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房総で単行の四国急行を(2)天気も撮影も下り坂 [いすみ鉄道]

ブログを始めて10年半が経つが、いまも「読まれる記事」というのがよく分からない。書いている本人が...である。
「数字は気にしていない」と言い続けているものの、やはり、管理画面のトップにその日の分の閲覧数(PV)が表示されているので、いやでも目に入ってくる。昨日の記事、ただ単に「大多喜に着きました」というだけの話だったわけだが、コレ、最近の記事では珍しいくらい、数字が伸びていて。
何なんだろう?? 以前は<速報版>は数字が伸びる傾向にあったのだが...

自分の知らないところで、SNSなどで拙ブログの記事にリンクを貼って頂けたり、あるいは鉄道系のメディアで引用されていたりすると数字が急激に上がることがあるみたいなのだが...
まぁ、相変わらず内容は軽薄かつテキトーである点はご了承の上、お読み頂けると幸いである。
こればかりは、書いている人間の知性、いや、痴性が反映される部分なので...
拙ブログをお読み頂く際に大切なのは、内容にも写真にも「決して期待してはならない」という点だと思う。何の期待も持たずに、むしろ、「仕方ねぇなぁ~」位の気持ちで「続きを読む」をクリックしていただければ、読後のイライラ感も和らぐのではなかろうか。

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【2021年12月5日11時41分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川

ということで、昼前の時刻でも上り側の前面に光が回るポイント...といえば、森宮周辺しか思いつかないのである。のちにTV番組でも話題になった(??)、あのポイントからスタートした。

でも...
……  ……

2021年12月5日(日)曇り

<徒歩鉄>の場合、人気の、定番の撮影地に行ってみて「人が多くて思い通りに撮れそうに無いから場所を変えて」は極めて難しいもの。ということで、撮影地には早く入ることが必須条件なのである。
2~3時間前に到着するのは当たり前...というもので。でも、この日はちょっと油断して、現地入りしたのは10時過ぎ、キハが通過する1時間半ほど前だった。

大多喜駅前は閑散としていたのに、撮影地は盛況で。珍しい四国のヘッドマーク、そして、キハ52形の単行運転は注目が集まっていたようで、この時点でも既に5~6人の“同業者さん”。

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【2021年12月5日10時48分】 いすみ鉄道・上総中川-城見ヶ丘

基本的に「正面ドカン!!」の構図で、ゴーニーの、普段、撮れない側の“顔”を狙う位置にカメラをセットしており。
そんな中、<変態鉄>は、ちょっと後ろに下がってサイドがちに。キハ52形が「単行である」ことが目立つ構図を選択。思い通りの位置をキープして。

キハの1時間前に下り第59D列車を後追いで。300形単行で構図の確認である。

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【2021年12月5日11時01分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川

房総半島、しかも大多喜は外房側、太平洋に面している。だから...だろうか、このあたり、気象のことはよく分からないが、経験上、「晴れ」予報でも大多喜周辺というのは意外と雲が沸きやすい印象で。
「晴れ」予報に、真っ青な空の下でキハを撮れると期待して訪れたら、見事にドン曇り...というのは、もうすっかり慣れてしまったくらい、何度も経験していることで。

この日も朝早い時間は青空が広がっていたが、時間が経つにつれて、空は灰色の雲が支配的に。
それなら、この地点にこだわることも無かったのだが...

2本目、キハの前の“露払い”的な存在、これまた300形の第58D列車、キハの40分前である。

だんだんカメラの数は増えてきて。自分の近くだけでも20人近くが集まっただろうか。もうテストが済んで冬休み期間なのか、学生さんのグループも多いみたいで<鉄>談義に花が咲いている中、<変態鉄>はひとりマイペースで

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【2021年12月5日11時41分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川

キハが向こうの踏切を通過して、こちらに来るまでに踏切の遮断竿は上がって待っていたクルマが動き出す。キハの下からチラッとクルマが顔を出しているが、これをどう捉えるか...
失敗写真だという人もいるだろうが、自分としてはあまり気にしていない方で。

「単行のキハ52形を撮る」という1つ目のテーマは無事、クリア。実は、このとき、往年の四国急行のヘッドマークはこちら側についているものだとばかり思っていた。
まさか、後ろ側に付いていたとは...

次は急行「いよ」のマークをどう撮るか、に移るのだが、でも、まずその前に急がないと。
11時40分にここでキハを撮ったら、城見ヶ丘駅に急いで12時過ぎの列車で次の撮影地に移動である。国道465号線を進んで船子の交差点の手前から、オリブの裏側の道を通って城見ヶ丘駅までは1.5 kmほどの道のり、20分あれば間に合いそうだが、カメラを片付ける時間やクルマの通行量の多い道路を横切る際のタイムロスなどを考えると、意外とギリギリなのである。
ここで乗り遅れると、次の撮影地は非常に限定されてしまうわけで。

ということで、大急ぎで城見ヶ丘駅へ。

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【2021年12月5日12時10分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘駅

12:01発の上総中野ゆきにも間に合ったが、今回は上り第60D列車にした。この場合、最後のキハ、第104D列車は大多喜駅周辺で撮るしか無くなるが、第101D列車「急行1号」は、それでも国吉付近で撮ってみようと。

「どこで撮るか??」
ちょっと迷いはあったが...そんな中。

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【2021年12月5日12時22分】 いすみ鉄道・第60D列車(いすみ302号車)内

国吉駅では、この“名物”でもある応援団長さんが車内に乗り込んできて車内販売。「たこめし」弁当を購入して。
すると、突然、車内で「お手を拝借!!」、一本締めで。

ネット上ではアレコレ言われているようだが、この“応援団”の活動があっても何だか国吉駅はここ数年、だいぶ寂しくなってしまった感じで、数年前までは列車のない時間帯でも観光客の姿が絶えなかったのだが...
時折、訪れてチラッと見る程度なので、どうこう言うべきではないかも知れないが、自分の目には最近の、いすみ鉄道はちょっと“迷走気味”に見えてしまうのである。
沿線人口も減少し、い鉄にとって頼みの綱の大多喜高校だって定員割れの状況だと聞いている。そういう中で沿線の人たちと一体になって「観光路線」として生き残る...という道を模索して、せっかく良い方向に向かっているように見えたのだが、社長さんが交替して方針が変わったのか最近、寂しくなったように感じるのはコロナ禍の影響だけではない気がする。
東京からの(アクアライン経由の)アクセスの良さとか、菜の花とか大多喜の歴史的街並みとか“潜在力”はあるのに、それを活かし切れていない気がして。外から見ている限り、そのあたりがちょっと残念なのである。
(※ 意見には個人差があります)

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【2021年12月5日12時28分】 いすみ鉄道・新田野駅

さて、国吉駅の次、新田野駅で下車したのだった。本当に撮りたかったのは、国吉駅との中間付近の踏切での“正面ドカン!!”、そうすると「いよ」のヘッドマークを掲げてキハ52形の顔を...
でも、<変態鉄>のアタマで考えつく程度のことは、当然、他の<鉄>だって考えているはずで。読みが甘かった。
グループだろうか、お目当ての踏切付近には既に三脚が林立していて。

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【2021年12月5日13時01分】 いすみ鉄道・新田野-国吉

諦めて、少し下がったお寺の前あたりでサイドから。
背後は国道沿いの住宅街なのだが、その庭先の木々が紅く色づいているのが悪くないか...と妥協の産物のサイドからの1枚。

う~ん、キハの中央付近に勾配標識(?)が架かってしまったのも気になるし...そもそも、この画を撮りに来たのでは無かったので。

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【2021年12月5日13時21分】 いすみ鉄道・新田野駅

思えば、いすみ鉄道を撮るようになって10年余り、もしかしたら、新田野駅周辺で“会心の1枚”を一度も残せていないような気がする。ある種、自分にとって“鬼門”のような...そんな気がする撮影地なのである。
新田野駅に引き返す足取りは重かった。

先ほど、ここまで乗ってきた302号車が大原駅で折り返してきたのが第63D列車。これで大多喜駅に向かうのである。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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