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いすみ鉄道「ひので」撮影記 2020.01.01(3=最終回) [いすみ鉄道]

もう、すべてを投げ出して...、どこかに逃げたくなるくらい、仕事が溜まって。
撮りたいものはたくさんあるのだが、4月頃までは到底、出かけられるような
感じでも無さそうで。(もちろん、その中でも何とか...“出撃”するのだが)

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【2020年1月1日10時01分】 いすみ鉄道・大多喜駅

ということで、2020年の「初キハ」で、1月の「唯一のキハ」となることが
確実になってしまった、元日の、いすみ鉄道のキハ撮影記。

……  ……

2020年1月1日(水・祝)くもりのち晴れ

「横河踏切」でキハ28の顔のアップを撮って。

そんな「急行1号」、第101D列車は上総中野駅に13:46着、14:00発の第104D列車、
「急行4号」ですぐに折り返す。<徒歩鉄>にとっては、なかなか厳しいことで...

再び線路に並行するバス通りまで戻って。
急いで上総中野側へ。まもなくすると、線路と道路が寄り添ってきて。
緩やかなカーブを描いているところがある。列車に乗っていたら、ちょうど
上総中野駅到着を告げる車内放送が入るあたり。道路の方がちょっとだけレール面
よりも高い位置にあって。歩道からカメラを構えると、いろいろな撮り方ができる。

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【2020年1月1日14時01分】 いすみ鉄道・上総中野-西畑

望遠でサイドがちに撮ることもできたのだが、やはり、光線状態は悪くても
キハ28の顔を撮っておきたい...と。

タテ構図を選択したのだった。

もちろん、キハ28の顔は影になるのだが、でも、意外と暗くならず。
「ひので」のヘッドマークがよいアクセントになってくれたような...

上総中野駅で20分ほどの待ち時間、次の列車は第66D列車、14:58発である。
ログハウス風の駅舎(というか待合室)で待ってもよかったが、でも、ホームで。

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【2020年1月1日14時22分】 いすみ鉄道・上総中野駅

駅舎側のホームは小湊鐵道線。この写真の右下にチラリと見える線路が褐色に
錆びている。10月の台風以来、養老渓谷-上総中野間は年を跨いでの長期運休。
つい先日、27日に復旧したとのことで...

この時点では復旧の見込みも発表されておらず。
列車の来なくなったレールは、すっかり錆付いていたのだった。

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【2020年1月1日14時48分】 いすみ鉄道・上総中野駅

大多喜駅からの第67D列車が上総中野駅に到着するのは14:48、数名の乗客が
下車したのとともに、この山間部の無人駅に列車が到着するタイミングを狙って
クルマで駅前へとやってくる観光客が数名。

ちょっとだけ、この町はずれの無人駅が賑わう時間帯。

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【2020年1月1日14時50分】 いすみ鉄道・上総中野駅

でも、そんなこと、お構いなしに堂々と線路を横切るのが1匹、2匹。

さて、14:58発の第66D列車に。
ということで、降り立ったのは城見ヶ丘駅。

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【2020年1月1日15時33分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘駅

というか、この第66D列車が国吉駅で「急行3号」と交換するので、そうなると
大多喜より上総中野側で撮った場合、最後の「急行3号」は、事実上、
この城見ヶ丘駅の周辺で撮る以外、既に選択肢がないのである。

「新年」とはいっても日数では冬至から1週間あまり。まだまだ16時にもなれば
周囲は暗くなってくるのである。周囲は駅前の新興住宅街ではあっても、線路は
小高い丘のようなところの下を通っており...

この列車が来るまでの20分余りの間にも、どんどん...目に見えて影がのびてきて
周囲は薄暗くなってくるのである。「早く、来て!!」、気持ちばかり焦って。

やっと!!

すぐ後ろの、城見ヶ丘駅ヨコの踏切機が作動して。

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【2020年1月1日15時54分】 いすみ鉄道・上総中川-城見ヶ丘

木々の向こうから迫ってくるエンジン音、すっかり暗くなった木立の中から
顔を出したキハ52 125。

ホンのわずかな部分にしか陽が射さなくなってしまっており。
鉄道写真としては“失敗”だろうが、でも、何だが...

まるでキハ52 125号車の顔にスポットライトが当たったかのようになって。
撮った本人としては、満足度の高い1枚だったかも知れない。

でも、そんな余韻に浸っているヒマは無かった。

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【2020年1月1日15時55分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘駅

振り返れば、城見ヶ丘駅に停車中のキハの後ろ姿。

いつの間にか「きぼう」に交換されていて。
完全なまでの逆光、写真としては空が白飛びしてメチャクチャな1枚だが、
2つのヘッドマークを押さえることができて。

この日の“ノルマ”は達成したといったところだろうか。

これで完全に撮影終了。なかなか思ったようには撮れなかったが、それでも、
「ひので」と「きぼう」のマークを記録するだけはできたのだから...

可もなく不可もなし...否、「可もあり不可もあり」かも知れない。
“ベストショット”と思える1枚には出会えなかったが、その分は、また次に...

……  ……

いつもなら多くの買い物客で賑わっている「オリブ」も、元日は閉まっていて。

このガラーンとした感じ、もう8年以上、大多喜に通い続けていても
なかなか見たことのない、ちょっと新鮮な...

そんな中でバスを待っていたのである。

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【2020年1月1日16時06分】 千葉県夷隅郡大多喜町船子・大多喜オリブ付近

大多喜駅前を出た品川ゆきの高速バスは、船子交差点から、いったん大多喜街道に
入り、すぐにショッピングセンター・オリブの先の交差点を右折、その「オリブ」の
駐車場に入って転回したところが停留所。

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【2020年1月1日16時15分】 千葉県夷隅郡大多喜町船子・大多喜オリブ バス停

その様子をバス停のベンチにカメラを置いて、遊びで撮っていた<変態鉄>。
でも、大多喜に京急バスが来るのも、3月いっぱいまでだとか。

ちょっと貴重な記録になったのかも知れない。

品川-大多喜線は大多喜町が予算を付けて「運転してもらっていた」高速路線バス。
毎回、2~3名の乗客だったので、予算措置が切れる今春限り(運行開始から丸5年)で
撤退するのは、半ば、予想はしていたのだが少しずつではあれ、ゴルフバッグを
持った乗客や、中高年のグループ客など、レジャー需要も取り込みつつあった
時期でもあるので、ちょっと残念な気もする。(小湊バスの便も今秋、廃止予定)

もちろん、京成と鴨川日東の勝浦・御宿-東京線は大多喜にも停車するわけで。
<変態鉄>にとっては、品川か浜松町かの違いなのかも知れないが...

愛用してきたものとしてちょっと残念。

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【2020年1月1日17時01分】 京急リムジンバス車内(東京湾アクアライン走行中)

いつもなら大渋滞に巻き込まれるところ、この日はアクアラインに入ってからも
比較的順調に流れていて。

「初日の出」は見られなかったが、「初キハ」が「ひので」で、
そしてバスの車窓から、東京湾の「初日の入り」を見ることができたのと、
そう、東京湾を挟んではるか向こうに、シルエットで富士山が見えている。

撮影成果の方は、ちょっと...な展開となった2020年元日だが、最後は気持ちよく
締めくくることができたような。この日、18時のバスではなく16時の便に拘った
その理由は...

そう、2日の朝は早朝3時起きと決まっていたからなのだった。(おわり)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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