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中京の3セク路線を巡って(4)浜名湖の北岸を [3セク鉄道「鉄印」の旅]

もう何度も何度も書いているとおり、拙ブログを書くに当たって、一番苦労しているかも知れないのが、この記事の冒頭部分。実はココ、何度も書いては消してを繰り返しているのである。
思ったことをそのまま書いて...、アップしようとする直前になって「コレは流石にマズいんではないか??」と思いとどまって。その連続なのである。

前のブログを始めて、この秋で11年。記事のスタイルが“確立”されてきてからも10年以上が経過している。その間、ほぼ毎日のように書いているはずなのだが、全然慣れないのである。
いや、ここの部分に書くことがないというのが、自分という人間が退屈なヤツという1つの証拠だと思っている。
と、愚痴ばかりしか出てこない今日この頃なのだが。

ブログは相変わらず、この梅雨の時期になっていても正月休みの出撃記。

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【2022年1月7日16時16分】 東海道本線・豊橋駅

1月7日は、青春18きっぷ片手に、天竜浜名湖鉄道に立ち寄りながら、東京から名古屋まで、ひたすら東海道本線を下った1日だった。

……  ……

2022年1月7日(金)晴れ

太平洋戦争のとき、浜名湖周辺の海岸線に近い区間への攻撃を恐れて“リスク回避”のために、浜名湖の北岸を迂回する路線として建設されたのが国鉄二俣線。1935年(昭和10年)に掛川-遠州森が最初に開業、順次、東西両方から急ピッチで建設が進み、1940年(昭和15年)に67 kmあまりの全線が開業している。
実際、戦時中に、大地震と空襲で何回か二俣線経由で東海道本線の列車を迂回運転した実績があり。その後は...
国鉄末期に特定地方交通線として、第3セクターに転換されることになり、分割民営化の直前に国鉄から切り離され、天竜浜名湖鉄道が誕生している。

掛川駅から新所原駅まで67 kmの路線、後半、新所原が近づいてくると車窓には浜名湖が広がって。

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【2022年1月7日15時09分】 天竜浜名湖鉄道・金指駅

「東海道本線の迂回路」という役割を担い、軍部の強い意向もあって戦争が激化する直前に全線が開業した国鉄二俣線、とはいえ、実際は単線非電化のローカル線であって。そう、つまり、途中駅で列車交換のため数分間の停車時間があって。

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【2022年1月7日15時09分】 天竜浜名湖鉄道・金指駅

冬のこの時期、15時になると太陽は西に傾いて、すっかり夕方なのである。夕陽に照らされる駅舎、瓦葺きの国鉄時代のものと思われる姿を留めており。

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【2022年1月7日15時09分】 天竜浜名湖鉄道・金指駅

そう、天竜二俣駅ともよく似た仕様のホームの木製上屋も含めて、この駅も国登録有形文化財なのである。

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【2022年1月7日15時26分】 天竜浜名湖鉄道・第331列車(TH2103号車)内

この金指駅を出て、気賀付近から左側の車窓一面に浜名湖が広がるのだった。

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【2022年1月7日15時29分】 天竜浜名湖鉄道・第331列車(TH2103号車)内

その浜名湖の名を冠する駅が、浜名湖佐久米駅。本当に湖岸にある駅で。
何と言っても有名なのは、凄い数の、ゆりかもめ。それを目当てに多くのカメラマンが集まっており、ローカル線の無人駅とは思えない賑わいだった。自分も後部の窓越しに。

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【2022年1月7日16時03分】 天竜浜名湖鉄道・新所原駅

終点、新所原駅には16:02着。急ぎ、橋上駅舎の改札口を通り...
16:08発の豊橋ゆきに乗り換える筈だったのだが、「踏切確認のため」とのことで、東海道線のダイヤが乱れているようで。約15分遅れでやって来たのは岐阜ゆき第147F列車は313系4連、すでに車内は満員で最後部に立つしかなかった。

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【2022年1月7日16時16分】 東海道本線・豊橋駅

とはいえ、すぐに豊橋駅。16:15頃の到着、すぐに隣のホームの新快速電車に乗り換え、階段から遠い車両まで歩いてみたら、意外と車内は空いており。

豊橋駅を16:20発の新快速、第2337F列車。手元のメモには「サハ313-5312」と。ようやく快適な転換クロスシートに座って。この電車も下り電車の接続待ちのために2分ほど遅れて発車。新快速電車らしく快調に飛ばしていく...と思ったのだが、蒲郡駅付近で前の普通に追い付いてしまったようで、ここからノロノロ運転が...
岡崎駅の時点で「11分遅れ」、名古屋駅には17時半頃の到着となった。

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【2022年1月7日17時29分】 愛知県名古屋市中村区椿町付近

長い通路を抜けて太閤口側へ。駅前広場を抜けて横断歩道を渡れば、新幹線のホームとこの巨大なビル。

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大型家電量販店のビルに入っているホテルが今回の宿。聞けば、2022年2月限りで閉店となるそうで。受け取ったカードキーを挟んである紙にも、感謝のメッセージが書かれていた。
確かに建物の古さは隠せない部分があったが、部屋はリフォームもされており、清潔感のあって非常に快適に過ごせたのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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