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2021/10 倉敷へ、鳥取へ(9)倉敷貨物ターミナル <前編> [水島臨海鉄道]

<変態鉄>の予定を知りたい人は週間予報を確認すれば良い...そんなことを言いたくなるような今日この頃。
自分の公休日は天気予報に青い傘のマークがでている日で、仕事の日は橙色の太陽のマークがでている日なのである。快晴の青空の下、会社に向かうときの絶望感、何年、会社員<鉄>をやっていても慣れないものである。

さて、引き続き、10月20日の水島臨海鉄道撮影記。

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【2021年10月20日10時44分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

朝の貨物を撮った後、午後まで時間が空いてしまって。
とはいえ、工業地帯のまっただ中に時間を潰せる場所もなく。そうなれば...

……  ……

2021年10月20日(水)晴れ

東京製鉄付近で港東線を撮って、20分ほど歩けば、水島駅南側の港東線と水島本線の分岐点まで戻れる訳で、今度は西へと続く線路沿いを。通い慣れた道を歩いて行くと三菱自工前駅に至る。
そこからは歩道部分は未舗装になって、雑草が生い茂る中を...

夏場は悲惨なことになる道だが、涼しくなって雑草が少なくなっても油断ならない。弁当ガラやら飲み物やら...歩道上にはあらゆるものが散乱しており。中には「なぜ!?」と思うボロボロになったソファの残骸のようなものがあったり。足下に何があるか分からない場所。道路は広いがクルマはほとんど通らないので車道を歩いてしまったり...
自工前駅から少し歩けば倉敷貨物ターミナル。線路と歩道の間には腰の高さくらいのフェンスだけで。

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【2021年10月20日10時26分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

コキ車に積まれたイルカコンテナをトラックに積み替えているところを...

そんな光景を日常的に見られるわけで。

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【2021年10月20日10時29分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

名前は「貨物ターミナル」、もちろん、コキ車への荷役シーンを見ることもできるが、むしろ、水島臨海鉄道のディーゼル動車や機関車たちの車両基地としての機能の方が注目で。
南北に通る県道のアンダーパスの先には待機しているキハたちの姿を見渡すことができて。

ぬぁんと...

キハ205号車が手前側の撮りやすい位置に引き出されており。

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【2021年10月20日10時36分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

キハは奥の洗車台付近に留め置かれていると予想していたので、これはサプライズである。クラウドファンディングなどに関連してメディアの取材でもあったのだろうか。
ほぼ障害物無しで形式写真風の1枚。こちらは、まもなく整備が始まって。だから、一種の“ビフォーアフター”の記録として。いま、撮っておく価値があるということ。

その手前には...

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【2021年10月20日10時31分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

DE701号機、こちらも貴重な被写体だが...
残念ながら、動かさない車両はどんどん劣化が進むもので。“現役”の最後の頃から塗装の痛みは目立っていたが、いよいよ錆びも目立ってきて...
廃棄する枕木だろうか、資材置き場のようなところが写り込んでいる分、余計にDE701号機の姿が...ちょっと寂しいシーン。
(この数日後、<鉄>な有志の団体によって車体の洗浄作業が行われたとか、行われなかったとか...)

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【2021年10月20日10時37分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

水島臨海鉄道が発足したのは51年前、それとほぼ時を同じくして導入された“虎の子”の機関車で。国鉄DE11形に準じた機関車として新製され、半世紀間にわたって山陽本線からの直通貨物列車牽引の任に就いていた。
「いた」と過去形にするのが相応しいのかどうか...という問題はあるものの、しばらく前から故障が相次いでおり、昨年、自分が撮りに行ったときもJR貨物機で代走になっていたケースも。
後継のDD200形が動き出したので、再起の可能性は、かなり低そう。せめて、生え抜きで半世紀間、活躍した“功労者”だけにキハ205号車に続いて静態保存をして欲しいと思っている次第。

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【2021年10月20日10時38分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

と、水島臨海鉄道を撮る者にとっては、何度訪れても興味の尽きない倉敷貨物ターミナルなのである。
でも、ここ、南側は工場やコンテナの荷役スペースが隣接しており、写真を撮ることができず、この道路が並行している北側からの撮影となる。つまり、晴れると必ず逆光なのである。
ということで、こういう雲の広がってきた空というのはここでの撮影には最適で。

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【2021年10月20日10時41分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

さぁ、キハ205号車の姿を近づいた位置からサイドがちに撮ったら、さらに奥の方へ。

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【2021年10月20日10時42分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

奥の方へいくと“車両基地”としての性格がドンドン強くなってきて。折返し待ちのMRTや、朝運用を終えて夕方までの間に整備を受けるキハ37形の姿などを見ることができる。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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