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1996年12月 中央本線「かいじ118号」車内放送(1) [車内放送]

なかなか記事更新すらできない状況が続いており。
でも、とりあえず、それも今日あたりで一段落と言った感じだろうか...と
“予定稿”で書いていたら...

実は金曜日、残った仕事をさっさと片付けて帰ってきて、明日、29日から“出撃”
のつもりだった。すでに今日までにEOSくんのバッテリーの充電も済ませ、
カメラバッグに仕舞って、準備万端だったはずなのである。

でも...

今日、会社に行ってみて分かった。
「すぐ終わる」と思っていたものが、1日では到底終わらないほど問題あり。
すでに明日の予定は...、明日も会社である。

明後日はいよいよ...
航空券もすでに確保している。コレばかりは撮れるかどうかも含めて“時の運”、
でも、撮りに行くことすらできずに“不戦敗”だけは絶対に...。
キハは撮れずじまいだが、こちらは何とか撮りにいきたい...と思いながら
今晩は自宅にもち帰っている仕事をすることにしたのである。

ということで、今日は久々に(?)、<変態鉄>の車内放送コレクションから。

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【2002年3月頃】 中央本線・相模湖-高尾

自分が、カセットテープで録っていた時代の“最末期”。1996年12月頃の
中央本線・183系特急「かいじ118号」の車内放送をご紹介したい。

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……  ……

貧乏学生が、量販店で見つけた格安のレコーダで録ったサウンド。
カセットテープ独特の...音源に起因するノイズが酷くて聞きづらいが、
いまとなっては懐かしい車内放送を。



初めて録ったのは小学生の頃だったと思う。最初はもちろん、カセットテープ。
自宅にあった録音可能なウォークマン...というか、携帯式のレコーダで。

鉄道誌の特集記事に“触発”され、1997年3月に家電量販店に買いに走ったのが
MDレコーダだった。当初のものはカセット時代と変わらないくらいの大きさと
重さだった。でも、デジタル録音...、マイクも揃えてアレコレ失敗を重ねつつ
1997年から、ICレコーダを導入する2011年まで、一時期はカメラよりも
MDレコーダを持ち歩くことの方が多かったくらい。

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【1993年3月頃】 中央本線・撮影地不詳

そのMDに切り替える直前、1996年12月頃の録音だったと記憶している。
まったくヤル気のない大学生だった当時の<変態鉄>、大学をサボって
前夜の急行「アルプス」号で早朝の松本へ。そこから中央西線を進んで洗馬駅で
降りたのだろうか。中学生の時以来、大好きだった165系急行型電車による
中央線ローカル列車を撮っていたのだった。このときは、珍しく<撮り鉄>。

その帰り、甲府駅から新宿ゆき特急「かいじ118号」に乗った。

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【2015年7月18日7時06分】 中央本線・東小金井駅(後追い)

「スーパーあずさ」はあったものの、特急「かいじ」も「あずさ」も183系。
長野支社配置の183・189系の9連または11連が使われていた。

当時、<変態鉄>は中央線で大学に通学していた。

通学には、吉祥寺-国立を利用していたのだが、快速電車は運が悪いと三鷹駅と
国分寺駅で2回の待ち合わせ・通過待ちが入る。特快に乗り換えられれば
ラッキーだが、特急待ちだと...
座れない位の混雑度だった中央線快速、隣のホームに入ってくる183系特急を
ドア横に立って、恨めしく眺めていたのだった(笑)。

そこで気づいたのが特急「かいじ」号の利用率の低さ。
183系9・11連はどちらも編成中程にグリーン車を連結し、その前後の1~2両が
普通車指定席。でも、自由席の一部車輌を除けば無人で走っていることも
珍しくないみたいで。

つまり、車内録音にはうってつけ??

ということで...

自宅の電話回線が当時、最先端の“ISDN”に変わったのもこの頃。
Windows 95が話題になった頃に自宅にもパソコンが入って。
インターネットを通じて、<鉄>な情報も少しずつ入手できるようになってきた
当時だった。

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【2017年11月8日16時26分】 埼玉県さいたま市大宮区・鉄道博物館

ブルーの「信州色」の183・189系、車内放送装置はアコモ改善工事に前後して
交換され、電子メロディーに変わったということも知っていた。
いまとは逆で、国鉄時代に設置されたオルゴールは、あまり希少性がなかった頃。
特急列車に乗れば当たり前に聴けていた。だから、電子チャイムの方が珍しく。

それを目当てに、甲府駅から乗り込んだのは「かいじ118号」。

確か、発車直前に甲府駅の「みどりの窓口」に行って指定席特急券をお願いしたら
「自由席でも十分、空いているので、わざわざ指定席料金を払う必要はない」と
窓口の方から指定席を“却下”されたような...

それほどガラガラだった「かいじ」号。

さっそくカセットレコーダをセットして。

甲府駅を発車するとすぐに車内放送が流れる。

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【2002年3月頃】 中央本線・高尾-相模湖

「お待たせいたしました。ご利用ありがとうございます。
特別急行列車“かいじ118号”新宿ゆきです」

から始まるアナウンス。「特急」ではなく「特別急行」。昔は当たり前だったが
90年代当時でも、ちゃんと「特別急行」とアナウンスする車掌さんは多くは
なかった。当時でもちょっと貴重なアナウンスだった。

でも...

「えっ!!」、ちょっと意外だった。その放送の冒頭に流れたのは期待していた
“武田節”の電子チャイムではなく、聞き慣れた“♪ 汽笛一声~”のオルゴール。
いまなら大喜びだろうが、当時はショックだった。
わざわざ料金を払って...

当時は全然希少性のなかった「鉄道唱歌」のオルゴール。
いまだったら大コーフンだろうが、当時はガッカリだったのである。

となれば、「いつか、録りたい」と思うわけで。
その“リベンジ”した時の話題は、旧ブログの頃、

  https://gohachinihachi0309.blog.ss-blog.jp/2017-11-29

こちらの記事で、ご紹介したのだった。

それにしても...

「鉄道唱歌のオルゴール」と「オリジナルの電子メロディー」、
どうやったら“録り分け”ができるのか、<変態鉄>は悩んだのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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