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「鉄印」を求めて信楽へ(2)信楽高原鉄道 [3セク鉄道「鉄印」の旅]

実は、Twitter も使っている<変態鉄>。もう、何年目だろうか!? でも、何年経っても仕組みが全く理解できないのが「タイムライン」というヤツ。「タイムライン」というクセして時系列に並んでいる訳でもなく、全然興味のない話が「おすすめ」として押しつけがましく何度も出てくるし。
SNSというのは、オッサン世代には全然使いこなせていないのである。その点、好き勝手できるブログというのは居心地の良いところで。

といっても、「日本の Twitter のヘビーユーザーの何割かは<鉄>ではないか??」というくらい、トレンドのところに<鉄>でしか絶対に使わないワードが出てきたり...
車両運用などの最新情報を収集する手段として、Twitter というのは大きな力を発揮することがある。
でも、その分、知りたくなかった話題を知ってしまうことも少なくなく。実は、1月4日、信楽に向かわずに前日までと同様に阪堺電車を撮り続けていたら、3日までに撮れたモ161号車以外のモ161形車の1両が運用入りしていた...らしい。いや、そういうのを画面上に見つけても、あまり見たくなくて、サッと他の画面に切り替えてしまうのである。

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【2022年1月4日10時14分】 信楽高原鉄道信楽線・貴生川駅

とはいえ、ローカル線の旅も楽しかったので、何の不満もない。正月の時点では、筑豊色のモ162号車やビークルスターのモ166号車など撮りたかった車両が...と思っていたが、それは5月の大型連休に撮影に成功しており。
“結果オーライ”かも知れないが、この日、信楽高原鉄道に行って良かった...のである。

草津駅から緑色の113系に乗り換えて、貴生川駅へ。
……  ……

2022年1月4日(火)晴れ時々曇り

自分も学生の頃までは「乗りつぶし」、全線踏破を目標に掲げていた。草津線というのは、そのとき以来の気がする。たぶん、20~30年ぶり。前回はあまりにも若かったかも知れない。乗り通すことだけに夢中で車窓を観察したり...などは一切無かった。ただ、乗ったという記録だけ。たぶん、このときは湘南色の113系あたりで、あの堅いボックスシートで我慢して...だったのではなかろうか。

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【2022年1月4日9時39分】 草津線・草津駅

同じ113系でも緑色に塗り潰されて、でも、車内は転換クロスシートに改良されており。
草津駅を9:47発の第5336M列車、メモには「クハ111-7709」と。別に、クハ...先頭車に拘っている訳では無いのだが、空いている車両ということで、階段から遠い側の車両に乗る確率が高いのである。

草津駅を発車して、右にカーブして東海道本線と分かれ、まもなく新幹線と立体交差。この付近まで線路端には広い敷地があり、複線用地でもなさそうなので専用線があった痕跡だろうか!?
住宅街は最初の停車駅、名神高速と交差する手原駅まで、あとは貴生川駅まで農地の中に工場が点在するような、正直言って殺風景な車窓に感じた。

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【2022年1月4日10時13分】 信楽高原鉄道信楽線・貴生川駅

貴生川駅は草津駅から20 kmほど下ったところ。JR草津線の対向式ホームの両側を挟み込むように東側に近江鉄道、そして、西側、JR草津線ホームを欠き取るような感じで、信楽線ホーム。
日中の信楽高原鉄道は60分間隔、JR線の列車と接続するダイヤになっているようで。そういうところは北条鉄道とちょっと似ているだろうか。

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【2022年1月4日10時14分】 信楽高原鉄道信楽線・貴生川駅

跨線橋を渡って、向かいのホームに行くと、そこで待っていたのは10:24発の第527D列車、SKR312号車単行である。
発車前に運転士さんに1日フリー切符について尋ねると信楽駅で降車時に買うように...とのことで。草津ゆき電車が向かい側に到着するのを待って汽笛一声、10:24、特に放送も発車ベルなく、定刻で静かに発車。

貴生川駅を発車すると右に大きくカーブして西へと進路を変えて杣川(そまがわ)鉄橋を渡る。列車写真なら、この付近が撮影好適地だろうか。

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【2022年1月4日10時16分】 信楽高原鉄道信楽線・第527D列車(SKR312号車)内

信楽高原鉄道は、国鉄信楽線(転換前の3ヶ月ほどはJR西日本)を引き継いだ第3セクター鉄道。貴生川-信楽の約14 kmを結んでいる。つまり、距離としては、わが地元、京王井の頭線よりちょっと長い位。現在では市町村合併の結果、全線が滋賀県甲賀市内に位置している。
でも、わずか14 kmの路線ながら、他のローカル線とは趣が異なっており...、乗車した感想としては神岡鉄道(廃止)と少し似ているという印象だった。

つまり、貴生川駅を発車して最初の停車駅は紫香楽宮跡(しがらきぐうし)駅、そこまでが、営業キロで9.6 kmあり。

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【2022年1月4日10時16分】 信楽高原鉄道信楽線・第527D列車(SKR312号車)内

列車は、貴生川駅を発車してすぐ杣川鉄橋を渡り、まもなく市街地というか住宅が途絶えてくる。車窓は一転、鬱蒼とした森の中のような感じに変わるが、それとともにボーッと車窓を眺めていても分かる位の急な上り勾配に差し掛かる。
急勾配を登りつつ、住宅はおろか鉄道施設を除いて人工物を見つけること自体が難しいような...

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【2022年1月4日10時17分】 信楽高原鉄道信楽線・第527D列車(SKR312号車)内

途中、車窓下側を覗き込むとところどころに信楽焼のタヌキと「ようこそ、信楽へ」の看板が...。“陶都”信楽へと向かう路線である。
線路沿いには2018年に廃止になった小野谷信号場の跡がハッキリ確認できて。その先、新名神高速と交差した直後に通過するのが、列車正面衝突事故現場となった地点。
その先、少しずつ周囲が開けてきて。まもなく、紫香楽宮跡駅に到着。転換後に増設された駅とのことで、駅の近くには博物館や総合病院があって。

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【2022年1月4日10時18分】 信楽高原鉄道信楽線・第527D列車(SKR312号車)内

紫香楽宮跡駅を発車すると一転して駅間距離は短くなり、集落の中を走る感じ。雲井駅はかつては交換駅だったのだろうか。
最後の途中駅が王桂寺前駅、ここも増設駅と言うことで片面ホームの簡素な無人駅。この玉桂寺前駅付近に国登録有形文化財になっているコンクリート橋があるのだそうだが、通過してしまうと気づかないもので。

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【2022年1月4日10時49分】 信楽高原鉄道信楽線・信楽駅

玉桂寺前駅を発車すると、再び集落が途絶え、最後に大戸川を渡って車窓が開けてきたら終点・信楽駅。10:48着、約24分間の<乗り鉄>旅だった。

さぁ、信楽駅に着いたら... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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