夏の東北を巡って(5)つばさ133号 [<鉄>な撮影記・旅行記録]
またまたワクチン接種の件。
ぬぁんと...
ぬぁんと...
まさかの...
そう、せっかく確保できた第1回接種の予約を“放流”してしまった<変態鉄>。昨晩はそのショックでほとんど眠れないまま...
本当は昨日、金曜日は“出撃”の計画を立てていた。でも、到底、そんな気分にはなれなくて。
パソコンに向かっていると、無目的にネットを見ていても、仕事関係のデータを弄っていても...
ついつい、ワクチン予約のサイトを見てしまうのである。「サーバー負荷軽減のためリロードしないでください」と書いてあるのだが、ついつい「F5」キーを押してしまう<変態鉄>。
そうすると、「空き無し」のグレーの表示がズラッと並ぶ中に10回くらいに1度の割合で、一瞬だけ「空きあり」の緑の表示が出るときが。
慌ててクリックすると、バツ印が並んでいて。予約開始から2日経って、少しずつ動きが出ているみたい。
たぶん、1件のキャンセルを区内の大勢が虎視眈々と狙っていて、自分もその一人。タッチの差で逃している...ということだと気づいて。
ということで頑張っていたら、その偶然の緑表示の何回かに一度、次の確認画面に進めることがあって。でも、そこで「予約はすべて埋まりました」。
その2つの争いに“勝利”したものだけが予約に至る...ということが分かってきて。
昼寝から目覚めたら「F5」キー、コーヒーを入れたら「F5」キー、トイレから戻ったら「F5」キー...昨日の深夜から中断を挟みつつ。
正午前、とうとう自分にも、そのときが来た。
井の頭線では永福町駅からバスで行かないと行けない会場だが、何と7月19日午前中のある時間帯の枠が1個だけ「予約可」の丸印。迷わずクリックしたら...
めでたく「予約が確定しました」の表示。昨日のあのドン底の気持ちから一転。何と何と週明け、月曜のお昼、出社前にワクチン接種に決まったのである。
ということで、ドラッグストアに解熱剤を買いに行かないと。「ワクチン接種だから有給を...」などと口にした日には、大変な目に遭いそうな勤務先なのである。
【2021年7月1日11時34分】 東北新幹線・福島駅
さて、7月1日に阿武隈急行、山形鉄道を巡った「鉄印帳」の旅。11時過ぎに福島に戻ったら...
…… ……
2021年7月1日(木)曇り一時晴れ
飯坂線電車と向かい合わせのホームになる福島駅、飯坂線の線路自体は2駅手前の美術館図書館前駅から線路は東北本線に寄り添うような形になり。
【2021年7月1日11時19分】 福島交通飯坂線・福島駅
乗車した阿武隈急行・第918M列車は、ちょうど飯坂線電車と並走する形になって。飯坂線は途中に曽根田駅があるので、その停車時間の間にかわして、少しだけ福島駅には先着したが、それでもほぼ同時進入の形。
ということで、往路には撮れなかったこの並びである。
何だか平面的な、いかにも“改造車”という感じの顔つき。もとは東急の1000系電車である。
【2020年9月16日11時35分】 上田電鉄別所線・城下駅
昨秋、上田電鉄別所線でも1000系の譲渡車を撮っているが、こちらは帯色も含めて正しい東急電車の姿を残しており。
確かに地方私鉄譲渡に際して2連化すれば先頭車が枯渇するはずで。ステンレス車の場合、車体の改造は困難だし...
【2021年7月1日11時19分】 福島交通飯坂線・福島駅
それにしても真っ平らな顔である。
とはいえ、一世代前にはやはり東急の7000系を譲受して使っていた。
【2001年7月頃】 福島交通飯坂線・飯坂温泉駅
飯坂線に乗ったのは2001年の一度だけ、そのときは東急7000系の独断場だった。そのときも中間車改造の“平面顔”だった。
そんなことを思い出しながら...
でも、あまり時間が無い。
来たときと同じように、バスロータリーを見ながら駅東口へ。そして、新幹線ホーム。
【2021年7月1日11時35分】 東北新幹線・福島駅
11:35発の「つばさ133号」は、このホームで「やまびこ」との切り離し作業の上、単独運転になって“山形新幹線”に入る。これを<鉄>として「奥羽本線」と呼ぶべきか「山形新幹線」と愛称で呼ぶべきか...
90年代に、この“ミニ新幹線”ができたときは驚いたもの。山形・秋田とこの方式で作られたが、それ以降はすべてフル規格で開業している。やはり、在来線としては高速化できても、新幹線と呼ぶには速達性の面でも不十分であり、在来線も改軌により他線と切り離された状態で維持することになり、結局、中途半端だったと言うことだろうか。
【2021年7月1日11時35分】 奥羽本線(山形新幹線)・福島駅
大宮から乗ってきたのはE6系“こまち型”だったが、今度もミニ新幹線車両。新幹線にしては小ぶりな車体である。
切り離し作業と言っても自動化されており、すぐに完了する。最後まで眺めていては乗り遅れるのである。16号車自由席は4割くらいの乗車率だっただろうか。スーツ姿のビジネス客が目立つが観光客の姿もチラホラ。
福島駅発車後の放送では「これから山間の区間を走ります...」と、新幹線区間に比べて揺れるとの注意も。
【2021年7月1日11時58分】 つばさ133号(E325-2009号車)内
福島市街地を離れるとどんどん高度を上げていくことがわかる位の上り勾配にさしかかり。
一気に峠越えの区間にさしかかるのである。雨もすっかり上がって車窓には青空が広がり。
時折通過する小さな駅はスノーシェルターの中にあって。それにしても車窓にこの路線の鉄道施設以外に車窓には人工物と思しきものが一切、見られないというのは、ある種、スゴいことかも。
板谷駅周辺には小さな集落が見られただろうか。
【2021年7月1日12時04分】 つばさ133号(E325-2009号車)内
平坦な土地が広がってきて車窓に家並みが広がってきたら、もう米沢市内。自分以外にも下車する人は多かったみたいで。この“ミニ新幹線”に乗るのは2度目だろうか。乗ってしまえば在来線特急とそう変わるものではなく。
【2021年7月1日12時10分】 奥羽本線(山形新幹線)・米沢駅
暑いっ!!!
盆地性気候なので特に暑く感じられるのだろうか、もう夏本番!!
米沢駅のホームに降り立った瞬間、全身から汗が噴き出すような感じ。下車した人たちが改札口を出て行くのに、<変態鉄>はそのまま列車の後方へ。欠き取りホームから発車するのは米坂線である。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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そう、せっかく確保できた第1回接種の予約を“放流”してしまった<変態鉄>。昨晩はそのショックでほとんど眠れないまま...
本当は昨日、金曜日は“出撃”の計画を立てていた。でも、到底、そんな気分にはなれなくて。
パソコンに向かっていると、無目的にネットを見ていても、仕事関係のデータを弄っていても...
ついつい、ワクチン予約のサイトを見てしまうのである。「サーバー負荷軽減のためリロードしないでください」と書いてあるのだが、ついつい「F5」キーを押してしまう<変態鉄>。
そうすると、「空き無し」のグレーの表示がズラッと並ぶ中に10回くらいに1度の割合で、一瞬だけ「空きあり」の緑の表示が出るときが。
慌ててクリックすると、バツ印が並んでいて。予約開始から2日経って、少しずつ動きが出ているみたい。
たぶん、1件のキャンセルを区内の大勢が虎視眈々と狙っていて、自分もその一人。タッチの差で逃している...ということだと気づいて。
ということで頑張っていたら、その偶然の緑表示の何回かに一度、次の確認画面に進めることがあって。でも、そこで「予約はすべて埋まりました」。
その2つの争いに“勝利”したものだけが予約に至る...ということが分かってきて。
昼寝から目覚めたら「F5」キー、コーヒーを入れたら「F5」キー、トイレから戻ったら「F5」キー...昨日の深夜から中断を挟みつつ。
正午前、とうとう自分にも、そのときが来た。
井の頭線では永福町駅からバスで行かないと行けない会場だが、何と7月19日午前中のある時間帯の枠が1個だけ「予約可」の丸印。迷わずクリックしたら...
めでたく「予約が確定しました」の表示。昨日のあのドン底の気持ちから一転。何と何と週明け、月曜のお昼、出社前にワクチン接種に決まったのである。
ということで、ドラッグストアに解熱剤を買いに行かないと。「ワクチン接種だから有給を...」などと口にした日には、大変な目に遭いそうな勤務先なのである。
【2021年7月1日11時34分】 東北新幹線・福島駅
さて、7月1日に阿武隈急行、山形鉄道を巡った「鉄印帳」の旅。11時過ぎに福島に戻ったら...
…… ……
2021年7月1日(木)曇り一時晴れ
飯坂線電車と向かい合わせのホームになる福島駅、飯坂線の線路自体は2駅手前の美術館図書館前駅から線路は東北本線に寄り添うような形になり。
【2021年7月1日11時19分】 福島交通飯坂線・福島駅
乗車した阿武隈急行・第918M列車は、ちょうど飯坂線電車と並走する形になって。飯坂線は途中に曽根田駅があるので、その停車時間の間にかわして、少しだけ福島駅には先着したが、それでもほぼ同時進入の形。
ということで、往路には撮れなかったこの並びである。
何だか平面的な、いかにも“改造車”という感じの顔つき。もとは東急の1000系電車である。
【2020年9月16日11時35分】 上田電鉄別所線・城下駅
昨秋、上田電鉄別所線でも1000系の譲渡車を撮っているが、こちらは帯色も含めて正しい東急電車の姿を残しており。
確かに地方私鉄譲渡に際して2連化すれば先頭車が枯渇するはずで。ステンレス車の場合、車体の改造は困難だし...
【2021年7月1日11時19分】 福島交通飯坂線・福島駅
それにしても真っ平らな顔である。
とはいえ、一世代前にはやはり東急の7000系を譲受して使っていた。
【2001年7月頃】 福島交通飯坂線・飯坂温泉駅
飯坂線に乗ったのは2001年の一度だけ、そのときは東急7000系の独断場だった。そのときも中間車改造の“平面顔”だった。
そんなことを思い出しながら...
でも、あまり時間が無い。
来たときと同じように、バスロータリーを見ながら駅東口へ。そして、新幹線ホーム。
【2021年7月1日11時35分】 東北新幹線・福島駅
11:35発の「つばさ133号」は、このホームで「やまびこ」との切り離し作業の上、単独運転になって“山形新幹線”に入る。これを<鉄>として「奥羽本線」と呼ぶべきか「山形新幹線」と愛称で呼ぶべきか...
90年代に、この“ミニ新幹線”ができたときは驚いたもの。山形・秋田とこの方式で作られたが、それ以降はすべてフル規格で開業している。やはり、在来線としては高速化できても、新幹線と呼ぶには速達性の面でも不十分であり、在来線も改軌により他線と切り離された状態で維持することになり、結局、中途半端だったと言うことだろうか。
【2021年7月1日11時35分】 奥羽本線(山形新幹線)・福島駅
大宮から乗ってきたのはE6系“こまち型”だったが、今度もミニ新幹線車両。新幹線にしては小ぶりな車体である。
切り離し作業と言っても自動化されており、すぐに完了する。最後まで眺めていては乗り遅れるのである。16号車自由席は4割くらいの乗車率だっただろうか。スーツ姿のビジネス客が目立つが観光客の姿もチラホラ。
福島駅発車後の放送では「これから山間の区間を走ります...」と、新幹線区間に比べて揺れるとの注意も。
【2021年7月1日11時58分】 つばさ133号(E325-2009号車)内
福島市街地を離れるとどんどん高度を上げていくことがわかる位の上り勾配にさしかかり。
一気に峠越えの区間にさしかかるのである。雨もすっかり上がって車窓には青空が広がり。
時折通過する小さな駅はスノーシェルターの中にあって。それにしても車窓にこの路線の鉄道施設以外に車窓には人工物と思しきものが一切、見られないというのは、ある種、スゴいことかも。
板谷駅周辺には小さな集落が見られただろうか。
【2021年7月1日12時04分】 つばさ133号(E325-2009号車)内
平坦な土地が広がってきて車窓に家並みが広がってきたら、もう米沢市内。自分以外にも下車する人は多かったみたいで。この“ミニ新幹線”に乗るのは2度目だろうか。乗ってしまえば在来線特急とそう変わるものではなく。
【2021年7月1日12時10分】 奥羽本線(山形新幹線)・米沢駅
暑いっ!!!
盆地性気候なので特に暑く感じられるのだろうか、もう夏本番!!
米沢駅のホームに降り立った瞬間、全身から汗が噴き出すような感じ。下車した人たちが改札口を出て行くのに、<変態鉄>はそのまま列車の後方へ。欠き取りホームから発車するのは米坂線である。(つづく)
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