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富山地鉄14722号 Last Run(5)やっぱり撮りたい... [富山地方鉄道]

「いや、フツーに撮っているじゃん...」というツッコミは無用。
今回のイベントは完全なまでに<乗り鉄>系のパターンだった。

自分としては...

これまでの地鉄電車のイベントと言えば、有名撮影地を挟む区間を何往復か
させて、その間は「撮影組」と「乗車組」に分かれて...
後続の列車で追いかけて...というパターンが多かった。でも...
たぶん、アレコレ、いろいろな事情があったことは想像できるのだが、それでも
今回のイベントは「乗り」が中心になって。もちろん、車内のポスターの通り、
「主電動機の唸り、そして、台車の軋み」、この日が本当に最後となる14722編成、
その走りを...もちろん、楽しんでいたのだが、でも、やはり最後の勇姿。

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【2019年12月21日13時26分】 富山地鉄本線・中加積駅

特に走行写真を撮りたくて。(叶わなかったのだが...)
新旧のヘッドマークや「丸看板」、それらを掲出しての撮影会も楽しかったが、
まぁ、わがままなもので。普段の姿に近いものもできるだけ撮りたくて...

この日、1日のイベントの中で「駅撮り」であっても、「駅撮り」らしくない
撮り方ができた...のは唯一、このときだった。

……  ……

2019年12月21日(日)曇り

不二越線、上滝線、そして、立山線を走破して寺田駅には13時過ぎの到着。
寺田駅をそのまま発車すれば、本線に合流して電鉄富山に向かうことになるが、
でも、その前に...

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【2019年12月21日13時07分】 富山地鉄本線・寺田駅

本線に合流するのだが...

越中舟橋側の踏切が見えている。9月の訪問時、あの踏切から望遠レンズで、
ちょうど、このように立山線から本線に合流して電鉄富山に向かう、この編成を
モハ14722号車側から撮っていたのだった。

でも、この日は寺田駅のホーム端から。

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【2019年12月21日13時07分】 富山地鉄本線・寺田駅

その踏切の付近まで前進したら、いったん停車。
立山線上りホームに居た<変態鉄>は、急ぎ、構内踏切カブリツキへ。
ちょうどトイレの壁にへばりつくような感じでスタンバイ...

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【2019年12月21日13時08分】 富山地鉄本線・寺田駅

そう、構内の転線作業に過ぎないのだが、「アルペン特急」の経路で本線に合流する
そのシーンだけは、この日、この編成が動いているところを外から撮ることができる
チャンスだったのである。

今後は本線下りホームに進入してくる14722編成である。ここからしばらく
クハ172号車が先頭に立つわけで。

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【2019年12月21日13時09分】 富山地鉄本線・寺田駅

寺田駅は13:05着、13:10発となっていても、転線作業のための時間。
ヘッドマークを交換しての撮影会が行われる余裕など、あろうはずもなく。
本線ホームに入ってドアが開けば、すぐに今回のイベント担当の地鉄職員の方から
「まもなく発車します!!」の声。

「八」の字型の駅構内、真ん中に残るかつての信号扱い所(?)の建物...
<鉄>にとって寺田駅は“気になる駅”の1つだが、と、同時にこの駅の本線ホーム
構内踏切に立つだけで、停車中の電車のバックに立山連峰を入れて撮れる
ポイントでもあって。

灰色の分厚い雲に覆われながらも、かろうじて向こうの方に白い雪を抱いた
立山連峰の山並みがかすかに見えてくれて。

……  ……

遅れ気味のイベント列車、スイッチバックの上市駅ではドア扱いは行われず、
乗務員の移動がすめば、すぐに発車。

そして、この日、3度目の撮影タイムとなったのが中加積駅。

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【2019年12月21日13時22分】 富山地鉄本線・中加積駅

相対式ホーム2面2線の無人駅は、先頭(黒部側)の構内踏切があって。
もちろん、それを知っていた<変態鉄>、カメラを持って先頭のドア横に
スタンバイしており...

ドアが開いた瞬間に飛び出したのである。まずは構内踏切から。

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【2019年12月21日13時22分】 富山地鉄本線・中加積駅

いまとは異なる円形の「うなづき」号のマーク。
3色の塗り分けのヘッドマーク、抽象的なイメージ...
青は黒部川、緑は宇奈月、黒部の山々、そして赤は宇奈月にある山彦橋だろうか...
あるいは沿線の特産品「加積りんご」だろうか。(← 単なる妄想)

余談ながら、常願寺川の東側、滑川、魚津付近一帯の旧称が「加積(かづみ)」、
日本海に面しているせいか、海産物のイメージが強いかも知れないが魚津付近では
リンゴが特産品で、一般に「加積リンゴ」と称されている。

地鉄電車でも上市を過ぎて、魚津に至るまで滑川市内を走る間に、
中加積、西加積、浜加積、早月加積と「加積」が付く駅名が4つ出てくる。
中・西と連続した後、「滑川」が付く駅名が3つ続いて、またそこから「加積」が
息を吹き返し、浜・早月と続くのである。

その第1弾たる「中加積」駅は上下列車の交換が可能な駅で。

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【2019年12月21日13時23分】 富山地鉄本線・中加積駅

やはり、<鉄>として、向かいのホームから編成全景を撮ることは絶対に
欠かせないということで。そうこうしているうちに、モハ14722号車の丸看板、
「特急 うなづき号」から「急行 宇奈月温泉」に交換され。

と、構内踏切が鳴り出すのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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