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中京の3セク路線を巡って(3)天竜二俣駅にて [3セク鉄道「鉄印」の旅]

全国40の第3セクター鉄道事業者の「鉄印」、半分を過ぎて、まもなく約6割を集め終わる。あとは日本海側と九州のものが、まとめて残っている。やはり、ここまで来たら全部集めてしまいたいもの。雨の多いシーズンや、これからの“酷暑”の時期は<乗り鉄>中心、三脚も望遠ズームも持たずに“軽装備”で乗り歩こう...と画策中。
ということで、今年の夏休みは九州になるのだろうか?? それを楽しみに、この忙しい時期を乗り切ってしまいたい。

この記事は事前に、仕事が休みの日にまとめて書いたものを予約投稿しているのだが、最近、仕事が休みで自宅にいると、仕事のことや会社でのことを思い出して、ロクなことを考えないもので...。そういう意味でも来週あたりは、ちょっと出かけてこよう...と計画している。

ということで、またまた、ブログが滞ることになってしまいそうだが、そんなことは気にせずに。引き続き、正月休みの<乗り鉄>記。

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【2022年1月7日14時40分】 天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅

1月7日は「鉄印」を求めて天竜二俣駅に立ち寄って、天竜浜名湖鉄道を乗り通したのだった。当初プランでは、浜松 → 西鹿島 → 天竜二俣 → 新所原 と、遠州鉄道経由のルートを考えていたのだが、東海道線の遅れの影響で、急遽、変更して。掛川 → 天竜二俣 → 新所原、と、結果的に、この路線を全線、乗り通すことになった。
全線通して乗ったのは、1991年8月以来、31年ぶりのことだった。

……  ……

2022年1月7日(金)晴れ

天竜二俣駅周辺には保存会の手によって美しい状態を保つ、キハ20形とナハネ20形。

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【2022年1月7日13時51分】 静岡県浜松市天竜区二俣町阿蔵・天竜二俣駅

特にキハ20形は「静マタ」標記、地元、二俣線を走った個体を残しているのも価値があることで。自分としては、ナハネ20形が“憧れの存在”、この優雅な曲線の深い屋根、青15号、紺色に近い深い青色の車体にクリーム色の帯。
20系寝台客車は、永遠の憧れの存在なのである。ただ、残念ながら、写真は...

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【2022年1月7日14時00分】 天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅

晴れると逆光になるのは、この見事な駅舎も同様で。酷い写真である。“3度目の正直”、次の訪問は、ぜひドン曇りの日に...。
そして、駅の向かい側、北側の児童遊園にはC58蒸気機関車が保存されている。

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【2022年1月7日14時01分】 静岡県浜松市天竜区二俣町阿蔵・天竜二俣駅付近

前回の訪問時に撮っているから...ということで、今回はパス。道路越しに駅側から撮っただけ。

さて、社長直筆の「鉄印」、15分ほどとのことだったので、そろそろ。駅内の売店に引き取りに行ったのだった。
実は、この日、<鉄>として、やはり、天浜線のディーゼル動車が走る姿を1枚は撮っておこう...と。当初、そんなことを考えていた。西鹿島駅近くの天竜川鉄橋付近で撮ることができそう...と。二俣から見れば“隣町”のようなイメージ、西鹿島駅というか、天竜川鉄橋までタクシーでの移動を考えていた。「乗れば撮れない、撮れば乗れない」はローカル線での永遠の悩み、おおむね1時間ヘッドでの運転なので次の列車で西鹿島駅へ向かって、撮って、その次の列車...となれば2時間かかることになる訳で。
ということで、天竜二俣駅前からタクシーを...と思っていた。鉄印帳を受け取りに行く前に駅前のロータリーの近くに1台客待ちしているタクシーを確認していたのだが...。

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【2022年1月7日14時02分】 天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅

まさか...

鉄印帳を受け取った<変態鉄>。それをバッグにしまって、その駅前のタクシーのところへ。
後部ドアをノックしようと手を伸ばした...まさにその瞬間。まるで、ドラマにでもありそうな、そんなドンピシャのタイミングで。急加速でタクシーは走り去ってしまったのである。

もしかしたら、14時まで駅前で客待ち...とスケジュールが決まっていたのかも知れない。でも、運転手さんもミラー越しに自分が近づいて来たことは気づいていたと思うのだが...
客を乗せずに車庫に戻りたかったのか、何なのか、それは知るよしもないが、何だか不思議な気持ち。もちろん、タクシー会社に電話すれば来てくれるだろうが、ここですっかり意気消沈というか撮りに行こうという気持ちが失せてしまって。
再び、駅舎内のベンチへ。

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【2022年1月7日14時39分】 天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅

30分ほどベンチでのんびりして。

ホームの掛川寄りに行けば、扇形庫と転車台の様子を遠くに眺めることができる。湘南色を模した車両も車庫で休んでいる姿が...

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【2022年1月7日14時39分】 天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅

現在の天竜浜名湖線、上下とも、だいたい1時間間隔。日中は、下り列車だけは運転系統上、掛川-天竜二俣、天竜二俣-新所原間で分割されており、この駅で対面で乗り換えられるようになっており。

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【2022年1月7日14時40分】 天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅

自分の乗る第331列車のTH2103号車と、掛川からの天竜二俣止まりの第229列車のTH2102号車、国鉄一般気動車色に塗られた、この車両は先ほど原谷駅で見かけていた。

ということで、掛川からの第229列車からの乗換客を含めて、ほとんどの座席が埋まっただろうか、新所原ゆきで、14:42発。天竜二俣駅を離れるのだった。

車窓から見た天竜川鉄橋、西鹿島駅側はガーター橋で撮りやすそうだったが、堤防上から撮るとすれば午後は逆光になる方角で。タクシーでここへ来ていたとしても、思い通りの画にならずに後悔していたような気がして。
その西鹿島駅で、遠州鉄道への乗り換えだろうか、多数の降車客。一気に車内は落ち着いた感じになって。ここでボックス席に移動したのだった。

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【2022年1月7日15時08分】 天竜浜名湖鉄道・金指駅

やはり、西側区間に入ってからも昭和初期の開業時からのものと思われる、良い感じの駅舎が多数残っていて。宮口駅なども、ぜひ時間をとって観察したい駅舎だった。
都田駅でまとまった降車。そして、金指駅で6分停車。運転士さんに1日フリーきっぷを示して、いったんホームへ。

ここで第132列車と交換して。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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コメント 2

ハマコウ

天浜線はのんびりとした雰囲気がいいですね。
宮口駅近くで作業をしていた時期がありましたが、
夏、山の上から見る天浜線の列車を見るとほっとしました。
by ハマコウ (2022-06-11 05:56) 

ferrum_queserasera

ハマコウさん

コメントありがとうございます。
1時間に1本、単行で走って行く天浜線のディーゼルカー。
山の上からでしたら、遠くに浜松市街地や、浜名湖を見ながら...になるのでしょうか。きっと、素敵な風景が広がっているのかと思います。
浜松と言えば、おいしい鰻と、工業の街、というイメージなのですがこちら側にくると自然豊かで、また、天竜川沿いは違った景色が楽しめそうですし、今回、天浜線を乗り通してみて、浜松という街の広さも感じております。

by ferrum_queserasera (2022-06-11 10:56) 

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