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秋の北東北「鉄印帳」の旅(30)松風町電停 [いまどきの路面電車]

ちょっと仕事がバタバタで...

そうそう、年末年始の“出撃”はしない...という方向になりそう。今年の「撮り納め」と来年の「撮り初め」に小湊キハを撮りに行くことはあるかも知れないが、毎年、恒例になっていた阪堺電車の撮影は取りやめの方向で。
まぁ、<変態鉄>が「行かない」と決めると、モ161形車の出番が増える...世の中、そんなものなのかも知れない。

そんな状況でもブログは“越年”が確定しており。
でも、もうちょっとだけ、10月の函館市電撮影記を。

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【2023年10月26日14時49分】 函館市企業局交通部湯の川線・松風町-新川町

812号車が戻ってくるまでに撮影地を決めてしまいたかったが...
……  ……

2023年10月26日(木)晴れ

結局、堀川町から昭和橋にかけての区間、撮って撮れない訳では無いが「ココだぁ!!」という撮影ポジションを見つけることはできず。
そう、往きの電車の中から見ると、順光で撮れる好位置のように見えたが、冬の午後は、光線状態の変化が思いの外、速いもので駒場車庫周辺を彷徨いて戻ってくるまでの1時間あまりの間に変わってしまったのかも知れない。

諦めて昭和橋電停へ。やってくる電車にカメラを向けてみると...

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【2023年10月26日14時11分】 函館市企業局交通部湯の川線・昭和橋電停

来てしまった...のである。堀川町付近に差し掛かっている次の電車は、薄緑色とクリーム色のツートンカラー。812号車がやってきたのである。
「撮れば乗れない、乗れば撮れない」は、<鉄>としての永遠の悩み。

でも、1つの可能性に賭けるしかなかった。

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【2023年10月26日14時13分】 函館市企業局交通部湯の川線・昭和橋電停

まずは、昭和橋電停に入ってくる姿を望遠で、正面ドカン!!

電車の“顔”に光が回ってくれて。この順光カットが、この日、最高の1枚だったのかも知れない。
その812号車に乗り込んで。向かったのは、松風町電停だった。
路面電車を(車両アップで)撮るのに最適なのは、電車が右左折する交差点なのである。松風町の交差点を直角に折れて函館駅前へと向かう。

ということは、順光カットを撮れる可能性があるわけで。

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【2023年10月26日14時18分】 函館市企業局交通部湯の川線・松風町電停

まずは、降りた電車を後追いで。

こちらが逆光なのは分かっていた。

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【2023年10月26日14時25分】 函館市企業局交通部湯の川線・新川町-松風町

交差点のところを一巡してみて、狙いを定めたのはファストフード店の駐車場前、ちょうど函館駅前から来た電車が左折して湯の川方面へと直進していく付近で後追いで撮ることにした。

「どつく前」に向かった812号車は、湯の川ゆきとして折り返して来て、確実にココを通るのである。冬の午後、陽射しのある時間を考えても、それは唯一のチャンスとなるのは明らかだった。

試し撮り開始...とはいえ、不確実性が消えないのが路面電車撮影の難しさ。クルマに被られるか否かは運次第である。

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【2023年10月26日14時33分】 函館市企業局交通部湯の川線・新川町-松風町

光線状態は決してベストとは言えないものの、バックの建物が比較的、落ち着いた感じであること、あと、背中はファストフード店、店の前には駐車場があるので影落ちのリスクも小さいのである。

早くも、後続の「5 函館どつく前」がやってきた。八幡坂で撮って以来、この日、何度か見かけている8001号車。

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【2023年10月26日14時35分】 函館市企業局交通部湯の川線・松風町-新川町

そして、812号車を撮る時は、湯の川ゆきの後追いになるわけで。
ということで、「らっくる」号の湯の川ゆき。

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【2023年10月26日14時36分】 函館市企業局交通部湯の川線・松風町-新川町

続いて、721号「こくほ」号の湯の川ゆきである。
上下どちらの電車も7〜8分間隔で来るはずなのだが、なぜか湯の川ゆきばかりが続いてしまう時間帯。路面電車の場合、途中停留所での乗降に時間を要したり、信号待ちが多かったり...で、通常より時刻は多少前後しての運転となるものだが...

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【2023年10月26日14時39分】 函館市企業局交通部湯の川線・松風町-新川町

コカコーラの2002号車。
ここから長い直線区間、望遠で撮ると、先程の写真の2両の姿も、ちゃんと捉えており。ちょっと、湯の川ゆきがダンゴ状態になっているのが...

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【2023年10月26日14時41分】 函館市企業局交通部湯の川線・新川町-松風町

そして、ようやく。8005号車の谷地頭ゆきである。

やはり、冬の午後の太陽は...、勢いをつけて地平線へと向かっていくのである。
徐々に道路上に影がのび始めて...、あとは、812号車が戻ってくるのと競争なのである。
「早く来てくれ!!」、祈るような気持ちで。

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【2023年10月26日14時42分】 北海道函館市松風町付近

そういえば、ファストフード店の後ろ側には競輪の場外車券売場があって。
壁面に書かれているのは「はずれの逆」という意味だろうか???

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【2023年10月26日14時49分】 函館市企業局交通部湯の川線・松風町-新川町

待つしか無いのである。この日、午後になってから、なぜかよく出会う3001号車の姿も。まだ、光は来ているのである。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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