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サクラ咲く関西へ、キハを撮りに(15)海の駅東洋町 [3セク鉄道「鉄印」の旅]

珍しく、2週連続で暦通りに仕事が休みになるシフトで。何なのだろうか、いまの会社に勤めて20年弱が過ぎるのだが、その間に何回あっただろう、という事態が2週連続で。
「土曜休み」は、兎に角、珍しくて。それならば、竜ヶ崎線キハ532号車を撮りに行きたいが...
疲れがたまっていて、あと、会社に顔を出さないといけなくなりそうで。
日曜日、時間ができて、かつ、早起きに成功すれば、また房総にキハを撮りに行くかも。

「鉄道会社には不信感が高まっても、そこを走る車両は大好きで...」
何となく不思議な気持ちである。

さて、引き続き、4月にDMVを初体験してきた話題。

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【2022年4月7日13時16分】 高知県安芸郡東洋町大字白浜・海の駅 東洋町

阿佐線の徳島側は、なぜか県境を越えて高知県に入ったところで途絶えており。フツー、こういうローカル線は県境区間が最後まで着工されずに...となるのだが、こちらは県境を越えて高知県に入ったところで止まってしまった珍しいパターン。
甲浦(かんのうら)は、夏の海水浴と小さな漁港の町。その小さな終着駅は漁港から1 kmほど入ったところにあったが、現在は、高知東部交通バスと阿佐海岸鉄道DMVの接続点は「海の駅 東洋町」になっており。

ここで、30分ほど待つことになったのである。

……  ……

2022年4月7日(木)晴れ

今回の旅、日帰りでの行程で最大のネックというか懸案事項となったのが、まさに、このDMVだった。
この「車両」、トヨタ自動車の“コースター”というマイクロバスを改造したもの。だから、乗車定員は最大でも23名に限定され、鉄道時代とは違って、基本的に予約制なのである。高速バスの予約サイトから予約するというのも、鉄道としては異例だし、そもそも十数kmの短距離路線を高速バスサイトで予約するというのも異例。
もちろん、当日、現地で空席がある場合は随時、乗車できることになっており。そして、今回のフリーきっぷは、DMVの予約はできないことになっており。
(現地では、各駅・バス停で先に予約客を車内に案内し、その後、予約無しの乗客を乗せる方法がとられており。たぶん、予約して乗っていたのは各便1~2名)

途中の宍喰駅で「鉄印」を入手することを考えれば、2回、DMVに乗ることになる。DMV自体は、日中、意外と運行本数が多いのだが、その後の牟岐線がネックで...
「乗れなかったら、どうしよう!?」と思いながら...

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【2022年4月7日12時52分】 高知県安芸郡東洋町大字白浜・海の駅 東洋町

海の駅 東洋町には13時前、ほぼ定刻通りに到着である。国道55号線(土佐東街道)沿い、白浜海水浴場の前にあるレジャー施設、兼、道の駅といった感じ。

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【2022年4月7日12時53分】 高知県安芸郡東洋町大字白浜・海の駅 東洋町

4月上旬とあっては、暖かいものの海水浴シーズンには早すぎて。でも、親子連れなどで駐車場はかなり埋まっており、海辺で遊ぶ姿なども...
その海水浴場の、駐車場と商業施設が「海の駅」の主な役割のような感じで...

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【2022年4月7日12時54分】 高知県安芸郡東洋町大字白浜・海の駅 東洋町

この掲示があるのも、海のレジャー施設らしくて。確か、江ノ電の駅にも「裸での乗車は禁止」という注意書きが出ていたような...

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【2022年4月7日12時56分】 高知県安芸郡東洋町大字白浜・海の駅 東洋町

レストランなどもあるようだが、それよりも、DMVに確実に乗るためには、早めにバス停ポールの前に...
施設をチラッと見たら、あとは、先ほどのバス停のところで。

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【2022年4月7日13時05分】 高知県安芸郡東洋町大字白浜・海の駅 東洋町

阿佐海岸鉄道の線路上を甲浦駅付近まで走ってきたDMVは、バスモードにチェンジ、甲浦の街中を1 kmほど走って、この「海の駅東洋町」バス停、ここを出ると今度は海沿いの国道を通って「道の駅宍喰温泉」が終点となる。宍喰駅のすぐ近くである。
つまり、現在のDMVのメイン路線は、阿波海南から高知県境を挟んで、数字の「6」を描くような経路になる訳で。

その「下り便」は、13:06発の第115便、この車両が「道の駅宍喰」まで行って折り返してくるのに乗りたいのである。
つまり、初乗車は赤色DMV933号車で決定。

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【2022年4月7日13時06分】 高知県安芸郡東洋町大字白浜・海の駅 東洋町

国道から「海の駅」の駐車場内に入ってきて、大きく円を描くようにバス停に入ってくる姿は、マイクロバスそのもの。でも、やはり、初めてのDMV実用化...というのは、<鉄>でなくても海岸に遊びに来ている人たちにも有名な話題なのか、スマホで写真を撮ろうと待ち構える人がチラホラ。

車内に空席が目立つのを確認して、ちょっとホッとしていたり...。

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【2022年4月7日13時07分】 高知県安芸郡東洋町大字白浜・海の駅 東洋町

わずかな乗客を乗せて、バス区間の「道の駅宍喰温泉」に向けて出発していった。

ちなみに、国道を走って「道の駅宍喰温泉」にはダイヤ上6分ほどで到着。駅に行ってモードチェンジして...となる鉄道線経由では宍喰駅まで倍の12分かかるのも、DMVが「ローカル線の新しい姿」となっていくことの難しさを物語っているのかも。

と、その10分後には...

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【2022年4月7日13時16分】 高知県安芸郡東洋町大字白浜・海の駅 東洋町

今度は青色車体のDMV931号車。

上りも下りも10分くらいの間隔で“続行”するようにダイヤが組まれており。13:17発の第117便である。2便で50名弱の輸送力を確保...ということだろうか。
たぶん、国道上の県境付近では、(鉄道区間では絶対に見られない)2両のDMVの離合シーンが見られるはずで...

さて、まもなく赤い車両が、海南方面の上り第016便として戻ってくる。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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