2023年撮り納めは小湊鐵道(5)“のだっぽり”と月崎駅 [小湊鐵道]
ショックである。この記事を書くのに使っている Chromebook の調子が昨日辺りから悪くて。直そうとして、弄っているうちに、ほぼ書き上げていた記事を消してしまうというミス。何度もやっているのだが、ついつい...
同じような記事を書き直すときの、この憂鬱。う〜ん。自分が悪いのは分かっていても、本当にイヤになるときである。
さて、<変態鉄>はこの記事が公開されて間もなく、寒さに耐えながらモゾモゾと起き出してきて羽田空港に向かう予定。
昨年秋に北東北・北海道を巡り(→ こちら)、「鉄印帳」の空白もあとは九州の3社分だけになっており。その最後の仕上げ、九州へと向かうのである。
ということで、明日から再び拙ブログは<速報版>の記事が続くことになるので、ご了承いただきたい。
【2023年12月30日15時22分】 小湊鉄道線・五井駅
さて、12月30日の小湊鐵道の話題。
久留里からの県道32号線、歩き続けること1時間半、月崎の集落に入るところで鬱蒼とした木々に陽射しを遮られる地点に丁字路。
まっすぐ行くと県道172号線に変わり、数百メートルで月崎駅に至る。一方、県道32号線は南へと進路を変え、小湊鐵道の線路と寄り添いながら、上総大久保を経て養老渓谷方面へと続いている。
その薄暗い丁字路で、どちらに進むべきか悩んだ<変態鉄>だった。
…… ……
2023年12月30日(土)晴れ
ちょうど、この時間帯、11時台は上り下りとも列車が無く。「房総里山トロッコ」号のスジが入っているのがココ。トロッコ列車の運転日以外は2時間くらい間隔が開いてしまう。12時台の下り上総中野ゆきを撮ってから折返しの五井ゆきに乗るか、あるいは、その上総中野ゆきに乗って、この直前に復旧なった、そして、本来、木更津から久留里を経て繋がるはずだった木原線...現在のいすみ鉄道をちょっとでも見てくるか、そこに迷ったのだった。
そして、選んだのは...
【2023年12月30日11時35分】 千葉県市原市月崎付近(m)
やはり、ここまで来たなら小湊キハの走っている姿を1枚は撮って帰りたいもので。
ということで、“のだっぽり”と呼ばれる、この月崎の分岐から大久保隧道の手前当たりまでの区間で撮ることにして。
春の菜の花から6月の紫陽花まで線路沿いに季節の花が咲き乱れるこの地点、その頃には多くのカメラマンで賑わうのだが、この時期は茶色く枯れた紫陽花が道路際に目立つだけ。正午でも周囲の山々の影が落ちて、線路周囲の...ほんの僅かな部分にしか陽射しは届いておらず、「撮る」という選択をしたことを後悔したのだが...。
【2023年12月30日12時35分】 小湊鉄道線・月崎-上総大久保
キハの2連を想定してかろうじて影がかからなさそうな地点でカメラを構えたのだが...
30分少々の待ち時間の間にも、どんどん影はのびてきて。2連なら、どう撮っても影が落ちてまだらになるのは確定。というわけで、直前になって方針変更。月崎方にある小さなトンネルを抜け出すところを正面から撮ることにしたのだが...
う〜ん、何とも中途半端な1枚。
そして、振り返って...
【2023年12月30日12時35分】 小湊鉄道線・月崎-上総大久保
その、第15A列車はキハ40 1号機の単行だった。
普段、午後の列車は上総川間駅からの高校生の下校輸送の関係で2連で走るケースが多く、そのつもりで何の疑いも持っていなかったが、そういえば、年末年始の期間に差し掛かっていたのである。何だか薄暗いこのカットが、2023年最後のキハの走行写真になってしまったのである。
う〜ん、この消化不良感。何だか1年間の<変態鉄>を象徴しているかのようで。
…… ……
さて、先程の丁字路に戻って。
【2023年12月30日12時39分】 千葉県市原市月崎付近(m)
ちょうど道標があって、「月崎駅 0.5km」の表示。
【2023年12月30日12時43分】 千葉県市原市月崎付近(o)
クオードの森入口の前を通り過ぎて、木立の中のカーブを曲がれば、右前方に見慣れた月崎駅前の情景が見えてくるのである。
【2023年12月30日12時45分】 小湊鉄道線・月崎駅
ということで、とうとう、無事、月崎駅に到着したのだった。
【2023年12月30日12時51分】 千葉県市原市月崎・月崎駅前
月崎駅に来るのは9月以来、あのときはこの駅で列車は折り返し運転、砂埃を巻き上げながら駅前の未舗装のロータリーに代行バスが発着していた。
そして、ちょうどそのとき工事用のフェンスに囲まれていた一帯には、真新しい建物が完成しており。
そう、新しい公衆トイレである。ちなみに、このトイレのヨコ、駅舎側に公衆トイレがあった。
確かバリアフリー対応にもなっていたのではなかろうか、ローカル線の無人駅のトイレとしては、じゅうぶん過ぎるくらい立派なトイレだったが...。
それを建て替えて。ちなみに、隣の飯給駅には「世界一広い女子トイレ」がある。市原市は公衆トイレの整備に非常に力を入れているのだろうか。
小湊鉄道線も特に上総牛久以降の山間部の区間になると、一部の例外的なところを除いて各駅前にとても立派な公衆トイレが設置されている。
【2023年12月30日12時52分】 小湊鉄道線・月崎駅
先月の上総大久保駅で撮ることができたが(→ こちらhttps://gohachinihachi1978.blog.ss-blog.jp/2023-12-27)、もちろん、月崎駅でもイルミネーションは行われており、こちらでは先日、クリスマスのときに飲食ブースなどを設けてイベントが行われていたはず。
沿線の方々とコラボしたイベントを展開するのは、最近の小湊鐵道の恒例のパターンとなってきている感もあって。
少子高齢化と過疎化による利用者数の減少は全国のローカル線で止められない流れ、だからこそ、こういう非日常的な形での、特に沿線住民と関わりながら需要を掘り起こしていくイベントや観光路線化というのは必要なことだと考えている<変態鉄>である。
【2023年12月30日13時20分】 小湊鉄道線・月崎駅
月崎駅のベンチに座って待つこと暫し。
“のだっぽり”で撮ったキハ40 1号機単行の五井ゆき、第22A列車である。
いつもの...片側だけの「1人がけ席」がちょうど空いており。そこに腰掛けて、しばしのキハの旅である。
【2023年12月30日13時48分】 小湊鉄道線・上総牛久駅
そして、やってきたのは上総牛久駅。いつもは、素通りするだけだが、ちょっと気になるものがあって。(つづく)
…… ……
冒頭にも書いた通り、明日から<速報版>の記事になる予定。順調に行けば、14日の早朝に公開する記事で、この続きをご紹介したいと思っている。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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同じような記事を書き直すときの、この憂鬱。う〜ん。自分が悪いのは分かっていても、本当にイヤになるときである。
さて、<変態鉄>はこの記事が公開されて間もなく、寒さに耐えながらモゾモゾと起き出してきて羽田空港に向かう予定。
昨年秋に北東北・北海道を巡り(→ こちら)、「鉄印帳」の空白もあとは九州の3社分だけになっており。その最後の仕上げ、九州へと向かうのである。
ということで、明日から再び拙ブログは<速報版>の記事が続くことになるので、ご了承いただきたい。
【2023年12月30日15時22分】 小湊鉄道線・五井駅
さて、12月30日の小湊鐵道の話題。
久留里からの県道32号線、歩き続けること1時間半、月崎の集落に入るところで鬱蒼とした木々に陽射しを遮られる地点に丁字路。
まっすぐ行くと県道172号線に変わり、数百メートルで月崎駅に至る。一方、県道32号線は南へと進路を変え、小湊鐵道の線路と寄り添いながら、上総大久保を経て養老渓谷方面へと続いている。
その薄暗い丁字路で、どちらに進むべきか悩んだ<変態鉄>だった。
…… ……
2023年12月30日(土)晴れ
ちょうど、この時間帯、11時台は上り下りとも列車が無く。「房総里山トロッコ」号のスジが入っているのがココ。トロッコ列車の運転日以外は2時間くらい間隔が開いてしまう。12時台の下り上総中野ゆきを撮ってから折返しの五井ゆきに乗るか、あるいは、その上総中野ゆきに乗って、この直前に復旧なった、そして、本来、木更津から久留里を経て繋がるはずだった木原線...現在のいすみ鉄道をちょっとでも見てくるか、そこに迷ったのだった。
そして、選んだのは...
【2023年12月30日11時35分】 千葉県市原市月崎付近(m)
やはり、ここまで来たなら小湊キハの走っている姿を1枚は撮って帰りたいもので。
ということで、“のだっぽり”と呼ばれる、この月崎の分岐から大久保隧道の手前当たりまでの区間で撮ることにして。
春の菜の花から6月の紫陽花まで線路沿いに季節の花が咲き乱れるこの地点、その頃には多くのカメラマンで賑わうのだが、この時期は茶色く枯れた紫陽花が道路際に目立つだけ。正午でも周囲の山々の影が落ちて、線路周囲の...ほんの僅かな部分にしか陽射しは届いておらず、「撮る」という選択をしたことを後悔したのだが...。
【2023年12月30日12時35分】 小湊鉄道線・月崎-上総大久保
キハの2連を想定してかろうじて影がかからなさそうな地点でカメラを構えたのだが...
30分少々の待ち時間の間にも、どんどん影はのびてきて。2連なら、どう撮っても影が落ちてまだらになるのは確定。というわけで、直前になって方針変更。月崎方にある小さなトンネルを抜け出すところを正面から撮ることにしたのだが...
う〜ん、何とも中途半端な1枚。
そして、振り返って...
【2023年12月30日12時35分】 小湊鉄道線・月崎-上総大久保
その、第15A列車はキハ40 1号機の単行だった。
普段、午後の列車は上総川間駅からの高校生の下校輸送の関係で2連で走るケースが多く、そのつもりで何の疑いも持っていなかったが、そういえば、年末年始の期間に差し掛かっていたのである。何だか薄暗いこのカットが、2023年最後のキハの走行写真になってしまったのである。
う〜ん、この消化不良感。何だか1年間の<変態鉄>を象徴しているかのようで。
…… ……
さて、先程の丁字路に戻って。
【2023年12月30日12時39分】 千葉県市原市月崎付近(m)
ちょうど道標があって、「月崎駅 0.5km」の表示。
【2023年12月30日12時43分】 千葉県市原市月崎付近(o)
クオードの森入口の前を通り過ぎて、木立の中のカーブを曲がれば、右前方に見慣れた月崎駅前の情景が見えてくるのである。
【2023年12月30日12時45分】 小湊鉄道線・月崎駅
ということで、とうとう、無事、月崎駅に到着したのだった。
【2023年12月30日12時51分】 千葉県市原市月崎・月崎駅前
月崎駅に来るのは9月以来、あのときはこの駅で列車は折り返し運転、砂埃を巻き上げながら駅前の未舗装のロータリーに代行バスが発着していた。
そして、ちょうどそのとき工事用のフェンスに囲まれていた一帯には、真新しい建物が完成しており。
そう、新しい公衆トイレである。ちなみに、このトイレのヨコ、駅舎側に公衆トイレがあった。
確かバリアフリー対応にもなっていたのではなかろうか、ローカル線の無人駅のトイレとしては、じゅうぶん過ぎるくらい立派なトイレだったが...。
それを建て替えて。ちなみに、隣の飯給駅には「世界一広い女子トイレ」がある。市原市は公衆トイレの整備に非常に力を入れているのだろうか。
小湊鉄道線も特に上総牛久以降の山間部の区間になると、一部の例外的なところを除いて各駅前にとても立派な公衆トイレが設置されている。
【2023年12月30日12時52分】 小湊鉄道線・月崎駅
先月の上総大久保駅で撮ることができたが(→ こちらhttps://gohachinihachi1978.blog.ss-blog.jp/2023-12-27)、もちろん、月崎駅でもイルミネーションは行われており、こちらでは先日、クリスマスのときに飲食ブースなどを設けてイベントが行われていたはず。
沿線の方々とコラボしたイベントを展開するのは、最近の小湊鐵道の恒例のパターンとなってきている感もあって。
少子高齢化と過疎化による利用者数の減少は全国のローカル線で止められない流れ、だからこそ、こういう非日常的な形での、特に沿線住民と関わりながら需要を掘り起こしていくイベントや観光路線化というのは必要なことだと考えている<変態鉄>である。
【2023年12月30日13時20分】 小湊鉄道線・月崎駅
月崎駅のベンチに座って待つこと暫し。
“のだっぽり”で撮ったキハ40 1号機単行の五井ゆき、第22A列車である。
いつもの...片側だけの「1人がけ席」がちょうど空いており。そこに腰掛けて、しばしのキハの旅である。
【2023年12月30日13時48分】 小湊鉄道線・上総牛久駅
そして、やってきたのは上総牛久駅。いつもは、素通りするだけだが、ちょっと気になるものがあって。(つづく)
…… ……
冒頭にも書いた通り、明日から<速報版>の記事になる予定。順調に行けば、14日の早朝に公開する記事で、この続きをご紹介したいと思っている。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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