あのツートンカラーを撮りたくて(12)車庫の裏 [Seaside Exp. 山陽電車]
まぁ、いろいろあって。
ご存じの通り(??)、3月8日というのは<変態鉄>が満41歳として迎える最後の1日。
そう、3月9日は<変態鉄>の誕生日なのである。
まぁ、だからといって何かあるわけでも無いし、もう誕生日が来て嬉しい...という
年齢でも無いのだが。
何もしていないのだが、でも、自分へのご褒美に、またまたコレを食べに行きたい
と思っている<変態鉄>なのである。早く“出撃”できる日が来ないか...と、
それだけを楽しみにして、日々、アレコレに追われている。
そんなわけで、引き続き1月11日の山陽電車撮影記。
“車庫の裏”には、<変態鉄>をドキドキさせてくれるようなアイテムが...
…… ……
2020年1月11日(土)晴れ
「西二見」駅ができたのは意外と新しく、21世紀に入ってからだった。
それまで隣の東二見駅が山陽電車の中で明石市内にある最も西側の駅だった。
【2020年1月11日11時11分】 山陽電鉄本線・西二見駅前
昔からのゴチャゴチャした感じ(それが良いのだが...)の住宅街と商店街のような
感じの東二見駅と違って、西二見駅前は広いロータリーがあって、線路沿いには
大型ショッピング施設があって。若い世代も含めて日中でも意外と人通りが多くて。
まさに、そのショッピング施設の横にある踏切付近でカメラを構えていた<変態鉄>、
お目当ての“復刻色編成”を撮り終えて、その場で後ろを振り向けば...
【2020年1月11日10時29分】 山陽電鉄・東二見車両基地
山陽電車の車両基地は東二見にあるのである。須磨とか飾磨にも車庫はあるのだが、
車両工場も併設されて、運行の中枢を担っているのは、この東二見車両基地とみて
間違いないわけで。
直通先の阪神電車の姿も見えるが、昼寝しているのは大半が3000系。
そういえば、確か、もっと古い車両が倉庫代用として置かれていたのだが...
調べてみると、数年前に姿を消しており、3000系中間車(サハ)に“世代交代”
していたようで。
ということで、フェンスに沿って車庫の周りを。
【2020年1月11日10時30分】 山陽電鉄・東二見車両基地
まもなく。架線柱に阻まれてスッキリした編成写真は無理だが、2000系電車が
3両編成で保存されている。この車両、日本で初めてのオールアルミ車。
廃車から30年近くが経過しているのだが、編成まるごと保存しているみたいで。
開放絞り値に設定してフェンスにレンズをくっつけるようにして撮ることで、
何とかフェンスの映りこみが目立たないようにしているのだが...
【2020年1月11日10時31分】 山陽電鉄・東二見車両基地
それにしても意外と多いのが3000系の中間車。線内折返しの電車は基本的に
3両編成または4両編成。あの“復刻色編成”は4両編成の方。
ただ、いろいろ調べてみれば、3000系の4連が中間車を1両抜いて3両編成にして
使われている機会も多いようで。このあたり、<変態鉄>には謎なところ。
【2020年1月11日10時34分】 山陽電鉄・東二見車両基地
2000系の“顔”をスッキリ撮るのはなかなか難しくて。
それにしても山陽もいろいろと保存車が。このあたり、会社間の考え方の違いは
大きいようで。東京都交通局のように、ほとんど車両を保存しない事業者やら、
車両発達史上も偉大な存在だった“青ガエル”を切り刻んで渋谷駅前に置いた
挙げ句、今度は再開発で要らなくなったと、縁もゆかりも無い秋田県に押しつける
事業者もいるし...
でも、西武など(いろいろ事情はあるのだが...)非公開で古い車両を残している
ところとか、大阪市交通局だって...
山陽も自社の歴史的な車両を保存しているというのは<変態鉄>として、非常に
好感が持てるのである。欲を言えば、<鉄>の負担でも良いので、この2000系も
ピカピカに磨いた状態で...と思ってしまうのだが。
東二見側まで来たところに正門があって。
【2020年1月11日10時43分】 山陽電鉄・東二見車両基地
以前の記事で書いたように山陽電車は兵庫電軌(明石以東)と神姫電鉄(明石以西)
の2社の路線が合わさってできた訳だが...
その兵庫電軌の車両の足回りを流用して、1936年(昭和11年)に製造されたのが
206号車。「山陽電鉄」が発足して最初の車両ということで保存されているとのこと。
山陽も戦後、ロクサン国電の割り当てを受けて車両の大型化が進んだはずだが、
当時の電車は小ぶりだったのである。
【2020年1月11日10時43分】 山陽電鉄・東二見車両基地
小型車ながら流線型車体...というのは当時の流行の最先端だったはず。
曲線的な優雅なデザイン、関西国電に“流電”がいて。戦時体制に移行するまでの
華やかだった頃を偲ばせる車体である。
でも、この写真での注目は何と言ってもポール集電(復元)。
兵庫電軌はもともと路面電車だったわけだが、それが高速鉄道へと“脱皮”して
いくわけで。ポール集電の電車が疾走していた昭和のはじめ...、いまからは
想像もできないのだが...。
【2020年1月11日11時10分】 山陽電鉄本線・西二見駅
「空腹の限界!!」
コンビニで買い物して、東二見駅まで歩いたのだった。
そこから電車で1駅。乗っている時間の方が圧倒的に短いのだが、フリーきっぷを
できるだけ有効に使って。再びの西二見駅である。
この駅の播磨町駅側、上り電車が駅に進入してくるところをスッキリ撮れる場所
として有名みたい。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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ご存じの通り(??)、3月8日というのは<変態鉄>が満41歳として迎える最後の1日。
そう、3月9日は<変態鉄>の誕生日なのである。
まぁ、だからといって何かあるわけでも無いし、もう誕生日が来て嬉しい...という
年齢でも無いのだが。
何もしていないのだが、でも、自分へのご褒美に、またまたコレを食べに行きたい
と思っている<変態鉄>なのである。早く“出撃”できる日が来ないか...と、
それだけを楽しみにして、日々、アレコレに追われている。
そんなわけで、引き続き1月11日の山陽電車撮影記。
“車庫の裏”には、<変態鉄>をドキドキさせてくれるようなアイテムが...
…… ……
2020年1月11日(土)晴れ
「西二見」駅ができたのは意外と新しく、21世紀に入ってからだった。
それまで隣の東二見駅が山陽電車の中で明石市内にある最も西側の駅だった。
【2020年1月11日11時11分】 山陽電鉄本線・西二見駅前
昔からのゴチャゴチャした感じ(それが良いのだが...)の住宅街と商店街のような
感じの東二見駅と違って、西二見駅前は広いロータリーがあって、線路沿いには
大型ショッピング施設があって。若い世代も含めて日中でも意外と人通りが多くて。
まさに、そのショッピング施設の横にある踏切付近でカメラを構えていた<変態鉄>、
お目当ての“復刻色編成”を撮り終えて、その場で後ろを振り向けば...
【2020年1月11日10時29分】 山陽電鉄・東二見車両基地
山陽電車の車両基地は東二見にあるのである。須磨とか飾磨にも車庫はあるのだが、
車両工場も併設されて、運行の中枢を担っているのは、この東二見車両基地とみて
間違いないわけで。
直通先の阪神電車の姿も見えるが、昼寝しているのは大半が3000系。
そういえば、確か、もっと古い車両が倉庫代用として置かれていたのだが...
調べてみると、数年前に姿を消しており、3000系中間車(サハ)に“世代交代”
していたようで。
ということで、フェンスに沿って車庫の周りを。
【2020年1月11日10時30分】 山陽電鉄・東二見車両基地
まもなく。架線柱に阻まれてスッキリした編成写真は無理だが、2000系電車が
3両編成で保存されている。この車両、日本で初めてのオールアルミ車。
廃車から30年近くが経過しているのだが、編成まるごと保存しているみたいで。
開放絞り値に設定してフェンスにレンズをくっつけるようにして撮ることで、
何とかフェンスの映りこみが目立たないようにしているのだが...
【2020年1月11日10時31分】 山陽電鉄・東二見車両基地
それにしても意外と多いのが3000系の中間車。線内折返しの電車は基本的に
3両編成または4両編成。あの“復刻色編成”は4両編成の方。
ただ、いろいろ調べてみれば、3000系の4連が中間車を1両抜いて3両編成にして
使われている機会も多いようで。このあたり、<変態鉄>には謎なところ。
【2020年1月11日10時34分】 山陽電鉄・東二見車両基地
2000系の“顔”をスッキリ撮るのはなかなか難しくて。
それにしても山陽もいろいろと保存車が。このあたり、会社間の考え方の違いは
大きいようで。東京都交通局のように、ほとんど車両を保存しない事業者やら、
車両発達史上も偉大な存在だった“青ガエル”を切り刻んで渋谷駅前に置いた
挙げ句、今度は再開発で要らなくなったと、縁もゆかりも無い秋田県に押しつける
事業者もいるし...
でも、西武など(いろいろ事情はあるのだが...)非公開で古い車両を残している
ところとか、大阪市交通局だって...
山陽も自社の歴史的な車両を保存しているというのは<変態鉄>として、非常に
好感が持てるのである。欲を言えば、<鉄>の負担でも良いので、この2000系も
ピカピカに磨いた状態で...と思ってしまうのだが。
東二見側まで来たところに正門があって。
【2020年1月11日10時43分】 山陽電鉄・東二見車両基地
以前の記事で書いたように山陽電車は兵庫電軌(明石以東)と神姫電鉄(明石以西)
の2社の路線が合わさってできた訳だが...
その兵庫電軌の車両の足回りを流用して、1936年(昭和11年)に製造されたのが
206号車。「山陽電鉄」が発足して最初の車両ということで保存されているとのこと。
山陽も戦後、ロクサン国電の割り当てを受けて車両の大型化が進んだはずだが、
当時の電車は小ぶりだったのである。
【2020年1月11日10時43分】 山陽電鉄・東二見車両基地
小型車ながら流線型車体...というのは当時の流行の最先端だったはず。
曲線的な優雅なデザイン、関西国電に“流電”がいて。戦時体制に移行するまでの
華やかだった頃を偲ばせる車体である。
でも、この写真での注目は何と言ってもポール集電(復元)。
兵庫電軌はもともと路面電車だったわけだが、それが高速鉄道へと“脱皮”して
いくわけで。ポール集電の電車が疾走していた昭和のはじめ...、いまからは
想像もできないのだが...。
【2020年1月11日11時10分】 山陽電鉄本線・西二見駅
「空腹の限界!!」
コンビニで買い物して、東二見駅まで歩いたのだった。
そこから電車で1駅。乗っている時間の方が圧倒的に短いのだが、フリーきっぷを
できるだけ有効に使って。再びの西二見駅である。
この駅の播磨町駅側、上り電車が駅に進入してくるところをスッキリ撮れる場所
として有名みたい。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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主力商品である車両を大事に保存している電鉄会社って
企業イメージ高いですよね。
京阪も寝屋川市とタイアップしてびわこ号の動態復活を
図るプロジェクトを立ち上げていましたが、その後音沙汰
なし。成り行きが気になっているところです。
by サットン (2020-03-09 20:27)
サットンさん
コメントありがとうございます。
こういう保存というのも、いろいろと難しいことがあるようで。
関西大手では歴史的な車両を大事にしている事業者が多いようで。
ただ、やはり自治体が絡んでいるものなどは、さまざまな情勢が
関係して途中で方針が変わったり、あるいは予算が単年度が原則
ということもあって、保存活動の継続性の面からも、クリアすべき
課題がたくさんあるように聞いています。
ただ、「びわこ号」は私鉄電車の発達史を考える上でも重要なもの
だと思いますので、良い方向に進んでくれると良いのですが。
by ferrum_queserasera (2020-03-09 22:37)