年の瀬の広島と倉敷へ（２５）茶色と七不思議 [ひろでん（広島電鉄）]
地球は1日、24時間かけて1回、自転している。つまり、その地球上に立てば、1時間に15度ずつのペースで太陽は動いていくはずなのである。アタマの中では理解していても、普段の生活の中で太陽が動いているというのを認識する場面は少ない。
例えば、午前中に何か始めたら夢中になる余り、夕方になっていて、いつの間にか長い時間が経過していて、太陽が西に傾いているのを意識したり...、そんな場面はあるけれど数分、あるいは30分くらいの間に、太陽の方角が変わったというのを認識する...というのは、写真を撮っているとき位だろうか。
【2021年12月14日9時30分】 広島電鉄宇品線・日赤病院前－広電本社前
毎日、記事のトップに同じような写真を貼っているような気がするが、これはもちろん使い回しではない。
それは、車番を見て...も分かることだが、それ以上に、車体側面に当たる光が急速に変化している。9時を回ってから、一気に黒く写るように変わったのである。
「582号車の晴れカット」、それを目指して広電本社前で待ち続けることにしたのに、予想よりも早く車体側面に光が来なくなってしまって。まだ、朝なのに何だか気分は消化試合、そんな気持ちで撮っていたのだが、それでも...
…… ……
2021年12月14日（火）晴れ
この広電本社前に到着してカメラを構えたのは8時半のことだった。ちょうど1時間が経過して。
【2021年12月14日9時32分】 広島電鉄宇品線・日赤病院前－広電本社前
その最初の方に撮った“LEX”のトップナンバー、なぜか広電バスの車体色になっている1001号車、どうやら、広島駅で折り返してきたようで、今度は広島港（宇品）ゆきとなって戻ってきた。
やはり、こういうときに白い電車というのはトクなのである??? ただ、架線とパンタグラフが擦れ合って金属粉が落ちてくることや、もちろん、雨だれなど。白い車体色は洗車の回数を増やさないといけないから避けたい...とは複数の鉄道会社で聞いた話でもあって。それでも新型車輌は白基調の塗色のものが多くて。
【2021年12月14日9時32分】 広島電鉄宇品線・広電本社前電停付近
停留場向きにカメラを構えると、もはや、完全なまでの逆光で写真としてはメチャクチャである。
とはいえ...
【2021年12月14日9時32分】 広島電鉄宇品線・広電本社前電停付近
たった1両だけになった750形と唯一の“バス色”の1001号車が、目の前で離合するのである。これを撮らずには居られなかった。
そして...
【2021年12月14日9時32分】 広島電鉄宇品線・広電本社前－日赤病院前
自分の目の前を通り過ぎて。そこからの後追いこそが本命カットである。顔の部分にはしっかりと光が回ってくれて、茶色濃淡の大阪市電カラーが輝いて見えるのは、コレはコレで収穫なのだが、この角度から撮っている限り、やはり、車体側面が...
考えてみれば、道路中央の広電本社前電停のホーム端でカメラを構えれば良かったのだが...
【2021年12月14日9時34分】 広島電鉄宇品線・日赤病院前－広電本社前
もちろん、やってくる電車は旧型の吊り掛け車ばかりではない。「軽快電車」を進化させた形の800形電車どうしのすれ違いシーン。奥の805号車は「0 回送」ながら、これは宇品方面から戻ってきた電車...というわけでは無さそう。その“証拠”が、運転台窓に掲げられた「訓練」の札である。
広島では、日中も乗務員訓練のために「回送」表示の電車が走っている場面には度々、出会っている。前回、2017年夏に582号車を撮ったときも、同車は朝ラッシュを終えて、千田車庫に入庫したあと、諦めかけていたら午後から「訓練」の札を掲げて走ってくれたのだった。
【2021年12月14日9時35分】 広島電鉄宇品線・日赤病院前－広電本社前
その後からやって来たのは、同じタイプの車体をもつ、こちらは700形。ひとつ“先輩格”の電車である。こちらは、7号線の運用。
【2021年12月14日9時41分】 広島電鉄宇品線・広電本社前－日赤病院前
「転生したらスライムだった件」という異世界ファンタジー(???)のラッピングになっているのは、“LEX”の1017号車。調べたら、いろいろと出てきたのだが、そういうサブカルチャーというか、そういう分野にとことん縁の無い＜変態鉄＞、説明を読んでも理解するのが...
ということで、とりあえず、撮るには撮った...という感じで。
【2021年12月14日9時43分】 広島電鉄宇品線・日赤病院前－広電本社前
さぁ、その後を追ってきたのは... （つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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例えば、午前中に何か始めたら夢中になる余り、夕方になっていて、いつの間にか長い時間が経過していて、太陽が西に傾いているのを意識したり...、そんな場面はあるけれど数分、あるいは30分くらいの間に、太陽の方角が変わったというのを認識する...というのは、写真を撮っているとき位だろうか。
【2021年12月14日9時30分】 広島電鉄宇品線・日赤病院前－広電本社前
毎日、記事のトップに同じような写真を貼っているような気がするが、これはもちろん使い回しではない。
それは、車番を見て...も分かることだが、それ以上に、車体側面に当たる光が急速に変化している。9時を回ってから、一気に黒く写るように変わったのである。
「582号車の晴れカット」、それを目指して広電本社前で待ち続けることにしたのに、予想よりも早く車体側面に光が来なくなってしまって。まだ、朝なのに何だか気分は消化試合、そんな気持ちで撮っていたのだが、それでも...
…… ……
2021年12月14日（火）晴れ
この広電本社前に到着してカメラを構えたのは8時半のことだった。ちょうど1時間が経過して。
【2021年12月14日9時32分】 広島電鉄宇品線・日赤病院前－広電本社前
その最初の方に撮った“LEX”のトップナンバー、なぜか広電バスの車体色になっている1001号車、どうやら、広島駅で折り返してきたようで、今度は広島港（宇品）ゆきとなって戻ってきた。
やはり、こういうときに白い電車というのはトクなのである??? ただ、架線とパンタグラフが擦れ合って金属粉が落ちてくることや、もちろん、雨だれなど。白い車体色は洗車の回数を増やさないといけないから避けたい...とは複数の鉄道会社で聞いた話でもあって。それでも新型車輌は白基調の塗色のものが多くて。
【2021年12月14日9時32分】 広島電鉄宇品線・広電本社前電停付近
停留場向きにカメラを構えると、もはや、完全なまでの逆光で写真としてはメチャクチャである。
とはいえ...
【2021年12月14日9時32分】 広島電鉄宇品線・広電本社前電停付近
たった1両だけになった750形と唯一の“バス色”の1001号車が、目の前で離合するのである。これを撮らずには居られなかった。
そして...
【2021年12月14日9時32分】 広島電鉄宇品線・広電本社前－日赤病院前
自分の目の前を通り過ぎて。そこからの後追いこそが本命カットである。顔の部分にはしっかりと光が回ってくれて、茶色濃淡の大阪市電カラーが輝いて見えるのは、コレはコレで収穫なのだが、この角度から撮っている限り、やはり、車体側面が...
考えてみれば、道路中央の広電本社前電停のホーム端でカメラを構えれば良かったのだが...
【2021年12月14日9時34分】 広島電鉄宇品線・日赤病院前－広電本社前
もちろん、やってくる電車は旧型の吊り掛け車ばかりではない。「軽快電車」を進化させた形の800形電車どうしのすれ違いシーン。奥の805号車は「0 回送」ながら、これは宇品方面から戻ってきた電車...というわけでは無さそう。その“証拠”が、運転台窓に掲げられた「訓練」の札である。
広島では、日中も乗務員訓練のために「回送」表示の電車が走っている場面には度々、出会っている。前回、2017年夏に582号車を撮ったときも、同車は朝ラッシュを終えて、千田車庫に入庫したあと、諦めかけていたら午後から「訓練」の札を掲げて走ってくれたのだった。
【2021年12月14日9時35分】 広島電鉄宇品線・日赤病院前－広電本社前
その後からやって来たのは、同じタイプの車体をもつ、こちらは700形。ひとつ“先輩格”の電車である。こちらは、7号線の運用。
【2021年12月14日9時41分】 広島電鉄宇品線・広電本社前－日赤病院前
「転生したらスライムだった件」という異世界ファンタジー(???)のラッピングになっているのは、“LEX”の1017号車。調べたら、いろいろと出てきたのだが、そういうサブカルチャーというか、そういう分野にとことん縁の無い＜変態鉄＞、説明を読んでも理解するのが...
ということで、とりあえず、撮るには撮った...という感じで。
【2021年12月14日9時43分】 広島電鉄宇品線・日赤病院前－広電本社前
さぁ、その後を追ってきたのは... （つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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