春の1日、会津まで往復してみた(16)会津若松で折り返し [3セク鉄道「鉄印」の旅]
日帰りの<乗り鉄>旅をここまで引っ張るとは、相変わらず、拙ブログは“狂気の沙汰”としか言いようがなく。
ただ、15時の会津若松駅は駆け足で。どこも行くことなく、そのまま折り返し。
往路を16話で紹介したので復路も...、いや、復路はそのまま乗り通すだけだったので。
【2021年3月9日14時08分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
ということで、芦ノ牧温泉駅を14:11発の快速「AIZUマウントエクスプレス3号」で。
…… ……
2021年3月9日(火)曇りのち晴れ
ネコにそれほど興味がある訳でもなく、芦ノ牧温泉駅は単に保存キハを撮るためだけの途中下車だったのだが、この駅をすっかり侮っていた。
【2021年3月9日13時51分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
駅ネコは撮影禁止になっており、休んでいるような感じ。そして、良い感じの木造駅舎の内部は駅舎としての機能も残しつつ、カフェやグッズショップに姿を変えていたが、駅構内には古き佳き鉄道情景がそこかしこに。
【2021年3月9日13時42分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
とはいえ、駅舎内部にも。会津線の歴史。この駅は上三寄駅として1927年(昭和2年)に開業し、国鉄会津線時代の終着・会津滝ノ原駅までは戦後の1953年(昭和28年)に開業している。ただ、それから約35年で第3セクター化されることになる。
その引き換えに、鬼怒川温泉・新藤原から県境を越えて野岩鉄道線が延びてきて、浅草まで直結されることになるのだから奇妙なもので。国鉄時代は“盲腸線”だったと思われるが...
さて、そのホームに入ってみれば...
【2021年3月9日13時55分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
写真は向かい側の若松方面ホームから撮ったのだが、駅舎の隣には転轍機テコがあると思われる小屋が。
そう、交換駅として、かつて腕木式信号機が使われていた時代、ここのテコを操作して信号を切り替えていたはず。
上屋が残っている駅は時折、あるのだが、中を覗き込んでみると...
【2021年3月9日13時51分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
ちゃんとテコが残っており。もちろん、信号は自動化されており、コレは使われていないはず。
奥から「上出」「下場」「上場」「下出」と並んでおり。上り・下りの「場」は場内信号機、「出」は出発信号機のものと思われ。
もちろん、触ることはできないが、コレが完全な姿で残っている駅は意外と少ないのではないかと思われ。マニア向けの鉄道遺産として公開してくれると良いのだが...
【2021年3月9日13時55分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
そして、会津田島側に留置されているキハの全景を。それにしても、撮るのに苦労する保存車だったが、貴重なキハ30形の生き残りを撮ることができて。
東武日光駅前の路面電車、会津田島駅前のSLに続いて、この日、3両目の静態保存車だった。
【2021年3月9日13時56分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
小さな駅ではあっても見所の多い駅だった。1時間の待ち時間はあっという間だった。
ほどなく構内踏切が鳴り出したと思ったら、快速「AIZUマウントエクスプレス3号」が到着。
【2021年3月9日14時08分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
この日はAT-601号車単行、わずかな乗客で。転換クロスシートの車内、座席に腰を下ろして車窓をぼーっと眺めるのは<鉄>として最も幸せな時間かも。
【2021年3月9日14時19分】 会津鉄道会津線・門田駅
単線の会津線、途中駅で交換待ちの停車があるのだが門田(もんでん)駅のホーム。
思わず車外に出てカメラを構えた次第。
南若松駅を出ると若松市街地に入ってきて。只見線の線路が寄り添ってきたら西若松駅。ここからは只見線で何度も通った線路を。
七日町駅で多少の乗降があったら、すぐに終点・会津若松駅には14:37着。
【2021年3月9日14時38分】 只見線・会津若松駅
アタマでは分かっているものの、ここにギンギラのステンレス車が休んでいるのは...
ここにはキハ40形が当たり前のように停まっていたのである。でも、ここに居たはずのキハ40形が、まさか五井で見ることができるようになったのは、まさに“驚愕の事実”だったが...
と、ノンビリ写真を撮っている訳にもいかないのだった。
【2021年3月9日14時41分】 只見線・会津若松駅
会津若松の滞在時間は20分だけの予定。1泊2日の予定を日帰りに変更した“しわ寄せ”はココにあった。
到着した列車の折り返しにあたる第2313D列車の発車は 14:59、これに乗りたいのである。
でも...
空腹!!
幸い、勝手知ったる会津若松。駅前のバス通りまで出れば「リオンドール」があるはずで、ココで安い弁当を買って昼食にしようと。
さぁ、駅前広場をダッシュで...
と、ふと気づいたのである。スーパーまで行かなくても駅前の若松バスターミナルで弁当が売っていたはず。
「わっぱめし」を買って、再び改札を通って。
第2313D列車は高校生たちの帰宅時間帯にあたっているみたい。往路のときより乗客は多く。
同じAT-601号車に戻って。先ほどとは反対側のシートに陣取って。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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ただ、15時の会津若松駅は駆け足で。どこも行くことなく、そのまま折り返し。
往路を16話で紹介したので復路も...、いや、復路はそのまま乗り通すだけだったので。
【2021年3月9日14時08分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
ということで、芦ノ牧温泉駅を14:11発の快速「AIZUマウントエクスプレス3号」で。
…… ……
2021年3月9日(火)曇りのち晴れ
ネコにそれほど興味がある訳でもなく、芦ノ牧温泉駅は単に保存キハを撮るためだけの途中下車だったのだが、この駅をすっかり侮っていた。
【2021年3月9日13時51分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
駅ネコは撮影禁止になっており、休んでいるような感じ。そして、良い感じの木造駅舎の内部は駅舎としての機能も残しつつ、カフェやグッズショップに姿を変えていたが、駅構内には古き佳き鉄道情景がそこかしこに。
【2021年3月9日13時42分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
とはいえ、駅舎内部にも。会津線の歴史。この駅は上三寄駅として1927年(昭和2年)に開業し、国鉄会津線時代の終着・会津滝ノ原駅までは戦後の1953年(昭和28年)に開業している。ただ、それから約35年で第3セクター化されることになる。
その引き換えに、鬼怒川温泉・新藤原から県境を越えて野岩鉄道線が延びてきて、浅草まで直結されることになるのだから奇妙なもので。国鉄時代は“盲腸線”だったと思われるが...
さて、そのホームに入ってみれば...
【2021年3月9日13時55分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
写真は向かい側の若松方面ホームから撮ったのだが、駅舎の隣には転轍機テコがあると思われる小屋が。
そう、交換駅として、かつて腕木式信号機が使われていた時代、ここのテコを操作して信号を切り替えていたはず。
上屋が残っている駅は時折、あるのだが、中を覗き込んでみると...
【2021年3月9日13時51分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
ちゃんとテコが残っており。もちろん、信号は自動化されており、コレは使われていないはず。
奥から「上出」「下場」「上場」「下出」と並んでおり。上り・下りの「場」は場内信号機、「出」は出発信号機のものと思われ。
もちろん、触ることはできないが、コレが完全な姿で残っている駅は意外と少ないのではないかと思われ。マニア向けの鉄道遺産として公開してくれると良いのだが...
【2021年3月9日13時55分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
そして、会津田島側に留置されているキハの全景を。それにしても、撮るのに苦労する保存車だったが、貴重なキハ30形の生き残りを撮ることができて。
東武日光駅前の路面電車、会津田島駅前のSLに続いて、この日、3両目の静態保存車だった。
【2021年3月9日13時56分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
小さな駅ではあっても見所の多い駅だった。1時間の待ち時間はあっという間だった。
ほどなく構内踏切が鳴り出したと思ったら、快速「AIZUマウントエクスプレス3号」が到着。
【2021年3月9日14時08分】 会津鉄道会津線・芦ノ牧温泉駅
この日はAT-601号車単行、わずかな乗客で。転換クロスシートの車内、座席に腰を下ろして車窓をぼーっと眺めるのは<鉄>として最も幸せな時間かも。
【2021年3月9日14時19分】 会津鉄道会津線・門田駅
単線の会津線、途中駅で交換待ちの停車があるのだが門田(もんでん)駅のホーム。
思わず車外に出てカメラを構えた次第。
南若松駅を出ると若松市街地に入ってきて。只見線の線路が寄り添ってきたら西若松駅。ここからは只見線で何度も通った線路を。
七日町駅で多少の乗降があったら、すぐに終点・会津若松駅には14:37着。
【2021年3月9日14時38分】 只見線・会津若松駅
アタマでは分かっているものの、ここにギンギラのステンレス車が休んでいるのは...
ここにはキハ40形が当たり前のように停まっていたのである。でも、ここに居たはずのキハ40形が、まさか五井で見ることができるようになったのは、まさに“驚愕の事実”だったが...
と、ノンビリ写真を撮っている訳にもいかないのだった。
【2021年3月9日14時41分】 只見線・会津若松駅
会津若松の滞在時間は20分だけの予定。1泊2日の予定を日帰りに変更した“しわ寄せ”はココにあった。
到着した列車の折り返しにあたる第2313D列車の発車は 14:59、これに乗りたいのである。
でも...
空腹!!
幸い、勝手知ったる会津若松。駅前のバス通りまで出れば「リオンドール」があるはずで、ココで安い弁当を買って昼食にしようと。
さぁ、駅前広場をダッシュで...
と、ふと気づいたのである。スーパーまで行かなくても駅前の若松バスターミナルで弁当が売っていたはず。
「わっぱめし」を買って、再び改札を通って。
第2313D列車は高校生たちの帰宅時間帯にあたっているみたい。往路のときより乗客は多く。
同じAT-601号車に戻って。先ほどとは反対側のシートに陣取って。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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