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真夏の小湊鐵道へ 20210721(1)早起きは三文の徳??  [小湊鐵道]

コトバは常に移り変わるものだと言われる。例えば、ここ数年で当たり前のように使われるようになった「ほぼほぼ」という言い方、自分としては非常に違和感が...。

あと、これは自分も時々使ってしまうが、会社やお店の名前に「~~さん」と付ける、アレも聞いていてちょっと気持ち悪い。自分の勝手な思い込みかも知れないが、あの「さん」付けの多用というのは、いわゆる幼児語が一般化したものであるような気がしてならない。
尤も、関西では主に神社に対して親しみを込めて「~~さん」と呼ぶ訳なので...、
「住吉っさん」は阪堺電車を撮りに行ったときに、ただし、神戸の湊川神社だけは、なぜか「楠公さん」なのである。

だから、人以外に「さん」付けすること自体はおかしいことでは無いのかも知れないが...
このあたり言語学的にはどうなのだろうか。

さてさて、話がヘンな方向に逸れている。

諺だって誤用され、いつしかそちらが一般的な意味に...。
「袖すり合うも多生の縁」が、もはや「袖すり合うも多少の縁」に変わっているという話は聞くが、この記事のタイトルにも使った「早起きは三文の徳」、コレも同じように長年の間に意味が変遷してきた諺だという説があって。

そう、「三文」というのは“三文芝居”“三文判”と、たいていロクな意味にならないのである。つまり、小銭程度の小さな金額の...、“価値の低さ”を象徴的に表すような言い方である。

なぜ、このときだけ??

つまり、もとの意味は「早起きなんてしたところで、大して得にならない。ゆっくり寝てろっ!!」という意味だったものが、「早起きすれば5円でも10円分でもプラスになるかも知れないから早起きしましょう」のようなニュアンスに変わっていったのでは無いか...とそんなことを思う<変態鉄>なのである。
(※ 個人の感想です。)

さて、ということで、早起きで三文の徳を得ることはできたのか???

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【2021年7月21日7時12分】 京葉臨海鉄道臨海本線・蘇我-千葉貨物ターミナル

7月21日の小湊鐵道撮影記。でも、まず、向かった先は...
……  ……

2021年7月21日(水)晴れ

この朝は特に早かったのである。朝4時ちょうどにアラームの音で起床。

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【2021年7月21日4時47分】 京王井の頭線・富士見ヶ丘駅

簡単な朝食を済ませて自宅最寄り駅へと向かうのである。空は雲が多く、早朝から蒸し暑くて。
朝4時台でも外は十分明るいのである。自宅最寄り駅というのが車両基地のある駅なので初電が早いのがポイント。
乗り換え検索した結果、少しでも早く蘇我・五井に向かうには初電の吉祥寺ゆきが...。

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【2021年7月21日4時51分】 京王井の頭線・富士見ヶ丘駅

この光景、井の頭線ユーザーでも、なかなか見られないもの。(車両交換などで時折、日中もあるのだが...)

ポイントの錆取りのため...だと思われるが、早朝・深夜の一部の電車が反対側のホームに発着するのが見られるのである。
この電車は、始発の渋谷ゆき(上り)だが、1番ホーム(下り)から発車、駅の高井戸側のポイントで上り線に転線する。

コレもなかなか見ることができない光景、早起きしたからこそ...だったのかも知れない。

永福町駅の渡り線を使うため(?)、夜間に富士見ヶ丘-永福町に回送が1往復設定されており。休日ダイヤのときは21時台の設定なので会社帰りによく見かけるのである。
あと、笹塚駅も早朝に、転線して新線(3番ホーム)に入って、再び転線して京王線新宿へ向かう各停があったような...

この渋谷ゆきの直後に検車区から据え付けられる4:54発の吉祥寺ゆきで。吉祥寺からは中央線快速で。

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【2021年7月21日6時22分】 総武本線・千葉駅

東京駅で乗り換えたのは5:42発の快速・佐倉ゆき。モハE217-2077号車のロングシートでウトウト。

あっという間に千葉駅に到着である。<変態鉄>は公休日とはいえ、平日の朝。通勤ラッシュの時間帯が始まって駅構内は混雑しており。いつの間にか、すっかり新しくなった千葉駅のコンコース、そこを通って先発の6:29発、外房線の上総一ノ宮ゆき。こちらも置き換えが始まった209系8両編成である。
通勤客に混ざって、明らかに<鉄>と分かるカメラバッグを担いだ人たちも...

本千葉駅のホーム端にも多数のギャラリーが居た。通過後の“撤収”中だったのだろうか。学校が夏休みになっているのか、キッズ達が多くて...。

そして、いよいよ蘇我駅である。

駅の最も西側にあるのが内房・外房線上りホーム、その海側(西側)に貨物列車が発着する線路があって。JR貨物の機関車が牽引してきた貨物列車はココで京葉臨海鉄道のディーゼル機関車に交換され、京葉臨海鉄道臨海本線経由で千葉貨物、そして、京葉臨海工業地帯各地に継走されていく。
その様子を見ることができる外房・内房上り1番ホームのホーム端には既にスゴい人垣ができており。
周囲には大勢の駅員さん。黄色と黒のタイガーロープを持って規制線を張っており。

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【2021年7月21日6時38分】 内房線・蘇我駅

ただ全く以て“撮影禁止”となっているわけでは無く、そのロープの内側から撮る分には止められることもなく。
蘇我駅1番ホームの真向かい...というより、下り方のホームを離れた地点に貨物列車は停車するのが通常、この甲種輸送も。ここまで牽引してきたJRの電気機関車はすでに解結されており、列車の周囲にヘルメット姿の職員が集まって京葉臨海鉄道のディーゼル機関車の連結作業が完了した頃だっただろうか。
それにしても大勢の人。<変態鉄>が苦手とする場面である。しかも、半分以上がキッズ達。小学校高学年か中学生くらいの感じの子ども達の手には、オッサン驚愕の上位機種の一眼レフが...う~ん。うらやましいものである。
キッズ達、やはり、アグレッシブ。どんどん前に入ってパシャパシャ。そこに通勤のサラリーマン達が「何か見慣れない列車が...」と気づいてスマホを構えて...

う~ん、<変態鉄>が最も苦手とする撮影状況。早々にホームをあとにして...

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【2021年7月21日6時40分】 京葉臨海鉄道臨海本線・蘇我駅

蘇我駅も橋上駅舎のようになっていて...

ちょうど貨物線のある付近は歩道橋のようになっていて。やはり、皆さん周囲に集まっており。
まずは、手すりのところの...アクリル板ごしに“男鹿線色”のキハの姿を。

そして、フェンスの上に手を伸ばして...

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【2021年7月21日6時43分】 京葉臨海鉄道臨海本線・蘇我駅

苦戦したが、何とか1枚。先頭に京葉臨海鉄道のディーゼル機関車が付いた甲種輸送ならではの編成写真を...

これだけでも大満足だったが...


~~ ご報告 ~~

昨日の記事の冒頭に書いた、9日の高松、やはりキャンセル。今週末は溜まった仕事を片付けながら...

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【2021年8月1日14時39分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座

ことでんから2021年12月がタイムりミットであることとともに、レトロ電車のお別れイベントは(状況が許せば)再度、企画するという発表があって。
100年近くにわたって讃岐を走り続けた電車たち、その最後は晴れ舞台を...
次の発表に期待したい。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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