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“ご神体”を見に、浜辺の終着駅へ(4)那珂湊駅 [ひたちなか海浜鉄道]

今日の話題に入る前に。

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やはり...だった。
時計が0時を指す瞬間にクリックしたが...

「このままお待ちください」の画面が10分ほど表示されて。画面が切り替わったときには予約は終わっていた。わが区の接種は7月下旬以降、たぶん8月に入ってからスタートになりそうな感じ。
最初から「打ちたい!!」派だった<変態鉄>、早く打てる日が来ると良いのだが...

さて、ワクチンはなくても<変態鉄>の<鉄>活動は粛々と継続しているのである。
17日に、茨城県内の鉄道を巡った話題。クルマに乗らない<変態鉄>、鉄道路線のほかに路線バスも重要な移動手段なのだが、地元以外ではコレがまた“クセモノ”で。分かっていたものの...

……  ……

2021年6月17日(木)晴れ

茨城県の県都・水戸の市街地は太平洋から、海岸線から少し内陸に入ったあたりにある。常磐線で水戸駅の1つ北側、仙台側は勝田である。国鉄時代から大きな車両基地がある駅として<鉄>には「勝田」は馴染みの地名である。
水戸-勝田間で常磐線列車が渡る長い鉄橋が那珂川。大洗は那珂川河口の南側の町、ということで水戸の隣町と言える。那珂川を挟んで対岸の町が同じく河口の北側に位置するのが那珂湊の町。前者はフェリーターミナル、後者は漁港と魚市場の街...といったイメージだろうか。

鹿島から北上してきた鹿島臨海鉄道大洗鹿島線は、大洗駅の北側で90度のカーブ。隣の常澄駅からは西へ針路を変え、那珂川に平行に水戸駅に至る。

<鉄>の感覚では、鹿島臨海鉄道からひたちなか海浜鉄道に“転戦”するには、大洗 → 水戸 → 勝田 → 那珂湊と「コ」の字の逆さまのような感じでグルッと回るのだが、実はクルマだと...
以前、常澄駅から那珂湊駅まで歩いたことがあった。那珂川の橋を渡って30分ほどの道のり。

そして、大洗から那珂湊までは茨城交通の路線バスが毎時1本程度。

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【2021年6月17日13時46分】 茨城県東茨城郡大洗町桜道・大洗駅前

白地に青と赤のライン、茨交バスが駅前のロータリーに停車しているのを見て、すっかり勘違いしていた<変態鉄>。事前に調べてきていたのに...
事前に茨城交通のウェブサイトで調べたら、13:53に「大洗駅入口」バス停から那珂湊方面のバスがあって。

そう、これが...

路線バスの停留所名というのは乗り慣れた地元の人以外には、かなり難解。案内図などがあれば良いが、地方だとクルマ社会と、バス自体、地元のお年寄りか学生向けの乗り物...といった感じで案内表示など期待できない。
そんな中、この「大洗駅入口」バス停...

このバス停名の「入口」というコトバ、これは要警戒なのである。そんなこと、ずっと昔から知っていたはずだったが...

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【2021年6月17日13時48分】 茨城県東茨城郡大洗町桜道・大洗駅前

駅舎の前にもバスロータリーがあって。でも、ここはバス停としては「大洗駅前」。

駅前の通りを通る路線なら、普通、ここまで乗り入れてくるもので。「駅入口」という名称から示唆されるのは、バスは駅から少し(数百メートル程度??)離れたところにある大通りを走っている...ということ。地方都市だと路線バスも駅に乗り入れずに“駅まで歩くなら、ここが最寄り”という交差点付近に「入口」というバス停を置くことが珍しくなくて。
バスの時刻は13:53発。あと5分少々。そう、駅前通りを通るなら駅舎前まで乗り入れて「駅前」バス停に停まるはず。それを「駅入口」にしたということは、ここから数分かそれ以上、歩かないとたどり着けない場所と予想され。バス停の位置を、詳細に、ちゃんと調べて来なかった自分に、すでに“勝ち目”は無いということはハッキリ分かった。

う~ん...、次のバスは1時間後、列車で行っても乗り換えが増える分、時間は結構かかって...

ということで、意を決して駅の正面玄関前へ。客待ちしていたタクシーに乗り込むのだった。

大洗の街を抜けるとすぐに那珂川が見えてきて。橋を渡れば見慣れた町並み。バスだと20~30分の所要時間になっていたが、タクシーだと直行するので10分弱、料金はピッタリ2,000円。逆に、那珂湊駅到着は当初の予定より20分ほど早くなったのである。

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“コロナ禍”の旅客減からか、1日フリーきっぷが600円に値下げされており。コレを購入。まもなく改札が開いて。

そう、当初のプランより1本早い14:13発の第131列車に間に合ったのである。当初予定では次の14:56発だった。タクシーを使った代わりに、スケジュールを40分前倒し。
那珂湊駅では上下列車が交換する。まずは上りホームに入って...

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【2021年6月17日14時07分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・那珂湊駅

ホーム端に留置されているのが、キハ205号車。

水島臨海鉄道から移籍した車両で。同社のキハ205号車は倉敷貨物ターミナル内で保存されているが、こちらは“いまなお現役”、でも、なかなか出番はないみたいで。
塗装が色褪せないうちに、この車両の走る姿を、また撮りたいのだが...

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【2021年6月17日14時09分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・那珂湊駅

駅ネコの「ミニさむ」は、基本的にここのポジションにやってくるのは稀なことだそうで。

そんなタイミングで構内踏切が...

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【2021年6月17日14時10分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・那珂湊駅

先にやってきたのは阿字ヶ浦からの第132列車、14:11発である。この日はキハ11形単行。日中の湊線は2両のキハが行ったり来たりする運用になっているようで。2列車は、この那珂湊駅で交換するようになっている。

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【2021年6月17日14時11分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・那珂湊駅

湊線の中心駅でもあり、車両基地と工場機能があるのも、この駅。車両は新しくなっても地方私鉄らしい駅や施設の佇まい。列車別改札制が徹底されている駅なので、列車入線直前の僅かな時間しか撮影機会が無いのだが、この情景、ずっと撮り続けていたくなるくらい魅力的なのである。

さぁ、下り列車も... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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