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2020年2月「ことでんレトロ」撮影記(4)レトロな車内も。 [高松琴平電鉄]

今朝の東京は雪。今朝の<変態鉄>は...

暖かかった昨日に比べて18℃ほど下がるという予報を見て、毛布の上に厚い布団を。
でも、早朝、気がついたとき、その厚い布団は敷き布団と自分の位置から遠く離れた
ところでグルグル巻きになった状態で発見され。寒くて目が覚めたのである。
(筆者註 現在、<変態鉄>はベッドでは無く、毎晩、布団を敷いて寝ています。)

これは、比較的、よく起こる現象なのだが...

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そんな<変態鉄>は井の頭線の某駅近くの築25年のアパートに住んでいる。
窓を開ければ、外はこうである。

本当だったら、今日は仕事だったはず。休みになったのは結果的に良かったのかも
知れない。まぁ、明日以降の仕事が“上乗せ”される形で忙しくなるだけだが。

そんな訳で、今日は東京の雪の写真からスタートの拙ブログ。
一転、真っ青な快晴の空の下、レトロ電車を撮ったのは2月23日のことだった。

……  ……

2020年2月23日(日)晴れ

正午に琴電琴平駅に到着したレトロ電車は13時過ぎに折り返すまで1時間半ほど
停車することになっており。最近では食事・休憩スペースとしてレトロ電車が
開放されている。

ちなみに、ことでん、高松琴平電鉄には規則上、「入場券」が存在しない。
駅ホームで写真を撮りたいときも改札で、そう告げれば中に入れてくれるシステム。
12時半頃から車内開放が行われるので、駅構内には列ができていた。

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【2020年2月23日12時21分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

外で写真を撮ったら、もちろん、<変態鉄>も車内開放へ。
もちろん、その最大のお目当ては引退の迫った23号車だったのだが...

<鉄>の考えることは大体同じ、一般の方にとっては内装がニス塗りで、細部に
装飾が見られる23号車に人気が集まるのは自然な流れで。
(他車は昭和40年台の“更新修繕”でペンキ塗りに変更されている)

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【2020年2月23日12時29分】 高松琴平電鉄琴平線・23号車車内(琴電琴平駅)

ということで、他の方の邪魔にならないように23号車の車内を。
大阪鉄道(近鉄南大阪線の前身)で大正時代に投入された「デロ形」が、
戦後に琴電に移籍して、23号車になった。

この写真だけではわかりにくいが、吊革の支柱(?)の装飾や木部の仕上げなど
上品な感じに仕上がった車内である。
(吊革の部分は琴電移籍後の改造によるものと思われる)

いまは側窓は真四角のサッシ窓だが、オリジナルでは四角い窓の上にアーチ型の
飾り窓があったとされ。正面も楕円型の流線型だったとされている。
琴平電鉄オリジナルの、あとの3両との大きな違いの1つは屋根の深さかも知れない。

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【2013年8月15日8時59分】 岐阜県岐阜市金町・金公園

でも、丸い前面...といえば、やはり<変態鉄>にとっては名鉄岐阜線を走った
デ510形なのである。こちらも名鉄の前身でもある美濃電の車輌として、
この23号車と“同期生”なのである。

ちなみに、この513号車は現在、岐阜駅前に移設されている。
移設に際して整備されたはずなので、見に行ってみたいのだが...

さて...

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【2020年2月23日12時29分】 高松琴平電鉄琴平線・23号車車内(琴電琴平駅)

話を23号車に戻して。
この電車も運転台は、パイプで仕切られただけの半室運転台方式。
方向板の差し替えを行いやすくするために、基本的に琴電は譲受した電車の前面は
貫通式に改造していたため、この電車も運転台は「ことでん仕様」になっている。

シンプルだが、非常に狭い運転台である。

この日のレトロは3両編成。

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【2020年2月23日12時31分】 高松琴平電鉄琴平線・120号車車内(琴電琴平駅)

あとの2両は琴平電鉄(ことでん琴平線の前身)の開業に前後して製造された
120号車と500号車。500号車の車内がなぜか賑わっていたので、120号車を撮影。

琴平電鉄オリジナルの3両は10年ほど前に、駅舎などの建築物と合わせて
「近代化産業遺産」に登録されている。

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【2020年2月23日12時31分】 高松琴平電鉄琴平線・120号車車内(琴電琴平駅)

その認定証と、120号車の車歴は運転台後部の広告枠に掲出されており。
認定証の経産大臣が2Fと呼ばれる、あの爺さんなのが...
(筆者註 <変態鉄>のキライな政治家の1人。なお、意見には個人差があります)

そして...

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【2020年2月23日12時31分】 高松琴平電鉄琴平線・120号車車内(琴電琴平駅)

汽車會社(東京)、大正15年10月の製造銘板も残っているのである。
ちょうど、琴平電鉄の開業時期である。「讃岐の阪急」とも呼ばれ、当時の
地方私鉄としては“豪華すぎる電車”だったともされる。

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【2020年2月23日12時31分】 高松琴平電鉄琴平線・120号車車内(琴電琴平駅)

ということで120号車の車内を。

ペイントの壁、リノリウム(?)張りの床面、天井の扇風機と蛍光灯も。
長年の活躍の中で後天的に改造された部分が多いが、それでもレトロな車内である。

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【2020年2月23日12時36分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

島式ホーム1面2線の琴電琴平駅だが、この日はホーム中央に黄色いテープが貼られ。
レトロの車内開放と、定期列車の乗降は分けられており。いったん改札外に出て
1日フリーきっぷを示して再び入場。

12:43発の高松築港ゆきで午後の復路便の撮影地に出向くことにしたのだった。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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