春の1日、会津まで往復してみた(7)もうちょっと下今市駅 [東武鉄道]
2日間のお休みをいただいたこの話題、今日から再開。
そんな<変態鉄>、ここから来週半ばまでが、今年の上半期で一番、忙しい1週間になりそう。そこを乗り越えたら...と思っている。
浅草から鬼怒川温泉を経て、福島県内に入って北上しお昼過ぎの会津若松、すぐに折り返し、同じルートで夜の浅草に戻ってきた...というだけの1往復の<乗り鉄>旅。まだ、往路の3分の1程度だが、それで7話も書いているのだから...
でも、まだまだ引っ張りたい。この下今市駅というのは、この駅だけを目当てに訪問したくなるくらい、<変態鉄>には魅力的な駅だった。
【2021年3月9日8時31分】 東武日光線・東武日光駅前
まず、東武日光駅前に保存されている日光軌道線の保存車を撮ったところからスタートして、お目当ての東武6050系電車に乗って下今市駅に戻って。
この駅でSL列車用の14系客車などを撮ったら、さっさと新藤原へ...と思っていたのだが、この駅でもっと時間を使っても良かったと。新藤原ゆきに乗り換えるまで約40分、後ろ髪を引かれるような思いで後にしたのだった。
…… ……
2021年3月9日(火)曇りのち晴れ
今回の<乗り鉄>旅の大きな目的の1つは、この電車を堪能すること。
【2021年3月9日8時49分】 東武日光線・下今市駅
初乗車となった、東武6050系。この電車、“生息域”がだんだん北へ北へと追い詰められてきて。だんだん“絶滅の日”が近づいている気配。現在は下今市駅より北側が中心になっている。
東武日光駅から戻ってきて、この列車に乗り換えても良かったのだが、次の新藤原ゆきの時刻まで、この駅を監察してみることにしたのである。
「ローカル線」だと思っていたら、この区間、意外と運転本数も多いのである。
【2021年3月9日8時51分】 東武日光線・下今市駅
そんな下今市駅。
SL列車のために復元というか、“レトロ調”に変えられた部分と、もともとの歴史ある駅の情景が混在していて。
紺色の琺瑯駅名板風の駅名表示は“装飾”だろうが...。
こちらは、見つけてちょっと驚いた。
【2021年3月9日8時51分】 東武日光線・下今市駅
東武に乗るのは数える位しか無いのだが...
他の駅にコレがあるのを見たことは無く。
そう、いわゆる「軒下乗車位置案内板」である。
それは、<変態鉄>の<鉄>としての原風景のような子供の頃の記憶。音が割れて聞き取りにくい声で駅員さんのマイク放送が入るJR初期の富山駅の記憶。
「軒下に掲げました、乗車位置案内板、白山、白山の下、1列に並んで...」、土産物の紙袋を持った乗客が...
この軒下乗車位置表示札というのは、<変態鉄>には、結構、気になる鉄道情景なのである。乗車位置も足下にペイントで入ることが多くなり。
「特急 けごん」の乗車位置案内札である。
さて。
【2021年3月9日9時12分】 東武日光線・下今市駅
機関区の公開は時間が合わなくて見学できず。でも、この跨線橋は開放されていて。
こちらも駅舎とホームを繋ぐ本来の跨線橋としても“いまなお現役”だが、その通路としての役割は、エレベータも付いた広幅の新しい跨線橋がすぐ隣に設置されており。こちらは「旧跨線橋ギャラリー」として公開されている。
【2021年3月9日9時12分】 東武日光線・下今市駅
東武日光・鬼怒川線内の駅など鉄道施設は少なからずが登録有形文化財になっており。その銘板や資料が壁に展示されており。
さらに各時代の日光の観光ポスターや昭和の時代のさまざまなポスターが展示されており。ここはここで時間をかけて見学したいものだが、この日はあっさりと見るだけになってしまった。
再びホームへ。
【2021年3月9日9時16分】 東武日光線・下今市駅
公開時間外の機関区の様子もホームから見ることができる。
SL大樹運転に際して設置された転車台は、ぬぁんと、JR西日本・長門機関区(長門鉄道部)から移設されたもの。
20年ほど前、山陰本線に残る国鉄型ディーゼル動車を追っていたとき、何度か長門市駅にも行ったことがあって。あのとき、長門市駅に到着する列車の車窓からターンテーブルがあるのを見つけた記憶がある。
ということで、これも、いわゆる一つの“再会”なのである。
【2021年3月9日9時20分】 東武日光線・下今市駅
そして、こちらは真新しい、新築の扇形レンガ機関庫。そこから顔を出しているのはC11 325号機である。こちらは真岡鐵道で撮って以来の“再会”である。
隣のDE10型ディーゼル機関車にも「大樹」のヘッドマークが掲げられている。
さて、新藤原ゆきが到着である。今度の新藤原ゆきは東武日光からの電車。日光線を南下してきた電車が、スイッチバックするような形で鬼怒川線・新藤原へと向かう。その電車が...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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そんな<変態鉄>、ここから来週半ばまでが、今年の上半期で一番、忙しい1週間になりそう。そこを乗り越えたら...と思っている。
浅草から鬼怒川温泉を経て、福島県内に入って北上しお昼過ぎの会津若松、すぐに折り返し、同じルートで夜の浅草に戻ってきた...というだけの1往復の<乗り鉄>旅。まだ、往路の3分の1程度だが、それで7話も書いているのだから...
でも、まだまだ引っ張りたい。この下今市駅というのは、この駅だけを目当てに訪問したくなるくらい、<変態鉄>には魅力的な駅だった。
【2021年3月9日8時31分】 東武日光線・東武日光駅前
まず、東武日光駅前に保存されている日光軌道線の保存車を撮ったところからスタートして、お目当ての東武6050系電車に乗って下今市駅に戻って。
この駅でSL列車用の14系客車などを撮ったら、さっさと新藤原へ...と思っていたのだが、この駅でもっと時間を使っても良かったと。新藤原ゆきに乗り換えるまで約40分、後ろ髪を引かれるような思いで後にしたのだった。
…… ……
2021年3月9日(火)曇りのち晴れ
今回の<乗り鉄>旅の大きな目的の1つは、この電車を堪能すること。
【2021年3月9日8時49分】 東武日光線・下今市駅
初乗車となった、東武6050系。この電車、“生息域”がだんだん北へ北へと追い詰められてきて。だんだん“絶滅の日”が近づいている気配。現在は下今市駅より北側が中心になっている。
東武日光駅から戻ってきて、この列車に乗り換えても良かったのだが、次の新藤原ゆきの時刻まで、この駅を監察してみることにしたのである。
「ローカル線」だと思っていたら、この区間、意外と運転本数も多いのである。
【2021年3月9日8時51分】 東武日光線・下今市駅
そんな下今市駅。
SL列車のために復元というか、“レトロ調”に変えられた部分と、もともとの歴史ある駅の情景が混在していて。
紺色の琺瑯駅名板風の駅名表示は“装飾”だろうが...。
こちらは、見つけてちょっと驚いた。
【2021年3月9日8時51分】 東武日光線・下今市駅
東武に乗るのは数える位しか無いのだが...
他の駅にコレがあるのを見たことは無く。
そう、いわゆる「軒下乗車位置案内板」である。
それは、<変態鉄>の<鉄>としての原風景のような子供の頃の記憶。音が割れて聞き取りにくい声で駅員さんのマイク放送が入るJR初期の富山駅の記憶。
「軒下に掲げました、乗車位置案内板、白山、白山の下、1列に並んで...」、土産物の紙袋を持った乗客が...
この軒下乗車位置表示札というのは、<変態鉄>には、結構、気になる鉄道情景なのである。乗車位置も足下にペイントで入ることが多くなり。
「特急 けごん」の乗車位置案内札である。
さて。
【2021年3月9日9時12分】 東武日光線・下今市駅
機関区の公開は時間が合わなくて見学できず。でも、この跨線橋は開放されていて。
こちらも駅舎とホームを繋ぐ本来の跨線橋としても“いまなお現役”だが、その通路としての役割は、エレベータも付いた広幅の新しい跨線橋がすぐ隣に設置されており。こちらは「旧跨線橋ギャラリー」として公開されている。
【2021年3月9日9時12分】 東武日光線・下今市駅
東武日光・鬼怒川線内の駅など鉄道施設は少なからずが登録有形文化財になっており。その銘板や資料が壁に展示されており。
さらに各時代の日光の観光ポスターや昭和の時代のさまざまなポスターが展示されており。ここはここで時間をかけて見学したいものだが、この日はあっさりと見るだけになってしまった。
再びホームへ。
【2021年3月9日9時16分】 東武日光線・下今市駅
公開時間外の機関区の様子もホームから見ることができる。
SL大樹運転に際して設置された転車台は、ぬぁんと、JR西日本・長門機関区(長門鉄道部)から移設されたもの。
20年ほど前、山陰本線に残る国鉄型ディーゼル動車を追っていたとき、何度か長門市駅にも行ったことがあって。あのとき、長門市駅に到着する列車の車窓からターンテーブルがあるのを見つけた記憶がある。
ということで、これも、いわゆる一つの“再会”なのである。
【2021年3月9日9時20分】 東武日光線・下今市駅
そして、こちらは真新しい、新築の扇形レンガ機関庫。そこから顔を出しているのはC11 325号機である。こちらは真岡鐵道で撮って以来の“再会”である。
隣のDE10型ディーゼル機関車にも「大樹」のヘッドマークが掲げられている。
さて、新藤原ゆきが到着である。今度の新藤原ゆきは東武日光からの電車。日光線を南下してきた電車が、スイッチバックするような形で鬼怒川線・新藤原へと向かう。その電車が...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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東武日光駅
路面電車が展示されていますがまだ見に行った事ないです
綺麗に再塗装されている感じですね
展示用に屋根を付けるといいですね
by tochi (2021-03-28 07:25)
tochiさん
コメントありがとうございます。
つい先日、移設整備されたばかりですので、非常にキレイな状態でした。屋根が付くと安心ですが、駅前のロータリーのところですので、なかなか難しいかもしれません。確か、廃車まで車内は蛍光灯化されずに白熱灯のままだったと思いますし、レトロな車内を活用したイベントなどで親しまれる存在になって欲しいと思います。
by ferrum_queserasera (2021-03-28 20:41)