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10月4日「ことでんレトロ」撮影記(4)勝負の時か安全策か?? [高松琴平電鉄]

<鉄>のクセにノーマークだったのだが再来年には長崎新幹線の開業が
予定されており、武雄温泉-長崎という区間も区間だが、列車名は
「かもめ」号になるとのことで、変なキラキラした名称ではなく
国鉄時代からの伝統の“特別急行”の愛称を引き継いだのは一安心。
それにしても、結局、当面の間は、博多-佐賀-肥前山口-武雄温泉間の
リレー特急が必要になるはずで。「リレーかもめ」になるのだろうか??
それとも「みどり・ハウステンボス」を大増発して賄うのか??

いくら長崎空港が大村湾の...長崎市街地から距離があるとはいえ
いまさら新幹線をつくっても...という感がしなくもない。

と、余計なひとことを書いたところで、
10月4日の「ことでんレトロ」の撮影記。

全国から<鉄>が集結して、撮影地は立錐の余地もなく...というのが
最近の「ことでんレトロ」では当たり前になっているが、2~3年前は
特別運行の日でも、ほとんど<鉄>の姿を見かけない頃もあった。
10月4日のレトロは、その頃と変わらず。何だか懐かしい感じがした。

01_DPP_3746.JPG
【2016年3月4日13時23分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅

というわけで、今日のトップ写真は、ちょっと懐かしい姿。
「ことちゃんひやく号」である。検査上がりだろうか、塗装もキレイで。
レトロ無き後、この「ひやく号」の後継となる、ことちゃんの
ラッピング電車が走ってくれたら...と期待している<変態鉄>である。

さて、13時。レトロ電車は琴電琴平駅に到着して。

……  ……

2020年10月4日(日)曇り一時晴れ

最近の「お別れ運転」のときの4連は、定期営業列車の発着番線を
変更してまで1番ホームに入線させていた。

この撮り方狙いの<鉄>の密集を避けるためだと思うが...

09_DPP200000043.JPG
【2020年10月4日13時07分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

でも、この日は、いつもの光景が戻っていて。
レトロ電車は2番ホームに入線し、でも、カメラを向けている<鉄>は
数名。譲り合って撮影して...

02_DPP200000044.JPG
【2020年10月4日13時07分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

そのまま駐輪場付近まで進めば、2連なら上り方の120号車もラクラク
撮ることができて。

それにしても、団体客を乗せてレトロが折り返すタイミングは...
貸切電車の琴電琴平駅発は毎時19分または49分に固定されているようで、
定期営業列車の6分後を続行するパターンのダイヤになっている。

13:19発なら、その団体客がそろそろ琴電琴平駅に集まっているはずだが
その気配もないので...

それでも時間の余裕をもって撮影地に入るためにも、13:13発の
高松築港ゆき(第38列車)に乗ることに決めていた。

手早くレトロを撮ったら改札口へ。

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【2020年10月4日13時10分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

ホーム上のレトロの姿。
来年には、どうしても撮れなくなるのである。
その気になれば、毎月、これが撮れるのが当たり前だった時代を知る
だけに、やはり寂しいもので。

04_DPP200000047.JPG
【2020年10月4日13時12分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

最近のレトロ運転時の喧噪とは違って。この日はホームの情景と
合わせたカットも容易に撮ることができた。

といっても、こんなカットしか撮っていないのが<変態鉄>だが...

05_DPP200000046.JPG
【2020年10月4日13時10分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

そして、ホームに停車していた1100形の高松築港ゆきに乗車。

でも、この時点でもレトロ上りをどこで撮るのか
決めていなかったのである。それは、この日の空模様。

榎井にいた頃から陽が差す時間が少しずつ増えてきていた。
でも、13時を回って太陽が雲に遮られる時間が再び増えていって。

「どうしよう??」
高松築港ゆき・第38列車に乗車してからもずっと悩んでいたのである。

雲の間から陽が差したと思ったら、また日が陰って...
それの繰り返し。迷った末、当初予定していた「曇り専用撮影地」を
諦めることにし、降り立ったのは...

06_DPP200000048.JPG
【2020年10月4日13時49分】 高松琴平電鉄琴平線・円座駅

円座駅だった。そう、定番中の定番ではあるものの、香東川鉄橋に
行けば、まぁ、無難な画が撮れるはずで。
8月30日の「4連運行」のときは光がなくなってからの通過となり、
“撃沈”した場所だが、今回のツアー、説明を読めば金比羅さんを
参拝した一行は琴平で昼食を済ませて、レトロ電車で仏生山。
そして仏生山の街並みを散策してからバスで帰路に就く...と。

それなら仏生山には14時か15時頃には戻ってくるはずである。

「香東川」というと、水が流れて無くて川底特有の丸い石に足を
とられながら、歩いて対岸に渡れる...というイメージだったのだが、
季節だろうか、背丈をこえる位の草が生い茂り。

サイドがちに2連を撮ろうと思えば、そこに分け入っていくことになり。
靴には足下の枯れ草が絡まってきて、上半身には何かが巻き付いてくる
ような気持ち悪さ...と思えばクモの巣を“突破”しており。虫もいて。

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【2020年10月4日14時20分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮

何とか茂みの中に舗装された階段のような部分を見つけて、
そこに三脚を。京急ラッピングの高松築港ゆき。

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【2020年10月4日14時24分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座

一宮駅で上下列車が交換するので、築港ゆきが通過したらすぐに
琴平ゆきがやってくる。

現行の18メートル級車体の電車2連も、架線柱1スパンの中に収まる
長さなのだから、レトロ2連なら、かなり余裕をもって。

09_DPP200000051.JPG
【2020年10月4日14時35分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮

ここは2両編成ぴったりの長さではなく、左右に“余白”を残した
構図にするのは狙い通り。バックが灰色の曇り空なのは残念だが
でも、レトロ2連の姿をキッチリと記録することができた。

これでレトロ電車の撮影は終了。

それにしても「曇り専用撮影地」がダメそうだったから、
“仕方なく”予定を変更して香東川に来たのだが、ここに着いた頃から
分厚い灰色の雲に覆われて。それなら当初、考えていた地点に行っても
いい画が撮れたかも知れない。もちろん、そんなことをクヨクヨしても
仕方ないのだが、何だかもったいないことをしたような気がして...

雨が降り出しそうな空模様。とりあえず、何か撮れるかも知れないので
仏生山に戻ることにした。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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UZ

N700Sを6両に短編成化した九州新幹線西九州ルートの「かもめ」ですが、デザインを水戸岡鋭治氏が手がけています。JR九州らしいデザインだと思いますね。
武雄温泉〜新鳥栖間の整備方法がもめています。フル規格が望ましいのでしょうが、過去の経緯もあって暫くは収束がつかないでしょうね。
by UZ (2020-10-30 22:44) 

ferrum_queserasera

UZさん

コメントありがとうございます。
佐賀県内はニュースでもよく出ていますね。
実際のところ、フル規格にしないとダメでしょうが、完成までまだまだ紆余曲折がありそうですね。
コロナ禍で新幹線整備計画自体がどうなるか...
N700S系の短編成バージョンというのは、特に驚きもないのですが...
自分は当分、乗る機会が来なさそうです。
by ferrum_queserasera (2020-10-30 23:25) 

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