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青梅鉄道公園お別れ訪問記 2023.8.22(7) [保存車・博物館・廃線跡]

この8月はあっという間だった。
ぬぁんと...、何だか熱っぽいと思ったらコロナ。8月1日はその「自宅療養期間中」の身だった。お盆に富山に墓参りに行ったのが、同時に<鉄>活動再開でもあって。久々の富山地鉄をちょっとだけ...
そのあとは、(ちょっと早めの)父の百箇日法要など...。アレコレと走り回っているうちに、いつの間にか8月も終わろうとしており。

昼間は猛暑でも、朝晩は少しずつ涼しく感じられるようにもなってきて。まもなく秋が来て冬になって...
2023年も、いつの間にか後半戦から終盤戦へと向かってきている。

忙しくて放置状態に近い拙ブログ、かろうじて記事の更新だけは続けているのだが...

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少し古い話題になってしまうが、23日に、700,000 PVに到達することができて。
こんなブログを見に来て、立ち寄っていただけることに改めて御礼申し上げたいと思います。

引き続き、マイペースで記事を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、引き続き、青梅鉄道公園の話題。保存車紹介、まず蒸気機関車編の最後は、わが国の蒸気機関車の代名詞、1,100両以上が製造された、デゴイチ、D51形蒸気機関車である。
……  ……

2023年8月22日(火)曇り時々雨

自分にとって、初訪問のときからD51 452号機はココに居た。

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【2023年8月22日10時20分】 東京都青梅市勝沼・青梅鉄道公園

だから、ずっとココに居たのかと思っていたのだが...

展示室内の写真。ちょうど60年前、開園に向けて車両が搬入されて整備される様子や、昭和の頃、当時の天皇皇后両陛下が訪れた際の写真など...
その中の1枚が。

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【2023年8月22日10時42分】 東京都青梅市勝沼・青梅鉄道公園

このエントランスのところには開園当初は、スシ28 102号車という焦げ茶色の旧型客車が保存されていたようで。(知らなかった...)
「スシ」の形式が示す通りの食堂車である。何でも車内は現役さながらに食堂として営業していた時期もあったのだそうで。
(現在、同園は園内での飲食が原則禁止となっている。でも、アイスクリームの自販機は園内に設置されていた(笑))

このスシ28形、後に老朽化が進んだことで解体撤去されている。(1980年頃)

というわけで、後半の40年間ほどを、このポジションで過ごしたのがD51 452号機。
昭和初期の不況が一段落、貨物輸送も活況を呈してきたところで、1936年(昭和11年)から製造が始まった貨物用機関車である。
国鉄向け1,115両、この他、私鉄向け、サハリン向けなどの同型機も多数あって。電気機関車、ディーゼル機関車も含めて「1形式あたり最多の機関車」である。

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【2023年8月22日10時19分】 東京都青梅市勝沼・青梅鉄道公園

落成は1940年(昭和15年)2月、製造は汽車製造会社大阪である。仙台局管内に配置され、最初は常磐線の原ノ町機関区にいたとされる。
長町機関区への貸出などもあったが、終戦は原ノ町機関区所属で迎えていると思われ、常磐線・東北本線で活躍したと考えられる。
1950年(昭和25年)には長町機関区に転属、その頃、郡山工場で重油併燃タンクの取り付け改造を受けている。

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【2023年8月22日11時02分】 東京都青梅市勝沼・青梅鉄道公園

東北本線が仙台まで電化されたのは1961年(昭和36年)3月のこと。
この時点でもD51 452号機は長町に居た。
でも、だんだん電化の波に追われ...

1966年には一関管理所に異動。東北本線のほか大船渡線も走っていたという。
でも、一関配置は一時的なものだったようで、半年ほどで同じ年の秋には青森へと再度、転属しており。

さらに、さらに...

この機関車にとっての流転の“車生”は続いて...

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【2023年8月22日10時40分】 東京都青梅市勝沼・青梅鉄道公園

翌67年7月には竜華機関区(大阪府)へと移っており。関西本線で活躍したとされる。
展示室にはこの当時の写真が残されており。

1971年には関西本線の週末の臨時快速...今で言う、イベント列車的なものに充当され、12系客車を牽いて走っていたという。
関西本線のSLさよなら列車の牽引の任も。
1972年(昭和47年)に竜華で廃車となり、保存整備のため大宮へと回送されたとされている。

ということは...

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【2023年8月22日10時40分】 東京都青梅市勝沼・青梅鉄道公園

搬入当初はスシ28形が居たはずで...
園内の保存車の配置も少し違っていたはず。

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【2023年8月22日10時33分】 東京都青梅市勝沼・青梅鉄道公園

ということで、最後まで園内に残っていた蒸気機関車7機を、<変態鉄>がテキトーにレポートした。

保存車10両のうち、7両が蒸気機関車というのは、いまの子どもたちには「縁遠い世界」なのかも知れない。青梅鉄道公園は31日を以て、2年ほどの休園期間に入ることになっており。「中央線・青梅線を中心に...」というリリースの文面を文字通りに受け止めれば、関西、東北で活躍してきた蒸気機関車たちは“整理”されてしまうのかも知れないが、どれも貴重な機関車であって。

そのあたり、何とか新たな活用法が見出されてほしいと願う次第なのである。

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【2023年8月22日10時22分】 東京都青梅市勝沼・青梅鉄道公園

そういえば、園内の...
目立たない位置にある倉庫だろうか、そのドアにはEF58が1機、隠れていた。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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