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2021.11.28「キハ532号40周年 体験&撮影会」(2) [関東鉄道常総線・竜ヶ崎線]

今日は久々の公休日になって。朝早く起きて房総のキハを撮りに“出撃”することを直前まで考えていたのだが、起きたときには9時。この時期、パンが多くなるのは「春のパン祭り」に“参戦”しているため。トーストを食べてTVを視ながらゴロゴロしていたら、いつの間にか午後だった。
持ち帰った仕事も全然進まず、趣味活動もせず。ただ、無為に時間を過ごした1日だった。でも、ちょっとだけリフレッシュ。

さて、2021年11月28日の竜ヶ崎のイベントの話題。

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【2021年11月28日9時50分】 関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅

2000系列の新型ディーゼル動車が主力になっているミニ路線、そこに予備車として残っている“準国鉄型”ともいえるキハ532号車。自分より“3歳下”、1981年(昭和56年)に製造されたキハは、このたび40周年を迎えて。
それを記念して、竜ヶ崎駅に隣接した車両基地...というより“機関庫”と呼びたくなるような...構内での撮影会と「体験会」が行われたのだった。

構内に入ると、まずは撮影会から。
……  ……

2021年11月28日(日)晴れ

佐貫、入地と、この竜ヶ崎駅だけ。わずか4.5 kmのミニ路線は、現在ではどことも線路が繋がっておらず完全に独立した存在で。
配置されているキハは3両、最古参は1981年(昭和56年)製のキハ532号車。
ちょうど常総線のキハ0・310形と同時期の製造で。塗色だけで無く車体の外観なども共通する部分があって。

その車体を青空の下で撮ることができたのが、このイベントの“前半戦”。

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【2021年11月28日9時50分】 関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅

この時間帯、竜ヶ崎駅側、洗車機のあたりから撮るのが順光で。

現在の主力車、キハ2001号車は常総線と同じ、KaNaC色に変わる新カラーで。「車両の外観は鬼怒川(青)と小貝川(青)の間を走る常総線(赤)をイメージした新しいカラーリング」と関鉄の公式サイトにも書かれており。
それが大きな河川のない竜ヶ崎線でも採用されているのである。前面には「120」の数字をあしらったヘッドマークが掲げられ。
1900年(明治33年)に竜崎鉄道が開業して、前年で120周年記念。現在、122年目、私鉄の中でもかなり古い路線である。鹿島参宮鉄道、関東鉄道と事業者名は変わって、途中駅の改廃もあったが、佐貫-竜ヶ崎というのはずっと変わらず。
そう思うとスゴい路線である。

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【2021年11月28日9時54分】 関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅

左のキハ532号車には「50」の数字がデザインされたヘッドマーク。路面電車では無く普通の鉄道で初めてワンマン運転を行ったのが竜ヶ崎線と言われており。
前例がないだけに始めるときには、かなり苦労があったのだとか。その名残は、このキハ532号車の車内にも残っている。
当初は、キハ07系やキハ04系の戦前の国鉄型キハの譲渡車が使われていたと思われ。(その当時の写真は竜ヶ崎駅舎内に掲示されていた)

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【2021年11月28日9時57分】 関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅

まずは撮影会。キハ532号車を前、ヨコ、後ろと順番に回りながら。制限時間が厳しいのと車庫自体がコンパクトなサイズのため、単行キハといえど引きがとれずに撮影には苦労したのだった。
どちらかといえば、ディープな<鉄>向けと言うよりは、お手軽なイベント...という位置づけだったのだろうか。ちょっと<変態鉄>に場違い感。

でも、図々しさでは誰にも負けない<変態鉄>、周囲の視線など気にすることも無く、マイペースで撮っていたのである。

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【2021年11月28日9時59分】 関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅

この撮影会の“メイン”として用意されたのが佐貫側、つまり車庫の一番奥からの撮影。
ただ、残念だったのは晴れると完全な逆光になってしまって。皆さん、撮っているのだが、そういうところで<変態鉄>は、ちょっと戦意喪失。

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【2021年11月28日10時00分】 関東鉄道竜ヶ崎線・入地-竜ヶ崎

自分だけ真後ろを向いての撮影。
そう、コチラが側が順光なのである。竜ヶ崎線には3両のキハが配置されており。
2両は車庫で休んでいて1両が運用に入るというのが通常の運転パターン。
平日朝のラッシュ時は2両編成の運転があるが、佐貫も入地も竜ヶ崎も全駅1面1線式で2列車を同時に運転することができない構造。

この日は朝、乗ってきた「まいりゅう号」が日中の定期運用に入っている。

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【2021年11月28日10時01分】 関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅

完全な逆光で露光には苦しみながらも、せっかくなので佐貫側の顔も。
全く同じ...とはいかないもので。目立つ違いはジャンパ栓の向きが反対になることだろうか。本来は佐貫側、こちら側が幌で、竜ヶ崎側が幌枠になるはずだが、キハ532号車が2連運用に入る機会が少ないからか、あるいは撮影会のためなのか、どちらも幌枠だけになっている。

さて、皆さんが狙っていたのは...

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【2021年11月28日10時03分】 関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅

この車庫は竜ヶ崎駅のすぐ隣、東側にあって。
竜ヶ崎駅を出た列車は車庫のヨコを掠めるように、佐貫へと向かっていく。その瞬間に“3両並び”が実現するのである。
普段なら、この先のショッピング施設の歩道橋から俯瞰して撮ることができるが、近くで撮れるのはこういう撮影会のときだけ。

ということで、先ほどの「まいりゅう」号が佐貫ゆきとして折り返すところを。

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【2021年11月28日10時07分】 関東鉄道竜ヶ崎線・竜ヶ崎駅

撮影会はイベント前半の15分ほどで終了。<変態鉄>としてはちょっと物足りなさを感じていたが、でも、ここからの「体験会」がそれを補っても余りあるくらいのマニアックな内容。
班に分かれて、普段から竜ヶ崎でキハの整備を担当する職員の方がそれぞれに付いてキハの走行機器や車内を1つ1つ案内してくれる...というもので。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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