90年台の「嵐電」を。<前編> [アナログ写真保存庫]
「自宅勤務」扱いになっている期間が長くなって。
当初、5月7日から通常勤務に戻る予定だった、<変態鉄>の勤務先。
やはり...というか、とりあえず、この形があと1ヶ月続くことが決定して。
「コレは、ホントに洒落にならない事態になってきたぞ...」
と、今さらながらに。
自宅での仕事はPCを使った作業が中心。その作業の傍らで、スキャナーを起動させ
古いネガの取り込み作業を並行して行っており。
90年台から2000年台前半の懐かしい記憶が、
時に断片的に、時に鮮やかに甦る...のである。
なお、
♪ あざやかに よみがえ~~る
と歌ったのは、ばんばんである。(「『いちご白書』をもう一度」より)
【2014年9月2日12時27分】 京福電鉄嵐山本線・帷子ノ辻-太秦広隆寺(後追い)
今日は、そんなネガの中から高校1年生だった1993年、京都の京福電車“嵐電”を
訪れた時のものをご紹介したい。でも、その話題に入る前に。
いつの間にか、「1,000 nice!」に到達しており。
皆さま、本当にありがとうございます。こんなマニアックな...しかも、何の役にも
立たない話ばかりのブログですが、多くの方に支えられて続けております。
例の事業譲渡の件で、このソネブロ独特の「nice!」もどうなるのか...
尤も、自分の方が皆さんのブログを“巡回”する余裕がない状況がずっと続いており
押してないのに、押していただいていて...
何だか申し訳ない限りなのですが...
さてさて...
では、27年前、1993年5月の「嵐電」を。
…… ……
<変態鉄>が学生だった頃、まだ「デジカメ」は無かったというか...
まさに“出始め”の頃だったと思う。とくに<変態鉄>が中学・高校生だった頃、
昨日の記事でも触れたような90年台前半、ビンボー学生の<変態ガキ鉄>。
量販店で10本セットで買った富士フイルムの24枚撮りネガカラー。
これをチビチビと使っており。近所のコンビニ...というか雑貨屋さんを通して
現像・プリントを依頼して...
数日後、プリントされてきたのを受け取りに行って...、まさにドキドキだった。
レジでおカネを払って、さっそく受け取った袋から写真を取り出すと...
「え~~っ」、泣きそうになるようなことも多々あった。
“出撃”して帰ってくる度に、何か合格発表を待つ受験生のような気持ちに
なったものだった。
でも...
まずは、ご覧いただきたい。
…… ……
もちろん、インターネットなど無かった時代。<鉄>な本を読みあさって
撮影地を“予習”してからの訪問。絶対に外せないと思ったのは...
【1993年5月】 京福電鉄嵐山本線・帷子ノ辻-太秦(当時)
そう、冒頭のカットにもある太秦広隆寺前。当時は電停名はシンプルに
「太秦」だった。
...と、書き始めてから思い出した。
旧ブログ時代に、同じ話を書いていたのだった(→ こちら)。う~ん。
それでは、そのとき使わなかったカットを中心に再度。
当時の自分としては、じゅうぶん“会心の1枚”とも言える画が撮れた。
でも、それまでは苦労の連続。何しろ、クルマの往来が激しい電車通り。
【1993年5月】 京福電鉄嵐山本線・帷子ノ辻-太秦(当時)
当時は当たり前だったが、いまとなっては見ることができない旧型車は、
これが限度だった。広隆寺の山門がクルマで隠れたらアウト。
しかも手前の車線を車高の高いクルマが来たら、電車が見えずにアウト。
本当に苦労の連続だったのを覚えている。2014年に21年ぶりに再訪したときも
非常に苦労した。
【1993年5月】 京福電鉄北野線・撮影地不詳
北野線でも少しだけ撮ったみたいだが、専用軌道区間が続く同線は、当時の
<変態ガキ鉄>には、その魅力を理解することができなかった。
【2014年9月2日10時39分】 京福電鉄北野線・鳴滝駅
21年後の姿。でも、このときも時間が無くて北野線は“片手間”程度で。
今度、腰を据えて撮ってみたい...と思っているのだが。
そして...
【1993年5月】 京福電鉄嵐山本線・西大路三条駅付近
続けて訪れたのは午後の西大路三条交差点のところ。
それにしてもメチャクチャな写真だが...
この当時の、他のネガといっしょにネガアルバムに保存していたのだが、
何と言っても、なぜかこのネガだけ、ずば抜けて劣化が激しいのである。
もっと前の年の、もっとテキトーに管理していたネガでも、これほどの色褪せは
見られないのだが...
しかも、この当時、フィルムは(単価を抑えるため)10本セットで買うように
していたはずなので、いっしょに買ったのを使っているはずだが...
そちらは大丈夫でも、このネガだけ全然ダメなのである。
【1993年5月】 京福電鉄嵐山本線・西大路三条駅付近
さてさて。
その西大路三条交差点は、嵐電では珍しく引きのある構図で電車をサイドがちに
撮れる場所である。
このシックなツートンカラーが好きだったのだが...
21年後の再訪でも、同じ場所でカメラを構えている。でも、21年間で<変態鉄>も
少しは成長していたのである。
【2014年9月2日13時25分】 京福電鉄嵐山本線・西大路三条駅付近
2枚上の写真でカルピスの自販機があるあたりに立ったのだろうか。
「江ノ電カラー」のモ631号車を撮っている。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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当初、5月7日から通常勤務に戻る予定だった、<変態鉄>の勤務先。
やはり...というか、とりあえず、この形があと1ヶ月続くことが決定して。
「コレは、ホントに洒落にならない事態になってきたぞ...」
と、今さらながらに。
自宅での仕事はPCを使った作業が中心。その作業の傍らで、スキャナーを起動させ
古いネガの取り込み作業を並行して行っており。
90年台から2000年台前半の懐かしい記憶が、
時に断片的に、時に鮮やかに甦る...のである。
なお、
♪ あざやかに よみがえ~~る
と歌ったのは、ばんばんである。(「『いちご白書』をもう一度」より)
【2014年9月2日12時27分】 京福電鉄嵐山本線・帷子ノ辻-太秦広隆寺(後追い)
今日は、そんなネガの中から高校1年生だった1993年、京都の京福電車“嵐電”を
訪れた時のものをご紹介したい。でも、その話題に入る前に。
いつの間にか、「1,000 nice!」に到達しており。
皆さま、本当にありがとうございます。こんなマニアックな...しかも、何の役にも
立たない話ばかりのブログですが、多くの方に支えられて続けております。
例の事業譲渡の件で、このソネブロ独特の「nice!」もどうなるのか...
尤も、自分の方が皆さんのブログを“巡回”する余裕がない状況がずっと続いており
押してないのに、押していただいていて...
何だか申し訳ない限りなのですが...
さてさて...
では、27年前、1993年5月の「嵐電」を。
…… ……
<変態鉄>が学生だった頃、まだ「デジカメ」は無かったというか...
まさに“出始め”の頃だったと思う。とくに<変態鉄>が中学・高校生だった頃、
昨日の記事でも触れたような90年台前半、ビンボー学生の<変態ガキ鉄>。
量販店で10本セットで買った富士フイルムの24枚撮りネガカラー。
これをチビチビと使っており。近所のコンビニ...というか雑貨屋さんを通して
現像・プリントを依頼して...
数日後、プリントされてきたのを受け取りに行って...、まさにドキドキだった。
レジでおカネを払って、さっそく受け取った袋から写真を取り出すと...
「え~~っ」、泣きそうになるようなことも多々あった。
“出撃”して帰ってくる度に、何か合格発表を待つ受験生のような気持ちに
なったものだった。
でも...
まずは、ご覧いただきたい。
…… ……
もちろん、インターネットなど無かった時代。<鉄>な本を読みあさって
撮影地を“予習”してからの訪問。絶対に外せないと思ったのは...
【1993年5月】 京福電鉄嵐山本線・帷子ノ辻-太秦(当時)
そう、冒頭のカットにもある太秦広隆寺前。当時は電停名はシンプルに
「太秦」だった。
...と、書き始めてから思い出した。
旧ブログ時代に、同じ話を書いていたのだった(→ こちら)。う~ん。
それでは、そのとき使わなかったカットを中心に再度。
当時の自分としては、じゅうぶん“会心の1枚”とも言える画が撮れた。
でも、それまでは苦労の連続。何しろ、クルマの往来が激しい電車通り。
【1993年5月】 京福電鉄嵐山本線・帷子ノ辻-太秦(当時)
当時は当たり前だったが、いまとなっては見ることができない旧型車は、
これが限度だった。広隆寺の山門がクルマで隠れたらアウト。
しかも手前の車線を車高の高いクルマが来たら、電車が見えずにアウト。
本当に苦労の連続だったのを覚えている。2014年に21年ぶりに再訪したときも
非常に苦労した。
【1993年5月】 京福電鉄北野線・撮影地不詳
北野線でも少しだけ撮ったみたいだが、専用軌道区間が続く同線は、当時の
<変態ガキ鉄>には、その魅力を理解することができなかった。
【2014年9月2日10時39分】 京福電鉄北野線・鳴滝駅
21年後の姿。でも、このときも時間が無くて北野線は“片手間”程度で。
今度、腰を据えて撮ってみたい...と思っているのだが。
そして...
【1993年5月】 京福電鉄嵐山本線・西大路三条駅付近
続けて訪れたのは午後の西大路三条交差点のところ。
それにしてもメチャクチャな写真だが...
この当時の、他のネガといっしょにネガアルバムに保存していたのだが、
何と言っても、なぜかこのネガだけ、ずば抜けて劣化が激しいのである。
もっと前の年の、もっとテキトーに管理していたネガでも、これほどの色褪せは
見られないのだが...
しかも、この当時、フィルムは(単価を抑えるため)10本セットで買うように
していたはずなので、いっしょに買ったのを使っているはずだが...
そちらは大丈夫でも、このネガだけ全然ダメなのである。
【1993年5月】 京福電鉄嵐山本線・西大路三条駅付近
さてさて。
その西大路三条交差点は、嵐電では珍しく引きのある構図で電車をサイドがちに
撮れる場所である。
このシックなツートンカラーが好きだったのだが...
21年後の再訪でも、同じ場所でカメラを構えている。でも、21年間で<変態鉄>も
少しは成長していたのである。
【2014年9月2日13時25分】 京福電鉄嵐山本線・西大路三条駅付近
2枚上の写真でカルピスの自販機があるあたりに立ったのだろうか。
「江ノ電カラー」のモ631号車を撮っている。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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