北条へキハに会いに（１３）キハの車内は

13時にスタートした撮影会「午後の部」もあっという間に終盤戦。参加者を、会場で配られた1日フリー切符の券番の偶数・奇数で2グループに分けて車内見学が各30分。自分は偶数組で14:00～14:30が車内見学となるグループだった。
14時に下り方のドア付近に集合。


【2022年3月5日14時09分】　北条鉄道・北条町駅

若い運転士さんから、いろいろとお話を伺って。それから車内見学。やはり、抽選制の人数が決まっているイベントだけあって、うまい具合に譲り合って撮ることができて。
仮設の階段を上って車内へ。そういえば、五能線キハ40形というのは、結局、一度、弘前－五所川原で乗っただけだった。それも、もう20年前くらい。まだ学生の頃だった。でも、そこに広がっていたのは秋田のキハ40形の車内風景。

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2022年3月5日（土）晴れのち曇り

まず、車内に入る前に。整備を受けて足回りもピカピカの状態。銘板などもキレイに撮れるのは、いましか無いのである。


【2022年3月5日14時08分】　北条鉄道・北条町駅

とりあえず1枚。

そして、車内へ。


【2022年3月5日14時17分】　北条鉄道・北条町駅（キハ40 535号車内）

4人掛けボックスシートがずらりと並ぶ車内は、小湊鐵道に転じた僚車ともよく似た感じで。もちろん、シートモケットの色なども共通。


【2022年3月5日14時18分】　北条鉄道・北条町駅（キハ40 535号車内）

極力、JR東日本秋田支社時代のものを残す方針のようで、北条鉄道と五能線が“同居”しているような不思議な感じ。北条鉄道の運賃表が貼り出されているが禁煙プレートのところの「楽しい旅行はＪＲ東日本で」は、そのまま残っており。
このあたり、小湊鐵道はJR時代の表示は消すように徹底しているようで、会社ごとの方針の違いだろうか。確か、錦川清流線のキハ40形もJR時代の表示をそのまま残していたような...

車番を変えなかったのも小湊との違い。「キハ40 535」のプレートもそのまま残されており。


【2022年3月5日14時18分】　北条鉄道・北条町駅（キハ40 535号車内）

運転台回りは典型的な（ワンマン仕様の）キハ40形らしい感じで。JR時代との大きな違いには気づかなかったが...

やはり嬉しいのは放送用増幅器が、白い電話機のようなタイプで無く、オリジナルのものが残っているところ。「アルプスの牧場」のオルゴールも演奏できるはず。尤も、通常運用ではワンマンなので自動放送だが。


【2022年3月5日14時18分】　北条鉄道・北条町駅（キハ40 535号車内）

細かいところでは、帽子掛けがJR東日本特有のものに変わっているだろうか。軽金属製の鍵型のタイプが本来のものだが...
確かリニューアル工事を受けた115系電車などでも、このタイプの帽子掛けを見たような気がする。小湊車はオリジナルタイプだったような気がする。


【2022年3月5日14時19分】　北条鉄道・北条町駅（キハ40 535号車内）

ドア上の冷房装置のところに北条鉄道の路線図が掲示されているが、その下のワンマン列車の乗降方法の案内はJRのまま。基本的なルールは北条鉄道も変わらないが、残念ながら、こちらではキハの2連は無理なのである。


【2022年3月5日14時19分】　北条鉄道・北条町駅（キハ40 535号車内）

そして、五能線は海沿いの、線路が、まさに波をかぶるようなところを走る路線。日本海側とはいえ東北で大震災を経験している車両だけに避難方法の掲示も。こちらは701系電車の画が使われており。尤も、裾絞りは無かったはずだが。

一番、目立つのはコレ。


【2022年3月5日14時20分】　北条鉄道・北条町駅（キハ40 535号車内）

秋田支社管内の路線図がそのまま残されていること。これは、確か営業運転開始後も剥がされずに残っているような...
撮るものが多くて忙しい車内見学である。（つづく）

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