2020年、大晦日の小湊鐵道撮影記(2)いよいよ小湊鐵道へ [いすみ鉄道]
よく知られた有名撮影地というのがある。
初めて訪れた路線では、そういうところを巡るのだが、慣れてくると、
その「誰もが撮る場所」ではなく、自分オリジナルな撮り方を“開発”しようと
アレコレ、歩きまわってみるのが<変態鉄>の“習性”でもある。
でも、やはり...
<変態鉄>の限界ということだろうか。
「自分で見つける」というのは、なかなか困難。やはり、多くの人が訪れる
有名な定番の撮影地には撮りやすさがあって。自分が「何となくよさそう」と
思っただけの場所というのは、実際に訪れてみれば“難あり”なのである。
【2020年12月31日10時56分】 小湊鐵道・上総牛久駅
ということで、愚痴っぽくなりがちな小湊鐵道撮影記である。
…… ……
2020年12月31日(木)晴れ
朝9時過ぎの大多喜駅前は、ちょっと寂しい感じだろうか。
【2020年12月31日9時30分】 いすみ鉄道・大多喜駅
それにしても、青空は本当に澄んでいてキレイなのである。
そして、その大多喜駅舎にも...
【2020年12月31日9時31分】 いすみ鉄道・大多喜駅
大きな門松が、わずかな観光客を迎えていて。
町在住の竹あかり演出家の方の“作品”なのだとか。
ちなみに大多喜は竹と筍も有名である。そんな様子を伺いつつも...
その興味の対象はもちろん、コチラである。
【2020年12月31日9時23分】 いすみ鉄道・大多喜駅
朝はキハを順光で撮ることができるチャンスでもあって。
昨年の塗装変更以来、しばらく経過してほどよく汚れてきたところで、
ちょうどキハらしくなってきたのである。いまが撮るには一番、“旬”の
キハ52 125号車だろうか。
相方のキハ28 2346号車は、今年か来年あたりに車検の期限を迎える筈。
(かなりテキトーな記述)
もしかしたら、このコロナ禍で運休している間、休車の扱いになっていて
検査期限が延びているかも知れないが...
最近の...トップが交代して以来の同社の姿勢からすると、次回の検査は
通すのか通さないのか...場合によっては五分五分くらいのところだと
<変態鉄>としては、ちょっと心配しているのである。
ちなみに、350型は床面にテーブル固定台座を備え、レストラン列車なら
キハ28形に拘らずとも、新型車だけで運転継続は可能なのである。
(しかも300形と混結で運用すればバリアフリー対応トイレ付きでの運転)
緊急事態宣言の発出で、再びキハの運行が中止されてしまったが、
今後のキハの動向も気になるところ。そもそも、地元の少子高齢化による
公共交通としての輸送需要の減少を「観光鉄道」化することで、
新たな需要を呼び起こし、ひいては沿線地域のブランド力を高めることを通じ
同線の存在価値を見いだしていく...というのが、前社長の方針。
その目玉として国鉄型キハが導入されたわけで。
“コロナ禍”が長引いて“新しい生活様式”なるものが定着すれば
「観光鉄道」という方向性自体も危うくなってきかねない。
地方移住とか何とか、コロナをキッカケに
「東京一極集中の解消、地方の時代が到来」などと騒いでいる者もいるが、
トータルで見れば、地方経済が疲弊して、逆に活力を失い、結局、大都市圏と
その周辺部に集中する傾向が強まる可能性の方が大きいのでは無いか...
と<変態鉄>は考えている。
まぁ、そのあたりは<変態野郎>の戯れ言では無く、ちゃんとした方の
真面目な社会派記事をご覧いただくとして...
話がヘンな方向に逸れてしまった。ここは、あくまで<鉄>ブログ。
この時間帯、大多喜駅はローカル線の駅として、異例の慌ただしい時間帯を
迎えるのである。
【2020年12月31日9時35分】 いすみ鉄道・大多喜駅
ホームの向かい側では、その様子をのんびりと日向ぼっこしながら眺める
206号車。これも昭和の終わりから平成初期にかけて、同じような第3セクター
路線に投入された車両であり、すでに現存車も少なくなってきている。
例えば国吉駅に保存されているキハ30形のように、有効に活用してくれたら
面白いのだが...
さて、9:33に下り第55D列車が300形単行で到着。それを受けて上り第56D列車が
大原駅に向かっていく。
【2020年12月31日9時38分】 いすみ鉄道・大多喜駅
一瞬、ホームが静けさを取り戻すかと思えば、洗車台の先に停車中だった
352号車が動き出す。
大多喜小学校前の踏切まで前進したら、本線に合流して。
【2020年12月31日9時39分】 いすみ鉄道・大多喜駅
そして、下り線を逆走してくる形で大多喜駅ホームに据え付けられる。
これが<変態鉄>の乗る第57D列車、9:48発の上総中野ゆきである。
つまり、下りはここで車両交換した形になるわけで。
車内は数名の乗客、大半が<鉄>だろうか。それでもロングシートに何人分か
スペースを空けて座っている程度の乗客である。
途中駅からの利用者が増える訳でもなく、10時過ぎの上総中野駅。
すぐに構内通路を渡って...
【2020年12月31日10時09分】 小湊鐵道・上総中野駅
それにしてもこのカット、晴れると光線状態が...う~ん。
とりあえず、小湊キハがちゃんと写る撮り方で。奥に黄色い352号車の姿が
見えてくれただけで良かっただろうか。
わずか3分の接続、10:14発だからゆっくり撮れる時間は無かった。
とにかく車内へ。2連のキハ200形、後部のキハ203号車。
乗客は僅か。発車するとすぐに車内改札があるのもいつも通り。
隣の養老渓谷駅との間は、ついこの前まで台風被害により運休していた。
何カ所か徐行区間があったほか、養老渓谷駅に到着する直前だったか
パッと見に分かる、線路周りを補修した部分があって。
ちなみに、コロナ対策もあって窓が開いているから...だろうか。
いままで気づかなかったが、養老渓谷駅ヨコの踏切が打鐘式であることに
初めて気づいたのだった。
【2020年12月31日10時55分】 小湊鐵道・上総牛久駅
晴れていて...、こんな天気なら大久保のカーブで撮っても気持ちよさそう。
でも、この日のテーマは、田園風景を走る牛久以南の区間では無くて、
市街地と住宅街を走る上総牛久-五井間で撮影地を“開拓”してみよう
というテーマを決めていた。
というわけで、ぬぁんと...
上総牛久駅からのスターとなったのである。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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初めて訪れた路線では、そういうところを巡るのだが、慣れてくると、
その「誰もが撮る場所」ではなく、自分オリジナルな撮り方を“開発”しようと
アレコレ、歩きまわってみるのが<変態鉄>の“習性”でもある。
でも、やはり...
<変態鉄>の限界ということだろうか。
「自分で見つける」というのは、なかなか困難。やはり、多くの人が訪れる
有名な定番の撮影地には撮りやすさがあって。自分が「何となくよさそう」と
思っただけの場所というのは、実際に訪れてみれば“難あり”なのである。
【2020年12月31日10時56分】 小湊鐵道・上総牛久駅
ということで、愚痴っぽくなりがちな小湊鐵道撮影記である。
…… ……
2020年12月31日(木)晴れ
朝9時過ぎの大多喜駅前は、ちょっと寂しい感じだろうか。
【2020年12月31日9時30分】 いすみ鉄道・大多喜駅
それにしても、青空は本当に澄んでいてキレイなのである。
そして、その大多喜駅舎にも...
【2020年12月31日9時31分】 いすみ鉄道・大多喜駅
大きな門松が、わずかな観光客を迎えていて。
町在住の竹あかり演出家の方の“作品”なのだとか。
ちなみに大多喜は竹と筍も有名である。そんな様子を伺いつつも...
その興味の対象はもちろん、コチラである。
【2020年12月31日9時23分】 いすみ鉄道・大多喜駅
朝はキハを順光で撮ることができるチャンスでもあって。
昨年の塗装変更以来、しばらく経過してほどよく汚れてきたところで、
ちょうどキハらしくなってきたのである。いまが撮るには一番、“旬”の
キハ52 125号車だろうか。
相方のキハ28 2346号車は、今年か来年あたりに車検の期限を迎える筈。
(かなりテキトーな記述)
もしかしたら、このコロナ禍で運休している間、休車の扱いになっていて
検査期限が延びているかも知れないが...
最近の...トップが交代して以来の同社の姿勢からすると、次回の検査は
通すのか通さないのか...場合によっては五分五分くらいのところだと
<変態鉄>としては、ちょっと心配しているのである。
ちなみに、350型は床面にテーブル固定台座を備え、レストラン列車なら
キハ28形に拘らずとも、新型車だけで運転継続は可能なのである。
(しかも300形と混結で運用すればバリアフリー対応トイレ付きでの運転)
緊急事態宣言の発出で、再びキハの運行が中止されてしまったが、
今後のキハの動向も気になるところ。そもそも、地元の少子高齢化による
公共交通としての輸送需要の減少を「観光鉄道」化することで、
新たな需要を呼び起こし、ひいては沿線地域のブランド力を高めることを通じ
同線の存在価値を見いだしていく...というのが、前社長の方針。
その目玉として国鉄型キハが導入されたわけで。
“コロナ禍”が長引いて“新しい生活様式”なるものが定着すれば
「観光鉄道」という方向性自体も危うくなってきかねない。
地方移住とか何とか、コロナをキッカケに
「東京一極集中の解消、地方の時代が到来」などと騒いでいる者もいるが、
トータルで見れば、地方経済が疲弊して、逆に活力を失い、結局、大都市圏と
その周辺部に集中する傾向が強まる可能性の方が大きいのでは無いか...
と<変態鉄>は考えている。
まぁ、そのあたりは<変態野郎>の戯れ言では無く、ちゃんとした方の
真面目な社会派記事をご覧いただくとして...
話がヘンな方向に逸れてしまった。ここは、あくまで<鉄>ブログ。
この時間帯、大多喜駅はローカル線の駅として、異例の慌ただしい時間帯を
迎えるのである。
【2020年12月31日9時35分】 いすみ鉄道・大多喜駅
ホームの向かい側では、その様子をのんびりと日向ぼっこしながら眺める
206号車。これも昭和の終わりから平成初期にかけて、同じような第3セクター
路線に投入された車両であり、すでに現存車も少なくなってきている。
例えば国吉駅に保存されているキハ30形のように、有効に活用してくれたら
面白いのだが...
さて、9:33に下り第55D列車が300形単行で到着。それを受けて上り第56D列車が
大原駅に向かっていく。
【2020年12月31日9時38分】 いすみ鉄道・大多喜駅
一瞬、ホームが静けさを取り戻すかと思えば、洗車台の先に停車中だった
352号車が動き出す。
大多喜小学校前の踏切まで前進したら、本線に合流して。
【2020年12月31日9時39分】 いすみ鉄道・大多喜駅
そして、下り線を逆走してくる形で大多喜駅ホームに据え付けられる。
これが<変態鉄>の乗る第57D列車、9:48発の上総中野ゆきである。
つまり、下りはここで車両交換した形になるわけで。
車内は数名の乗客、大半が<鉄>だろうか。それでもロングシートに何人分か
スペースを空けて座っている程度の乗客である。
途中駅からの利用者が増える訳でもなく、10時過ぎの上総中野駅。
すぐに構内通路を渡って...
【2020年12月31日10時09分】 小湊鐵道・上総中野駅
それにしてもこのカット、晴れると光線状態が...う~ん。
とりあえず、小湊キハがちゃんと写る撮り方で。奥に黄色い352号車の姿が
見えてくれただけで良かっただろうか。
わずか3分の接続、10:14発だからゆっくり撮れる時間は無かった。
とにかく車内へ。2連のキハ200形、後部のキハ203号車。
乗客は僅か。発車するとすぐに車内改札があるのもいつも通り。
隣の養老渓谷駅との間は、ついこの前まで台風被害により運休していた。
何カ所か徐行区間があったほか、養老渓谷駅に到着する直前だったか
パッと見に分かる、線路周りを補修した部分があって。
ちなみに、コロナ対策もあって窓が開いているから...だろうか。
いままで気づかなかったが、養老渓谷駅ヨコの踏切が打鐘式であることに
初めて気づいたのだった。
【2020年12月31日10時55分】 小湊鐵道・上総牛久駅
晴れていて...、こんな天気なら大久保のカーブで撮っても気持ちよさそう。
でも、この日のテーマは、田園風景を走る牛久以南の区間では無くて、
市街地と住宅街を走る上総牛久-五井間で撮影地を“開拓”してみよう
というテーマを決めていた。
というわけで、ぬぁんと...
上総牛久駅からのスターとなったのである。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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