SSブログ

紫陽花が見頃の小湊鐵道へ(4)上総川間 ~ 馬立 [小湊鐵道]

撮りに行きたいと思っている路線があるが、なかなかそのチャンスが...

041_DPP_0084.JPG
【2014年6月15日11時46分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

何とか行くことができないかと調整中なのである。そもそも前回、レンズの不具合でうまく撮れずに。
新型機関車との初対面も楽しんで来たいと思う次第。現在、日程を調整中だが。

さて、引き続き、6月24日の小湊鐵道撮影記。

定番の撮影地といわれるところの中に、何度行っても自分なりに納得できる写真が撮れないという不思議な地点がある。その1つが今日の記事で取り上げる上総川間駅。片面ホームの本当に静かな無人駅、周囲は一面の水田地帯で大多喜街道からは少し距離があるので...

その大多喜街道に出たところに高校があって。静かなこの駅は通学時間帯だけは元気な高校生たちに埋め尽くされる。ホーム向かい側の田んぼのところから撮った写真がネットなどでも多数掲載されていて。それをオマージュ...というか、パクったような写真を撮ってみるのだが、シンプルな構図だけに切り取り方が難しく、なかなか納得できるような画が撮れない場所なのである。最近では、それがイヤで避けている始末。
だからこそ??

この午後、上総川間駅でのカットに挑戦してみようと。

……  ……

2021年6月24日(木)曇りのち晴れ

月崎駅から乗った第28列車で上総川間駅に到着したのは14:42、ホントに静かな駅である。

037_msi00001549.JPG
【2021年6月24日14時42分】 小湊鐵道・上総川間駅

狭いホームで発車していくキハを見送って...

今度の列車は15:17発の下り第23列車。約30分、駅至近で撮れるとはいえ、撮り方を決めてカメラをセットして...そんなに時間に余裕のあるものではなく。
普段とは逆に上り方、上総牛久方向に少し歩いて。

でも、そこで気づいたのである。そう、この時間帯、下り列車に対しては完全なる逆光である。さて、どうするか...
迷っていると時間というものはあっという間に過ぎていくもので。

せめて...

青空にはところどころ白い雲が。中には低いところに灰色の雲もあって。時折、日が翳るのである。期待するのはそれだけ。雲の動きに祈るような気持ちで。
「曇ってくれ!! 暗くなってくれ!!」と、普段とは真逆のことを天に願うのだから身勝手なことこの上ない話だが...

そんな都合の良い願いが叶うはずもなく。

041_msi00001551.JPG
【2021年6月24日15時17分】 小湊鐵道・上総牛久-上総川間

時間切れ。もう、「どうにでもなれ」という心境だった。駅近くの踏切で、目を開けているのが辛いくらい、完全な逆光の中で。そんな光線状態の中で正面がちに編成写真を撮ろうとする、もはや意味不明の行動である。
逆光なので車体は黒潰れ、バックの空は真っ白に飛んでしまって、どうしようもない撃沈ショットができる...と確信して。

でも...

どうでも良いと思って撮っていた分、ピントもテキトーだが、それでも意外だったのは、車体も黒く潰れず、予想していたよりも車体色もキレイに出てくれている。思わぬ形で最近のカメラの進歩、そんなことを実感したのである。

ただ、実際にはそんなことを感じている余裕はなく...

042_msi00001521.JPG
【2021年6月24日15時17分】 小湊鐵道・上総牛久-上総川間

振り返って後追いのカット。真夏を思わせる青い空、白い雲がモクモクと...
そんな中、ツートンカラーのキハが走り抜けていく。

やはり、この地点、午後は上り列車を撮らないと...

043_msi00001552.JPG
【2021年6月24日15時18分】 小湊鐵道・上総川間駅付近

すぐ先に上総川間駅のホームが。

短い停車時間、すぐにキハは発車する。ホームに立つ電柱が木製のものなのも絵になるところ。
よく晴れた午後に、上り列車で再チャレンジしてみたいと思う1枚になった。

044_msi00001550.JPG
【2021年6月24日14時44分】 小湊鐵道・上総川間駅

ということで、消化不良な感は拭い去れないまま、上総川間駅に戻ったのだった。
ちょうど、15時を回って、通学時間帯にあたっているみたい。ベンチが置かれただけの駅舎も、狭いホーム上も若い男女で埋め尽くされており、賑やかなこと賑やかなこと。そんな中で、カメラバッグをもったオッサンは完全に場違いである。何だか待ち時間が長く感じられて...

この時間帯、やはり、正統派の<鉄>の皆さんは駅ホームの向かい側の田んぼの向こうに。制服は夏服、白いブラウス姿の高校生たちで埋め尽くされたホームに入線するキハの姿を撮ろうとしているのだろうか、あぜ道からホーム上に何名かの<撮り鉄>がカメラを向ける中で。
“列車通学の高校生たちとキハ”として、撮っている人から見れば、違和感ありありのカメラバッグを提げたオッサンの姿。逆の立場になることもあるので、気持ちはわからなくないが、ここは気づいていない風を装って。

高校生たちで一気に満員になった第30列車、上総牛久駅でも別の高校の生徒たちが大挙して乗り込み。そんな列車を馬立駅で下車して。

045_msi00001553.JPG
【2021年6月24日16時05分】 小湊鐵道・馬立駅

対向式ホームの交換可能駅、集落の中にあってもローカル線らしい雰囲気がよく残されている駅である。

上り列車を降りると後ろ側、構内踏切を渡って駅舎側へ。

046_msi00001554.JPG
【2021年6月24日16時05分】 小湊鐵道・馬立駅

ここも駅自体は無人化されているが、開業時からと思しき小さな木造駅舎が大切に使われており。なお、駅舎内にはツバメが巣を作っており、ヒナの食べ物をとりに...だろうか、親鳥が頻繁に駅舎の内外を飛び回っており。
この駅には...(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。