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秋の房総のキハたちを (1-4) 小湊鐵道20201024 五井機関区撮影会 [3] [小湊鐵道]

明日は、本当は大多喜に出撃する計画を立てていた...というか、計画というより
いつものパターンで。KASAYAさんあたりで昼食をとろうかと企んでいた。

しかし...

である。感染が怖くて...ではない。仕事が間に合わないだけである。
まぁ、これもいつも通りの展開で。明日は気が向けば午後から会社へ行く予定。
でも、髪が伸びてしまって...邪魔で邪魔で仕方ないのである。
理髪店にも行きたいのである。

ということで、明日は自宅で午前中いっぱい、ゴロゴロする予定に変更した。

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【2020年10月24日9時53分】 小湊鐵道・五井機関区

いつの間にか、せっかくの...
銀杏のシーズンも終了してしまったみたいで。撮れるのは何年後になるか...
「台風が来ない」という条件をクリアする年は、次はいつになるのだろうか。

そのときまでキハ200形には残っていて欲しいと願う限り。

そんな紅葉シーズンを迎える前、10月24日の小湊鐵道五井機関区撮影会の話題。

……  ……

2020年10月24日(土)晴れ

初めての参加...では無かった今回、<変態鉄>としては、必死になって
車輌写真を撮り続ける、というパターンではなく。

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【2020年10月24日9時40分】 小湊鐵道・五井機関区

百余年の歴史を感じさせる工場内を観察してみたり...

そんな気持ちの余裕もできたわけで。
こちらも何回目だろうか、キハ5800号車。
前回の見学時には、「色褪せと錆」だと思っていた茶色い部分が実は昔の...
現在のクリームと朱色のツートンカラーになる前の焦げ茶色塗り潰し時代の
塗膜が露出したモノだと教えてもらって。

そして、今回の“収穫”は...

昨日の記事の窓枠の話のほか、もっと写真映えする話題も(笑)。

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【2020年10月24日9時53分】 小湊鐵道・五井機関区

それが、この側サボ。
1960年台、当時、落成したばかりの最新車輌だったキハ200形の初期グループ。
まだ非電化だった内房線(この線名になる前だろうが...)の気動車に併結され
千葉駅まで乗り入れたことがあった訳で。

ぬぁんと、そのサボがしっかり残っていたのである。

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【2020年10月24日10時20分】 小湊鐵道・五井機関区

挿し込み式ではなく、フックに架けるタイプのもの。
筆文字で旧字体の表示も懐かしさが...

「上総中野-千葉(五井経由)」と「養老渓谷-千葉(五井経由)」の2つ。
(もちろん、両面になっている)

五井駅構内の、いまJR線と小湊鐵道線のホームの間には不自然な空間があるが
長らくここにも線路が敷かれており、ホームの先の方には渡り線があって
小湊鐵道と当時の国鉄は乗り入れ可能な構造だった。

そこを使って、キハ200形が千葉駅まで乗り入れたという。
細身のキハ10系列が目立っていたであろう、当時の国鉄千葉局管内の
ディーゼル動車では、利用者にとっては、キハ20形と同じ大柄車体のキハ200形は立
さぞ立派な車輌に映ったのでは...??

ただ、この直通運転は長くは続かず、昭和30年台の2シーズンほどで終了する。
ちょうど、この時期、国鉄では保安装置としてATSの導入が進められ...
それに対応した装置のない小湊キハは国鉄線内で運用できなくなり。

ちなみに、この千葉乗り入れは知っていたが、もっと前。

キハ41000形などが活躍した時代だろうか、潮干狩り輸送で長浦、袖ケ浦方面に
小湊キハが乗り入れたことがあるとか...ないとか...

自分の知らなかった話が、いろいろ出てきて...これが<変態鉄>的、車庫見学の
楽しみなのである。

……  ……

キハ40形が五井に初お目見えしたのは、緊急事態宣言下の5月の頃。

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【2020年10月24日9時51分】 小湊鐵道・五井機関区

<鉄>の間では、部品取り用に置かれているキハ209号車が早々に撤去...
という噂も流れた。当初、ネットには12月頃に運用開始予定という情報が
流れていたものだが...

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【2020年10月24日10時18分】 小湊鐵道・五井機関区

JRでは40年選手のベテラン車輌でも、小湊にとっては“新車”であるキハ40形。
役所への届け出や、この車輌を走らせるための地上設備の工事などが、コロナ禍で
当初の予定通りには進んでいない部分があるみたいで。

<鉄>として注目せずには居られないキハ40形の運行開始だが、
3月くらいまでに、できれば良いなぁ...という感じのお話に感じられた。

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【2020年10月24日9時53分】 小湊鐵道・五井機関区

ただ、1つの見方として、40形と200形の併結での営業運転は、考えにくいのでは
ないか(という風に受け取れる)内容はあった。

キハ200形とキハ5800形もあまり併結することはなかったという。

他社で聞いた話でも、国鉄型キハは、理論上は全て自由に連結して運転できる筈
だが、長い間にいろいろと後天的な仕様変更をしている分、併結運転となれば
どこにどういう問題あるか...予期せぬ問題が起こりかねないということで
われわれ趣味者が言うほど、そこのところは簡単に行かない事情があるみたいで。

小湊キハの最長編成は4両編成なので、そのあたり、キハ40形の増備方針の1つの
目安となるのだろうか???
(※ 当日、伺ったお話に<変態鉄>の私見を織り交ぜた話です。
あくまで<変態鉄>が1マニアとして妄想しているだけなので、現場機関等への
問合せだけは絶対におやめ下さい)

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【2020年10月24日10時07分】 小湊鐵道・五井機関区

ただ、キハ40形をイベント用車のような考えではなく、キハ200形の老朽取替えの
一環として考えておられるというのは、お話しの中でハッキリと...

<鉄>としては堪らないDMHエンジンだが...

さぁ、そして。

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【2020年10月24日10時07分】 小湊鐵道・五井機関区

キハ40形の車内見学。

改めて。

「昭和54年 富士重工」の製造銘板である。<変態鉄>とは1歳違い。
たぶん宇都宮工場(鶴田駅)での生まれ。つまり、栃木県出身である。

車歴をちゃんと調べていないが、小牛田配置で石巻・気仙沼線などを走ったの
だろうか。車内は津波対策の掲示がある。
尤も、会津若松区の受け持ち範囲では津波の心配は無かっただろうが...。

そんなわけで... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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