがあって。指定席との区別を表示できるのは快速「みえ」号に使うことがあるから...だろうか。

キハ75-3207号車の転換クロスシートに座って。

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【2022年1月8日11時18分】 太多線・第3621C列車(キハ75-3207号車)内

「キハ」ながら、国鉄型などとは全く異なり。加速時も滑らかで気をつけてないとエンジン音や揺れもあまり感じることができずに。

太多線は全長約18 km、両端の多治見と美濃太田を含めて8駅の、ある意味、ミニ路線。単線非電化だが日中でも毎時2本程度の運転で“ローカル線”という感はなく。途中駅ではドアは半自動扱いになっており。
最初の駅、小泉駅は上下線のホームがオフセットされた対向式ホームの駅、ここでキハ25形2連と交換。沿線は都市郊外のベッドタウン的な風景の中に田畑が混ざっている...という感じ。だから、駅員の配置されている駅が多いのか、運賃収受式ワンマンではあるものの、姫駅など一部を除いて途中駅でも全ドア開放。
全線でも30分ほど、木曽川鉄橋を渡ったら最後の停車駅となる美濃川合。

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【2022年1月8日11時20分】 太多線・第3621C列車(キハ75-3207号車)内

発車すると車窓には美濃太田列車区に停車している車両たちが。ビニールシートを掛けられている保存車たちが気になるのだが...
会社側には整備して公開する...そのような気は無いようで。3軸貨車など貴重な車両が...う~ん。

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【2022年1月8日11時23分】 太多線・美濃太田駅

ということで美濃太田駅。多治見駅で待っても、ここでの長良川鉄道への接続がスッキリ行くと分かったのが多治見駅下車を決めた理由でもあった。

ここも橋上駅舎。駅の西端に位置するのが長良川鉄道乗り場。

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【2022年1月8日11時25分】 長良川鉄道越美南線・美濃太田駅

階段を下りたところに小さな発券窓口があって、ここで硬券入場券と関までの乗車券を。
ホームで発車を待っているのは、ナガラ307号車単行の北濃ゆき、第7列車。そう、乗り継ぎがスッキリうまくいくということは...

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【2022年1月8日11時29分】 長良川鉄道越美南線・美濃太田駅

車内は大勢の立ち客がいるくらい。もちろん、座ることはできずに。部活だろうか沿線の高校生と思われるグループも乗っていたが乗客の大半は旅行客。和紙と卯建で有名な美濃、それから、何と言っても郡上八幡など長良川流域、上流へと分け入っていく路線は観光路線でもあって。
<変態鉄>も立っているしかなかった。

名古屋・岐阜からの特急「ワイドビューひだ」が遅れているとのことで4分ほど遅れての発車。やはり、郊外のベッドタウンといえるような風景の中を走って。20分少々で関に到着である。

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【2022年1月8日11時55分】 長良川鉄道越美南線・関駅

刀鍛冶...刃物の街として知られる関は、この長良川鉄道の運行上の拠点駅にもなっており。関駅には車庫と本社が併設されている。
ここで「鉄印」を入手することもできて。

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【2022年1月8日11時55分】 長良川鉄道越美南線・関駅

国鉄時代からのものと思しき立派な木造駅舎が残っており。
この長良川鉄道は、旧国鉄越美南線、その名の通り、長良川に沿って郡上八幡を経て北濃へと至る72 kmあまりの路線である。その歴史は古く、今回乗車した区間は1923年(大正12年)に開業している。

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【2022年1月8日11時54分】 長良川鉄道越美南線・関駅

国鉄時代のものだろうか、通票閉塞だった時代の名残、“お稲荷さん”が展示されていた。

かつては、この駅から数分歩いたところに「新関」駅があって、ここから名鉄美濃町線の路面電車で岐阜市街地まで出ることができた。(最末期の数年間は、この関駅まで乗り入れていた)
当時から岐阜バスの路線バスにも、関中心部と岐阜駅方面を結ぶ路線があって。“駅裏”にあたる関シティターミナルから出ているようで。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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