続・北関東ディープ<鉄>(7)足尾駅 [3セク鉄道「鉄印」の旅]
町の名前を冠した駅が「玄関駅」だが、それが町外れにあるところは意外と多いみたいで。いわゆる“鉄道忌避”のようなケースもあれば、地形的な原因で旧市街地中心部に入らなかったケース、あるいは、かつては“玄関駅”に相応しい位置にあったが、その後、当時の町外れと“逆転”してしまったようなところとか。
【2021年1月7日11時38分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
わたらせ渓谷鉄道は旧国鉄足尾線。その足尾、<変態鉄>は小学生頃だったか...教科書に取りあげられていた田中正造の話で知った街である。もちろん、足尾線も銅山関係の貨物輸送が敷設目的だった訳で。上り列車との交換があった沢入駅からは渡良瀬川は車窓左手に変わって。
まもなく栃木県内、足尾の街に入って。
…… ……
2021年1月7日(木)晴れ
渡良瀬川が車窓左手に流れる...つまり、線路が川の東岸に移ったら、まもなく足尾の街に入る。
【2021年1月7日11時27分】 わたらせ渓谷鉄道・第717D列車(わ89-314車内)
ようやく、川面が順光で撮れるようになって。その昔は銅山に関連して大規模公害が起こった...というのは知ってはいるものの、いまの渡良瀬川流域は美しい景色としか言いようがない。となれば、<鉄>の“性”のようなもので、ついつい撮影ポイントを探してしまうのである。
【2021年1月7日11時33分】 わたらせ渓谷鉄道・第717D列車(わ89-314車内)
終点・間藤駅の2つ手前が通洞駅。その到着放送のときに、通洞が街の中心部で商店があるのも、観光の拠点も通洞がである旨がアナウンスされ。
銅山で賑わった時代の産業遺産を見学するのも良いのだが...
こういう時期である点と先を急ぐ上で、見学はせず。
それでも車窓にも、いかにも鉱山で賑わった街とわかる独特の車窓風景がひろがって。
そして、足尾駅に到着である。約1時間の道のり、あっという間だった。
相対式ホームなので、構内踏切をわたった向かい側からカメラを構えれば、と思っていたら...
【2021年1月7日11時38分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
やはり、世の中、そんなに甘くない。タブレット閉塞だった時代の名残だろうか、いすみ鉄道の国吉駅のように両ホームがオフセットした相対式ホーム。そう、どちらの列車に対しても列車前方に構内踏切が位置する訳で。つまり、駅到着時点で踏切機は作動しており。<鉄>のクセして、そんなことも...
それが今日のトップ写真。逆光側から撮るしか無かったのである。
【2021年1月7日11時38分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
かろうじて撮ったのが、この1枚。
右隅に気になるモノが写っているが...それが今回の訪問の目的の1つ。
そして、振り返って通洞・桐生側を見れば...
【2021年1月7日11時38分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
何の変哲も無いローカル線の駅だが、冬の景色は美しい。それを「美しい」としか言えない<変態鉄>の語彙力、そして、この程度の記録写真しか撮れないカメラの腕前、
そんな景色を独り占めである。列車が出発してしまうと自分ひとり。
♪ 誰もいない駅~ ふたりの愛を...
と、かつて某有名写真家の奥様が歌ったとか、歌っていないとか。
あまり、こういうことを言うとJA※RACに叱られそうだが。
もちろん、確かめていない。またまた一定年齢以上にしか分からないネタで。
【2021年1月7日11時39分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
琺瑯の駅名看板も何とも言えないが、隣には「海抜 640 m」の表示。大間々駅から35 kmの道のりで450 mほど上がっているのである。
かつては賑わったであろうことを感じさせる部分はあるが、それにしても静かな駅。まさに「夢の跡」。
【2021年1月7日11時39分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
と、駅舎の間藤側へ。旧貨物ホームに停まっているのは2両のキハである。
貨物上屋のあるところに“停車”しているのは、「桐生-間藤」という足尾線時代の方向幕のキハ35形。
【2021年1月7日11時40分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
転換直前の足尾線の主力はキハ35系だったとのことで。タラコ色...首都圏色のキハ35というのはピッタリなのである。
でも、この保存車たち... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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【2021年1月7日11時38分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
わたらせ渓谷鉄道は旧国鉄足尾線。その足尾、<変態鉄>は小学生頃だったか...教科書に取りあげられていた田中正造の話で知った街である。もちろん、足尾線も銅山関係の貨物輸送が敷設目的だった訳で。上り列車との交換があった沢入駅からは渡良瀬川は車窓左手に変わって。
まもなく栃木県内、足尾の街に入って。
…… ……
2021年1月7日(木)晴れ
渡良瀬川が車窓左手に流れる...つまり、線路が川の東岸に移ったら、まもなく足尾の街に入る。
【2021年1月7日11時27分】 わたらせ渓谷鉄道・第717D列車(わ89-314車内)
ようやく、川面が順光で撮れるようになって。その昔は銅山に関連して大規模公害が起こった...というのは知ってはいるものの、いまの渡良瀬川流域は美しい景色としか言いようがない。となれば、<鉄>の“性”のようなもので、ついつい撮影ポイントを探してしまうのである。
【2021年1月7日11時33分】 わたらせ渓谷鉄道・第717D列車(わ89-314車内)
終点・間藤駅の2つ手前が通洞駅。その到着放送のときに、通洞が街の中心部で商店があるのも、観光の拠点も通洞がである旨がアナウンスされ。
銅山で賑わった時代の産業遺産を見学するのも良いのだが...
こういう時期である点と先を急ぐ上で、見学はせず。
それでも車窓にも、いかにも鉱山で賑わった街とわかる独特の車窓風景がひろがって。
そして、足尾駅に到着である。約1時間の道のり、あっという間だった。
相対式ホームなので、構内踏切をわたった向かい側からカメラを構えれば、と思っていたら...
【2021年1月7日11時38分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
やはり、世の中、そんなに甘くない。タブレット閉塞だった時代の名残だろうか、いすみ鉄道の国吉駅のように両ホームがオフセットした相対式ホーム。そう、どちらの列車に対しても列車前方に構内踏切が位置する訳で。つまり、駅到着時点で踏切機は作動しており。<鉄>のクセして、そんなことも...
それが今日のトップ写真。逆光側から撮るしか無かったのである。
【2021年1月7日11時38分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
かろうじて撮ったのが、この1枚。
右隅に気になるモノが写っているが...それが今回の訪問の目的の1つ。
そして、振り返って通洞・桐生側を見れば...
【2021年1月7日11時38分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
何の変哲も無いローカル線の駅だが、冬の景色は美しい。それを「美しい」としか言えない<変態鉄>の語彙力、そして、この程度の記録写真しか撮れないカメラの腕前、
そんな景色を独り占めである。列車が出発してしまうと自分ひとり。
♪ 誰もいない駅~ ふたりの愛を...
と、かつて某有名写真家の奥様が歌ったとか、歌っていないとか。
あまり、こういうことを言うとJA※RACに叱られそうだが。
もちろん、確かめていない。またまた一定年齢以上にしか分からないネタで。
【2021年1月7日11時39分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
琺瑯の駅名看板も何とも言えないが、隣には「海抜 640 m」の表示。大間々駅から35 kmの道のりで450 mほど上がっているのである。
かつては賑わったであろうことを感じさせる部分はあるが、それにしても静かな駅。まさに「夢の跡」。
【2021年1月7日11時39分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
と、駅舎の間藤側へ。旧貨物ホームに停まっているのは2両のキハである。
貨物上屋のあるところに“停車”しているのは、「桐生-間藤」という足尾線時代の方向幕のキハ35形。
【2021年1月7日11時40分】 わたらせ渓谷鉄道・足尾駅
転換直前の足尾線の主力はキハ35系だったとのことで。タラコ色...首都圏色のキハ35というのはピッタリなのである。
でも、この保存車たち... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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足尾駅
キハは、足尾歴史館の方々の持ち物です
以前、ボロボロだったのをボランティアの鉄道大好きな方々が集まり再塗装しました
by tochi (2021-02-02 07:41)
tochiさん
コメントありがとうございます。
遅くなりまして、申し訳ありません。
地元の塗装業者の手で数年前に再塗装されたのは聞いておりました。
保存車だけでなく、駅舎も駅周辺も、非常にポテンシャルが...
というか、大きな魅力を感じた次第です。
足尾の街、再訪してみたいと思っております。
そのときは、銅山関係の見所も回ってみたいと思っています。
by ferrum_queserasera (2021-02-02 22:02)