年の瀬の広島と倉敷へ（４８＝最終回）えぴろーぐ ＋ ＜速報版＞ [飛行機の話題]
実は、いま、大阪のホテルにいる。そう、大型連休に合わせて特別に運行されることになった、阪堺電車のモ161型車を撮りに来ている。
コロナ前、5月の大型連休は迷うこと無く仏生山を訪れていた。「ことでんレトロ」なき大型連休というのも寂しいもの。
いつも通り、朝4時起きで。もう、眠くて眠くて...。
伊丹空港を経て天王寺駅に到着したのは午前9時、午前中は時折、激しい雨が降る大阪だったが、予報通り、午後から天気は回復して。
【2022年5月1日13時39分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近
予告通り、モ161号車が稼働しており。今日は天王寺駅前－あびこ道間を往復し続けるだけの運用。ドン曇り、撮り慣れた上町線とあって、どう変化を付けるべきか悩みながらの撮影。
最後はあびこ道から天王寺駅前までモ161号車に＜乗り鉄＞して、阿部野橋のホテルの部屋へ。明日から4日まで（5日は仕事!!）、阪堺電車を撮り続けたい。
さて、それでは、2021年12月の倉敷での撮影記、その最終回を。
…… ……
2021年12月15日（水）晴れ時々曇り
16時のヒコーキに接続する、倉敷駅北口からの空港バスは14時過ぎ。ホテルをチェックアウトしたのが10時、それまでの4時間をどうやって潰すか...
仕方なく...だったのだが、倉敷駅のすぐ近くで伯備線電車を撮って過ごしたのだった。山陽本線と伯備線は中庄駅と倉敷駅の間で分岐する形になっており、下り列車は分岐した後、いったん高架になって山陽本線上りの線路をオーバークロス、山陽本線の北側に出て地平に下りたところが、倉敷駅になる。
その、高架から地平に下りたところでカメラを向けていたわけで...
【2021年12月16日11時31分】 山陽本線・中庄－倉敷
最初はビル影が気になっていたのだが、11時を過ぎると、空には灰色の雲が急速に広がり。
予報の通り、いつ、雨が落ちてきてもおかしくない空模様になってきた。
つまり、影が全く気にならない状況、駅手前で列車の速度が落ちている、つまり、シャッター速度がそれほど必要ない地点なので、むしろありがたかった。
再び213系の新見ゆき、第849M列車。こちらは213系でも、2両ワンマン仕様2本の4連だった1時間前のとは違って、本来の3両編成。
【2021年12月16日11時56分】 山陽本線・中庄－倉敷
日中時間帯は伯備線もパターンダイヤになっているようで、続いて播州赤穂からの第1827M列車。
【2021年12月16日12時14分】 山陽本線・中庄－倉敷
そして、影落ちが気にならなくなったタイミングで、第1011M列車「やくも11号」である。こちらは6両編成、特急らしい特急の姿を撮ることができて大満足だったのである。
あとは「第1希望」のEF64形貨物が来てくれたら最高なのだが...
普段、見ていると日中でも見かけるような気がしていたので期待していたが、世の中、そんなに甘くは無かったのである。
【2021年12月16日12時33分】 山陽本線・中庄－倉敷
続いて第1829M列車、ここはパターンが崩れて、岡山発の総社止まりという短距離列車である。まぁ、写真で見れば、見慣れた“末期色”3連。
空港バスの時刻までは2時間ほどあったが、ここで...
とうとう、雨が落ちてきて。その降り方はどんどん激しく...、もちろん、傘をささないと無理な状況になって。カメラの防水カバーは持ってきていたが、だからといって、そこまでして撮るようなものでも無かったので...
【2021年12月16日13時45分】 岡山県倉敷市阿知・倉敷駅北口
あとは倉敷駅の、屋根のあるところのベンチでバスまでの時間を過ごすしか無かったのである。
14時半の中鉄バス。何度も乗った倉敷駅－空港線のバス。本来なら倉敷ICから僅かな区間だけ山陽自動車道を経由するのだが、この日は渋滞のため...ということで一般道迂回になって。これは何度も乗っていて初めての経験。
大型バスが走るには狭い曲がりくねった区間もあって、最上稲荷の近くを通って1時間ほどで空港へ。
【2021年12月16日15時37分】 岡山県岡山市北区・岡山桃太郎空港
思ったより慌ただしい感じになって、大急ぎでとりあえず展望デッキ。帰りはエアバス機である。機番はJA217A、空港に着く頃には雨も小降りになっており。
【2021年12月16日16時07分】 NH658便（JA217A）機内（岡山桃太郎空港）
機内に入って席に座ると、窓の外では...
このシーンを撮るのは初めてだったかも。
【2021年12月16日16時12分】 NH658便（JA217A）機内（岡山桃太郎空港）
ANAの地上職員によるお見送り。そういえば、7月の山形の時は...、意外な形でのリベンジとなった。
【2021年12月16日16時28分】 NH658便（JA217A）機内
16時過ぎ、ちょうど東京に向かって上空で日の入りを迎える時刻になっていて。もちろん、ヒコーキは雲の上を飛ぶので翼に夕陽があたって“機窓”は美しかった。17時過ぎ、着陸態勢のアナウンスが入って。
普段なら房総半島上空で進路を西に変えて、アクアラインを見ながら羽田に着陸する...筈だが、この日は違っていた。
「もしかして...」
【2021年12月16日17時15分】 NH658便（JA217A）機内
そう、都心上空を通過する新航路での着陸だったのである。都心の夜景がだんだん迫ってくる。スカイツリーは、まだ遠くに見える感覚だったが、そこから反時計回りに南に進路を変え、ちょうど山手線に近い経路か、池袋上空では駅前の大型家電量販店などが識別できる程度の大きさ、新宿では自分の職場近くの交差点の様子までバッチリと。
窓越しの撮影なので、写り込みも激しくて写真としてはメチャクチャだが、東京タワーは、まさに手が届きそうな近さにあって。
17時過ぎ、定刻よりちょっとだけ早く羽田空港に着陸したのだった。（おわり）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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コロナ前、5月の大型連休は迷うこと無く仏生山を訪れていた。「ことでんレトロ」なき大型連休というのも寂しいもの。
いつも通り、朝4時起きで。もう、眠くて眠くて...。
伊丹空港を経て天王寺駅に到着したのは午前9時、午前中は時折、激しい雨が降る大阪だったが、予報通り、午後から天気は回復して。
【2022年5月1日13時39分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近
予告通り、モ161号車が稼働しており。今日は天王寺駅前－あびこ道間を往復し続けるだけの運用。ドン曇り、撮り慣れた上町線とあって、どう変化を付けるべきか悩みながらの撮影。
最後はあびこ道から天王寺駅前までモ161号車に＜乗り鉄＞して、阿部野橋のホテルの部屋へ。明日から4日まで（5日は仕事!!）、阪堺電車を撮り続けたい。
さて、それでは、2021年12月の倉敷での撮影記、その最終回を。
…… ……
2021年12月15日（水）晴れ時々曇り
16時のヒコーキに接続する、倉敷駅北口からの空港バスは14時過ぎ。ホテルをチェックアウトしたのが10時、それまでの4時間をどうやって潰すか...
仕方なく...だったのだが、倉敷駅のすぐ近くで伯備線電車を撮って過ごしたのだった。山陽本線と伯備線は中庄駅と倉敷駅の間で分岐する形になっており、下り列車は分岐した後、いったん高架になって山陽本線上りの線路をオーバークロス、山陽本線の北側に出て地平に下りたところが、倉敷駅になる。
その、高架から地平に下りたところでカメラを向けていたわけで...
【2021年12月16日11時31分】 山陽本線・中庄－倉敷
最初はビル影が気になっていたのだが、11時を過ぎると、空には灰色の雲が急速に広がり。
予報の通り、いつ、雨が落ちてきてもおかしくない空模様になってきた。
つまり、影が全く気にならない状況、駅手前で列車の速度が落ちている、つまり、シャッター速度がそれほど必要ない地点なので、むしろありがたかった。
再び213系の新見ゆき、第849M列車。こちらは213系でも、2両ワンマン仕様2本の4連だった1時間前のとは違って、本来の3両編成。
【2021年12月16日11時56分】 山陽本線・中庄－倉敷
日中時間帯は伯備線もパターンダイヤになっているようで、続いて播州赤穂からの第1827M列車。
【2021年12月16日12時14分】 山陽本線・中庄－倉敷
そして、影落ちが気にならなくなったタイミングで、第1011M列車「やくも11号」である。こちらは6両編成、特急らしい特急の姿を撮ることができて大満足だったのである。
あとは「第1希望」のEF64形貨物が来てくれたら最高なのだが...
普段、見ていると日中でも見かけるような気がしていたので期待していたが、世の中、そんなに甘くは無かったのである。
【2021年12月16日12時33分】 山陽本線・中庄－倉敷
続いて第1829M列車、ここはパターンが崩れて、岡山発の総社止まりという短距離列車である。まぁ、写真で見れば、見慣れた“末期色”3連。
空港バスの時刻までは2時間ほどあったが、ここで...
とうとう、雨が落ちてきて。その降り方はどんどん激しく...、もちろん、傘をささないと無理な状況になって。カメラの防水カバーは持ってきていたが、だからといって、そこまでして撮るようなものでも無かったので...
【2021年12月16日13時45分】 岡山県倉敷市阿知・倉敷駅北口
あとは倉敷駅の、屋根のあるところのベンチでバスまでの時間を過ごすしか無かったのである。
14時半の中鉄バス。何度も乗った倉敷駅－空港線のバス。本来なら倉敷ICから僅かな区間だけ山陽自動車道を経由するのだが、この日は渋滞のため...ということで一般道迂回になって。これは何度も乗っていて初めての経験。
大型バスが走るには狭い曲がりくねった区間もあって、最上稲荷の近くを通って1時間ほどで空港へ。
【2021年12月16日15時37分】 岡山県岡山市北区・岡山桃太郎空港
思ったより慌ただしい感じになって、大急ぎでとりあえず展望デッキ。帰りはエアバス機である。機番はJA217A、空港に着く頃には雨も小降りになっており。
【2021年12月16日16時07分】 NH658便（JA217A）機内（岡山桃太郎空港）
機内に入って席に座ると、窓の外では...
このシーンを撮るのは初めてだったかも。
【2021年12月16日16時12分】 NH658便（JA217A）機内（岡山桃太郎空港）
ANAの地上職員によるお見送り。そういえば、7月の山形の時は...、意外な形でのリベンジとなった。
【2021年12月16日16時28分】 NH658便（JA217A）機内
16時過ぎ、ちょうど東京に向かって上空で日の入りを迎える時刻になっていて。もちろん、ヒコーキは雲の上を飛ぶので翼に夕陽があたって“機窓”は美しかった。17時過ぎ、着陸態勢のアナウンスが入って。
普段なら房総半島上空で進路を西に変えて、アクアラインを見ながら羽田に着陸する...筈だが、この日は違っていた。
「もしかして...」
【2021年12月16日17時15分】 NH658便（JA217A）機内
そう、都心上空を通過する新航路での着陸だったのである。都心の夜景がだんだん迫ってくる。スカイツリーは、まだ遠くに見える感覚だったが、そこから反時計回りに南に進路を変え、ちょうど山手線に近い経路か、池袋上空では駅前の大型家電量販店などが識別できる程度の大きさ、新宿では自分の職場近くの交差点の様子までバッチリと。
窓越しの撮影なので、写り込みも激しくて写真としてはメチャクチャだが、東京タワーは、まさに手が届きそうな近さにあって。
17時過ぎ、定刻よりちょっとだけ早く羽田空港に着陸したのだった。（おわり）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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