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「ことでんレトロ」LAST RUN 2021.11.03 撮影記(14)レア車両 [高松琴平電鉄]

昨日の冒頭に書いた通り、今日は朝一番、9時出社だった。でも...

朝、気づいたら8時40分を回っており。
「もう、諦めるか...」とも思ったが、とりあえず、スーツだけ着て。どうせマスクをするから...と髭も剃らずに自宅を飛び出したのだった。集合時刻には間に合わなかったが、仕事そのものには穴を開けることなく。何とか最悪の展開だけは免れたのだった。
ただ、気になるのは先日、新しくしたケータイのアラーム。前の機種だと、かなり迫力のあるアラームだったが、今回は気づかない程度に控えめなアラームで...。

仕事なら穴を開けても気にしない自分だが、不安なのは“出撃”のときである。VALUEのような「変更不可」の条件の航空券をよく利用する<変態鉄>としては、朝4時起きで羽田に向かうときなど...ちゃんと起きられないと大変なことになる。
趣味活動のためにも、朝のアラームを早急に見直さないとならない...と強く感じた今日1日だった。

さて、11月3日の、ことでんレトロの最終運行。4日の朝は空港に向かうまでの僅かな時間ではあったが、仏生山駅でレトロ電車の姿を見て。

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【2021年11月4日8時27分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

確かに最初はレトロ電車目当てで訪れるようになった、ことでんだったが、古い駅舎や大手私鉄から譲渡された名車たち。レトロが走らなくなっても、ことでんには撮りに行きたいものがたくさんあることに気づかされたのが、この数年間だった。
レトロを気にせず、落ち着いて黄色い電車たちを撮りに琴平線沿線を訪れたいと思っている。

レトロ最終運行の喧噪から一夜明けた仏生山駅は、いつもの落ち着きを取り戻していた。


……  ……

2021年11月4日(木)晴れ

「デカ」を撮った後は、急ぎ、駅舎前の踏切に戻らないとならなかった。

そう、乗ってきた電車の後続、仏生山止まりの区間列車の運用には600形4両編成が入っていることを確認していた。その姿を...

どんなに急いでいても、ここを素通りすることはできず。

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【2021年11月4日8時23分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

先ほど、来るときにも撮ったばかりだが、パン上げ状態で“定位置”に佇む120号車の姿は、本線運用はなくなっても仏生山構内の事業用車としての姿も撮りたいという気持ちを一層...。

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【2021年11月4日8時24分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

道幅は狭くても、駅から続く商店街。歩行者もクルマの通りの多い道なので“レトロ展示場”のレトロ電車というのは意外とスッキリ撮るのが難しいのだが、粘って、車止め越しのこの1枚。

さぁ、踏切機が鳴り出した。見れば、やってくるのは上り電車。
600形ではなくても念のため、カメラを構えてみれば...

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【2021年11月4日8時24分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

ぬぁんと。

1070形を増結した4両編成。こちらも車齢は65年近くになり、フツーに考えれば十分に「レトロ」。
片側2扉、前面方向幕を持たず、貫通扉に方向板を掲出する車両は、ことでんでこの1070形が最後になった。京急旧600形の改造車だが、前面は大きく変わっており、側面にだけその面影が残っており。
こちらも、平日朝の増結運用が中心で、イベント運転で何度か撮っているが、なかなか撮る機会のない形式なのである。今度は平日朝にゆっくりと撮ってみたい。

そして、この電車と仏生山駅ですれ違うのが...

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【2021年11月4日8時25分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅

わずかな乗客を乗せて仏生山駅に到着した600形4両編成。

改札を入ってから構内踏切を渡って長い通路を通らないと高松築港ゆきホームには、たどり着けない。駅員さんが構内通路に立って、乗客の様子を見ながら車掌さんに合図を送る。
合理化の流れの中で、主要駅でも無人化されることが増え、そもそも主要路線でもワンマン運転が当たり前になったいま、こうして、多くの鉄道職員が運行を支えている...シーンに出会えるのも貴重になった。
なぜか四国管内だけは単行列車以外、頑なに車掌さんが乗ることになっているようで。両運転台車単行という運用がない、ことでんの場合、いまも全列車が車掌乗務。JR四国とか伊予鉄とかも基本的にはツーマン運転、JRに至っては2両編成のワンマン運転では、どんなに混雑しても「後部車両締切扱い」なので、四国の鉄道だけワンマン運転ができないのは何らかの事情があるのだと思うのだが...

まぁ、<変態鉄>としては、こういう“労働集約的”な姿こそ、古き佳き鉄道情景であると思っているので...

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【2021年11月4日8時26分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

下りホームに到着して乗客を降ろした600形4連は、築港ゆきが出た後、いったん<変態鉄>の目の前を通り、踏切を過ぎて空港通り駅側のカーブまで前進して。

転線して入庫するのかと思ったら...

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【2021年11月4日8時27分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

もう1往復、運用に入るみたい。
<鉄>のくせに、レア車両の運用を全く事前にリサーチすることもなく、行き当たりばったりで撮っているのでこういうことを書くのだが...。

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【2021年11月4日8時27分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

高松築港ゆきを表示して、今度は上りホームへと入線して。

まもなくすると、朝ラッシュのピーク時間帯が終わり、下りで仏生山駅に到着する列車から4連を2連に解結したり、車両交換したり...と仏生山駅構内が慌ただしくなる、つまり、<鉄>としていろいろ撮りたくなる時間帯が来るのだろうが、そろそろヒコーキの時刻が気になってくるところで。

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【2021年11月4日8時27分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

駅舎の前の小さなロータリーには、ことでんのタクシーが1台くらい停まっており。そうでなければ、専用電話が置かれていて。タクシーを呼んで空港へと向かったのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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