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あのツートンカラーを撮りたくて(16)海の向こうへ... [路線バス・高速バス]

1月の撮影記、考えてみれば(みなくても)既に2ヶ月が経過して。
あの頃、いわゆる『武漢ウィルス』で、これほどまでの事態になるとは思っても
いなかった。さらに、ブログでも何度か書いてきたとおり、自分の身の回りでも。

<鉄>活動どころではないくらい、大変な思いをしている今日この頃。
今月は、あと26日が公休日になる予定で。何とか、この日にキハを撮りに行きたいと
そう思っているのだが...

ちょっと話が逸れるが、そんな中で<変態鉄>が、ちょっと注目しているのが、
こちらのプロジェクト
立山・黒部アルペンルートで2018年まで活躍した「トロリーバス」。
実は法令上の分類は“無軌条電車”ということになっていて。つまり、鉄道。
電気バス(= 自動車)に置き換えられて1年半、廃止間際には、あるところから
何度か撮影会のお誘いを頂戴したりしていたのだが...
(仕事の都合がつかなくて...)

ぬぁんと...

それが1台だけ解体を免れて残されていた、というのだから。
ささやかながら、<変態鉄>としてもご協力させていただいた次第。
クラウドファンディングでも「購入型」ではなく「ふるさと納税」タイプなので、
もしかすると、ちょっとおトクなのかも知れない。

まぁ、それはそれとして...

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【2020年1月12日12時29分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

1月12日は「ことでんレトロ」特別運行の日。
天気予報の通り前日までとはうって変わって、ドン曇り、午後からは冷たい雨の
降る1日になってしまったが、最初に引退する23号車が下り方先頭。

何とか編成写真を残すべく、予約しておいた高速バスに乗り込んで。

……  ……

2020年1月12日(日)曇り一時雨

朝6時半過ぎ、まだ外は真っ暗。道路には頭上のポートライナーがゴムタイヤで
コンクリート線路を走る「シューーーーッ」という音が響いていて。

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【2020年1月12日6時53分】 兵庫県神戸市中央区雲井通・三宮バスターミナル

その下を歩けば、10分とかからずに三宮バスターミナル。

関西地方と四国、<鉄>としては、そのアクセスは岡山からの瀬戸大橋線経由を
最初に思い浮かべるが、実際には明石海峡大橋から淡路島を縦断して大鳴門橋を
渡って四国に入る方が遙かに速いのである。

そこもJR四国の苦戦の原因かも知れない。
三宮バスターミナルからも、四国方面を合わせると毎時、設定されていて。
その行き先も4箇所の県庁所在地にとどまらず、例えば「丸亀・観音寺」など
バスならではの細やかな行き先設定になっていて。

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【2020年1月12日7時00分】 兵庫県神戸市中央区雲井通・三宮バスターミナル

「高松エクスプレス神戸1号」は西日本JRバス車での運転。
乗客は10名少々だろうか。<変態鉄>の隣も空席のようで。

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【2020年1月12日7時15分】 西日本JRバス「高松エクスプレス神戸1号」車内

<鉄>として...

いや、<変態野郎>として、阪神高速を走る高速バスの車内から狙っているのは
発車直後、高速道路に上がってすぐに左手(海側)に見える、このシーン。
ようやく明るくなってきた空は、いまにも雨が降り出しそうなドン曇り。
でも、何とか車両らしき姿が確認できる程度には撮れていて。
一瞬、“スゴい車両”が見えることもあって、期待しているのである。
そう、川崎重工の工場敷地内が一瞬だけ俯瞰できるのである。

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【2020年1月12日7時36分】 西日本JRバス「高松エクスプレス神戸1号」車内

阪神高速神戸線から第2神明を経て。須磨を過ぎてトンネルを抜けると
「高速舞子」バス停に停車する。ここで何名か乗車して。
それでも半分くらいの乗車率だろうか。

この高速舞子バス停は、山陽電車なら舞子公園駅が最寄り。車内放送でも
「淡路島・四国方面のバスは乗り換え」とアナウンスされるわけで。
本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋の“付け根”のところにあって。

明石海峡大橋は全長約4 kmだっただろうか。すぐに淡路島に入って。

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【2020年1月12日8時12分】 兵庫県南あわじ市広田・緑PA

淡路島に入って間もなく。緑PAで10分余りの休憩。それほど広いPAでもなくて
まさにトイレ休憩だけ。すぐに車内に戻ったら、8:20に出発。

167_DPP_00007458.JPG
【2020年1月12日8時35分】 西日本JRバス「高松エクスプレス神戸1号」車内

高速バスだと明石海峡大橋から大鳴門橋まで淡路島を約1時間で“串刺し”にして。
“プチ渦潮”...そんな訳は無いのだが、大鳴門橋からは潮の速さを感じさせる
1枚が撮れた。

高松自動車道に入って。高速鳴門西バス停からは高徳線の駅名として知っている
地名が付いたバス停が続いて。その都度、1人、2人と降車客が居て。

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【2020年1月12日9時39分】 香川県高松市紙町付近

大鳴門橋から、ちょうど1時間。高松自動車道を下りて一般道に入るとすぐに
「ゆめタウン高松前」バス停。停留所の標識に“ことちゃん”が描かれているのは
ことでんバスの高松空港ゆきリムジンバスが停車するから。

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【2020年1月12日10時03分】 高松琴平電鉄琴平線・三条駅付近

このバス停から住宅街の中を東に1 kmほど進んだところに、ことでん琴平線の
三条駅があって。

実は、この駅にたどり着くまでがイライラの募る展開だったのだが...
まぁ、それはそれとして。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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コメント 2

サットン

本当に明石海峡大橋の開通は関西ー四国間の交通に大きな
インパクトを与えてくれました。鉄道利用なら岡山経由という
それまでの常識を見事に覆して淡路島を通って四国各県を繋ぐ
という新しい動脈が出現しましたから。お陰で鉄道の存在感は
低下し、客船の航路は壊滅してしまいましたね。
by サットン (2020-03-13 20:28) 

ferrum_queserasera

サットンさん

コメントありがとうございます。
神戸淡路島鳴門自動車道の全通に加えて、四国島内の高速道路網の充実ぶりも、四国関連の交通事情の変化に大きく関わっているかと感じています。もちろん開業時期の違いによる、土木技術の差ではありますが、4つの県庁所在地の相互間の移動では、特急列車と高速バスが所要時間の面でも勝負できる範囲になっているのは、大きいかも知れません。
フェリー便に関しても高速バスの充実と、トラック輸送も航走するほどの長距離とはならないので...。
それでも、「四国新幹線の整備を!!」という声もある訳で。
この国の交通政策のチグハグさを感じています。

by ferrum_queserasera (2020-03-14 00:26) 

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