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晴れの国へ、置換え迫る個性派機関車を追う(6)夜の駅でキハを。 [水島臨海鉄道]

夜のホームに停車する列車を撮るのも好き。最近のカメラは超高感度撮影でもノイズがかなり抑えられるようになって、ISO値を思いっきり上げて手持ちで撮ることも多くなった。

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【2021年3月9日18時47分】 東武鉄道鬼怒川線・下今市駅

でも、自分は、やはり、三脚にカメラをセットして長時間露光で撮るのが好きである。いわゆる“バルブ撮影”である。本当にカメラを「バルブ」には設定しないのだが、それでも長時間露光をバルブと呼ぶのが<鉄>。
水島臨海鉄道の国鉄型キハの運用、最後の1本が19時台に設定されており、それなら暗いホームでバルブに挑戦できる。

……  ……

2021年4月6日(火)曇り

レンズを買ったら、大急ぎで岡山駅に戻って。新しいレンズを入手したからには使ってみたいわけで。
国鉄型キハは倉敷市駅 19:05発の水島ゆきに入る。その前の列車は18:28発の三菱自工前ゆきに乗れば、途中駅で下りて撮ることができる。下り列車の後ろ側にキハ30 100号車がいる編成だが、バルブに適した西富井、弥生の両駅とも下り方だけに出入り口の階段がある高架駅なので、どちらもバルブに適した配置なのである。

そんなチャンスであれば急いで倉敷に戻らないと...

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【2021年4月6日17時34分】 伯備線・倉敷駅

岡山駅はの下りホームは夕ラッシュのまっただ中。17:15発の備中高梁ゆきと18分の三原ゆき、どちらでも倉敷には停車する。だから、後続の三原ゆきにしようかと思ったら、先発の備中高梁ゆき第1841M列車にも空席があって...。
最後部のクモハ115-320号車で。出発すれば倉敷まではあっという間。さぁ、18:28発の列車まで1時間弱、駅北口のショッピングモールのレストラン街へ。

やはり、閑散とした感じで。入ったお店はアルバイトのお姉さんと厨房は店長と思しき男性だけ。
アルバイトの娘は、まだ新人なのか、メニューをよく理解していないみたいで。料理とライスを注文したら、「セットですね」と。セットはサラダバーとか、あれこれ付いてちょっと値が張るのである。そんなやりとりがあって...
味は良かったし、出てくるのも早かったので何も文句はないのだが...

臨海鉄道の倉敷市駅へ。

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【2021年4月6日18時22分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅

ケロちゃん、コロちゃんもマスク姿。

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【2021年4月6日18時22分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅

そんな様子を眺めながら改札を通れば、18:28発の三菱自工前ゆきはホームに停車中。
常盤駅から乗ってきたときと同じ編成である。

その列車で...

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【2021年4月6日19時21分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

弥生駅へ。西富井駅でも良いのだが、弥生駅だとホテルまでは徒歩圏なのである。それだけの理由で。

夜の帳の下りたホーム。誰もくることのないホームの倉敷市よりへ。2両分の停車位置を想像しながら三脚を置いて、

さぁ...

待つこと40分。いよいよキハが入線である。以前のダイヤではこの駅で上りとの交換があったが、3月改正でコロナ禍に伴う旅客の減少を受けて水島臨海鉄道も旅客列車がかなり減便されており。この駅での行き違いがなくなって。
その分、キハを撮るシャッターチャンスが増えたのだが...

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【2021年4月6日19時23分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

危惧していたとおり、キハ30の顔に光が回らないのだが、それでも側面、キハ30形特有の外吊り扉もバッチリ。
夜のホームでの撮影、新しいレンズの“デビュー戦”としては決して悪くなく...

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【2021年4月6日19時23分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生駅

水島に向かって出発していくキハのテールライトを目で追いながらカメラをバッグにしまうのだった。
(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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