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サクラ咲く関西へ、キハを撮りに(21)長(おさ)駅 [北条鉄道]

仕事の、一番、体力的にキツい部分が11日までで終了して。1日の休みを挟んで、ここからはしばらく、<変態鉄>にとっての異例の“早朝出勤”の日々が続くことになる。朝、起きられるか...ということだけが心配である。

ということで、金曜日のうちに身の回りのアレコレを片付けておかないといけないのである。

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【2022年4月8日11時44分】 北条鉄道・播磨横田-長

まぁ、いずれにせよ、ブログは...といえば、4月の話題がまだまだ。
約5ヶ月遅れの進行である。多くの<鉄>の皆さんはブログをはじめとしたネットのアレコレを“情報収集”として見ているのだと思う。そうだとすると、鮮度落ちというよりも、もはや回顧記事のような拙ブログに何の意味があるのか...と。
でも、そんなことを気にすることもなく、引き続き、4月8日の北条鉄道キハ40形撮影記。引き続き、播磨横田駅と長駅の中間付近の田園地帯で。


……  ……

2022年4月8日(金)晴れ

踏切脇のカーブのところで、斜め前からの記録写真を...と、そう難しい撮り方でもなかった筈が、最初のチャンス、11時前の第618列車は“不完全燃焼”。ここで1時間待つことにしたわけで。

その間に下り第619列車がやってくる。この列車でキハが北条町に着いて、それが折り返してくるのを狙っている訳で。

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【2022年4月8日11時29分】 北条鉄道・長-播磨横田

逆光覚悟で下り列車を撮ることもできるのだが、それでは芸が無いと思って、下りは後追いでちょっと画的な...

望遠で切り取れば、望遠レンズの圧縮効果で播磨横田駅のサクラの木とキハがバランス良く...と狙ってみたが、ちょっと線路回りがゴチャゴチャし過ぎただろうか。でも、この周囲には他にも気になる場所があって。
次回、訪問時にも再挑戦してみたい。

そして、いよいよ。

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【2022年4月8日11時44分】 北条鉄道・播磨横田-長

1時間越しの“リベンジ”である。残念ながら列車の通過直前に雲が陽射しを隠してしまって。
それでも、ほぼ狙い通りの1枚になっただろうか。尤も、これは単なる典型的列車写真に過ぎないものの、やはり、「北条鉄道で走り出したキハ」、最初にしっかりと記録しておきたかった。

この北条線、もともと播州鉄道という私鉄として開業しており、播但鉄道になった後、1943年(昭和18年)に国有化されている。
そういうこともあるのだろうか、駅間距離は1.5 km ~ 2 km程度と、都市部の電鉄線並みに短くて。撮影地を探して歩き回っている内に隣の駅に到着しているような間隔。

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【2022年4月8日12時01分】 北条鉄道・長駅

正午には長(おさ)駅へ。

この駅舎は、その北条線の前身となった播州鉄道の開業時のものと言われており。

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【2022年4月8日12時02分】 北条鉄道・長駅

調べてみれば、国鉄時代に既に無人化されて50年ほどが経過しており。それでも、駅舎は大事に残されており。3セク転換後は活性化策の1つとして“ボランティア駅長”が、この駅でも任命されているとのこと。
最近は一部、休日に駅舎を結婚相談所として活用しているのだとか。

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【2022年4月8日12時34分】 北条鉄道・長駅

そんなこともあってか、駅舎内は有人駅だった頃の出札窓口と思われる部分などもベニヤ板で覆われるようなことはなく、そのまま残されており。
無人化されるまで...50年ほど前までは、この駅も手小荷物の扱いがあったとされ。窓口が低い位置に設置されているのは、その関係だろうか。

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【2022年4月8日12時03分】 北条鉄道・長駅

駅舎の横に電話ボックスがあるのも、もはや、当たり前の風景ではなくなっている訳で。
2度目の訪問でありながら、何だか懐かしいようなシーンである。

さて、駅の様子も気になるが、まもなく粟生からの第621列車としてキハ40が戻ってくる。

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【2022年4月8日12時26分】 北条鉄道・長駅付近

ここ、<鉄>というよりもシルバー層を中心とした写真愛好家の皆さんによく知られたポイントのようで、向かい側の使われなくなったホームの付近や、植栽の中、駅の先の踏切の回りなど、ちょっと<鉄>として考えられないような位置でもカメラを構えている人々が多数。
このあたり、<鉄>が集まっているときとは勝手が違って...、正直、イライラさせられるのである。

ということで、自分は2日前とほぼ同じの駅の粟生寄りのポジションで。
そんな撮影者たちを列車で隠せるように...、ちょっと妥協の構図だが、それでも<サクラ鐵>として、まぁまぁ納得できる1枚になっただろうか。後追いながらキハの顔にも光が回っていて。

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【2022年4月8日12時26分】 北条鉄道・長駅付近

ホントは、こんな感じで彩り豊かな1枚に仕上げたかったのだが、もちろん、ホーム上でもカメラを構える人たちが...
花のシーズンの撮影は、思い通りにならないことだらけ。もともと「花よりキハ」の気持ちで撮りに来たのだが、やはり、現地で見るとサクラや菜の花を排した構図というのは、決断しにくいのだった。

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【2022年4月8日12時35分】 北条鉄道・長駅

長駅から、さらに播磨下里駅方向に向かっても、なかなか思い通りに撮れない...のは、2日前に確認済み。ここからキハに揺られて次の撮影地に向かうことにした。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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