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2023年撮り納めは小湊鐵道(6)上総牛久駅 <前編> [小湊鐵道]

ということで、12日に熊本から帰ってきて。
しばらく前までは撮影記を書くのが帰ってきてから半年後...などというのが常態化していた拙ブログなので、12月30日の話題をいまご紹介しているのは、そう珍しくもなく。むしろ、早い方だが、それでも何だか、その12月30日というのが遠い昔のことのように思えてくるのである。

さて、12月30日の小湊鐵道の話題。

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【2023年12月30日15時20分】 小湊鉄道線・五井駅

キハ40形が五井にやってきたとき、やはり、キハ200形の一斉置き換えを狙っているのか...と気になったのだが、結果として、キハ40形の導入は5両で打ち止め、部品供給なども怪しくなってきたキハ200形に、余裕を持たせながら、当面の間、2形式を併用していく流れのようで。

それでも、初期の車両を中心に廃車になるものも出てきており。キハ209号機は早い時期から「事実上の廃車、部品取り」のような姿で五井機関区に居たのは確かだが、それでも、1961年(昭和36年)以来、「1両の廃車も無い形式」を長らく保っていたのだが...、それも時代の流れ。
キハとしても長寿の部類に入る、キハ200形だが、その廃車になった個体も、未だ1両も解体はされず。高滝のグランピング施設に保存されたキハ203号機は、先日、撮ってきたが、キハ202号機は上総牛久駅の側線に留置されており。それを、ゆっくり眺めたい...というのも、この日の狙いの1つだった。

……  ……

2023年12月30日(土)晴れ

キハ40 1号機単行の第22A列車で、上総牛久駅に 13:38着。

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【2023年12月30日13時48分】 小湊鉄道線・上総牛久駅

この駅でちょうど1時間後の第24A列車まで過ごす予定。撮りに行こうかとも思ったが、だいたい1時間に1本、となると、1本撮ったら2時間かかる訳で。
標準ズームしか持っていない“軽装”なので、撮り方も限られてしまうし...。ならば、気になっていた“保存車”を。

何度も訪れているのだが、まずは駅の様子を。

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【2023年12月30日13時49分】 小湊鉄道線・上総牛久駅

やはり、路線バスは減便が...
乗客減と運転士不足が重なって、上総牛久駅を発着する小湊バスの路線も、大多喜・鶴舞方面は1週間連続での運休となっている。
地方に行けば「元日は全便運休」という路線バスは昔から多かったが、まさかの1週間休み...。まぁ、利用者はさほど多くはないが、市原市山間部を通る路線については、これを見ても、厳しい環境であることは分かるわけで。

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【2023年12月30日13時51分】 小湊鉄道線・上総牛久駅

もちろん、この上総牛久駅舎も国登録有形文化財。大正時代の路線開業時に建てられたままの姿を保っており。
その様子を一望できるかのような、階段が駅舎ヨコに。

ちょっと近すぎて、撮影には窮屈なのだが、列車の発着を見ることができる展望台のような施設である。

その“施設”の横から、強引にレンズを向けてみれば...

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【2023年12月30日13時52分】 小湊鉄道線・上総牛久駅

上総牛久駅の馬立側、旧貨物側線と思しき場所にキハ202号機が留置されており。

塗装は剥がれ落ち、痛々しい姿ではあるものの...
前面窓はシールだろうか、ステンドグラス風の装飾がされており、助士席側をみると、クリスマスツリーをイメージしているのだろうか。
イルミネーションの一環かも知れないが...。

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【2023年12月30日13時52分】 千葉県市原市牛久・上総牛久駅前

そして、この“施設”、展望台ではなく実はコレがトイレなのである。

「里山トイレ」と名付けられた公衆トイレ。それにしても、市原市の「公衆トイレ政策」への力の入れようは半端ないのである。

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【2023年12月30日13時53分】 千葉県市原市牛久・上総牛久駅前

その全景。先の階段は、トイレの屋根に上がるような感じである。
「房総里山トロッコ」号の発着駅として、そのイメージにマッチするデザインにしたのだとか。小湊キハの車体色が建物にも塗られており。

さぁ、でも、ローカル線の駅で過ごす1時間。

記念に硬券でも買おうかと思ってたら、第22A列車の出発に合わせて、出札窓口は閉じられてしまって。

ということで、駅前商店街を1周してみることに。

いや、このまま縮小して模型のジオラマにしたい位の情景が詰まっている。文化財に指定されている駅舎を背にして立てば、右にトイレとバスの転回場、左にタクシーの営業所、正面には商店街のアーチが道路を跨いでいて。

その商店街の入口にあたるところには1件の文具店。

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【2023年12月30日13時54分】 千葉県市原市牛久・上総牛久駅前

ウォーキングイベントの発着点に指定されていたり、何かと小湊鐵道と縁の深いお店である。
その店先に掲げられている垂れ幕が...。

短い文章、でも、この駅前の現状が...、何とか盛り上がって欲しいと思う次第の<変態鉄>である。

その店先、四季折々の小湊鐵道の姿が写真パネルのような感じで展示されており。

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【2023年12月30日13時54分】 千葉県市原市牛久・上総牛久駅前

何と言っても気になったのはこの1枚。
キハの横に「弁当」の赤い文字のある大きな看板。「としまや」は、千葉県ローカル(?)の弁当店、上総牛久駅を出発してすぐ、上総川間に向かうところの打鐘式踏切の近くにある。つまり、この写真は上総牛久駅の馬立寄りにある高いところから俯瞰しており。

この駅を一望できるカット、どうやって撮っているのか???
写真から推定できることは、上総牛久駅から馬立側へと線路の延長線上にある高いもの。でも、この高さの丘がある訳でもなくこのあたりは開けた土地。つまり、高い建物の屋上(?)だと推定されるのだが...

そう、チャンスがあれば自分も同じように撮ってみたい...、その撮影地点を探し始めるのだった。

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【2023年12月30日13時55分】 千葉県市原市牛久・上総牛久駅前

さぁ、このアーチを抜けて。駅前商店街を... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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