秋晴れの岳南電車を訪ねたが... 20211006(3) [保存車・博物館・廃線跡]
2021年も気づけば11月に入っている。もう暮れが迫ってきているのである。ようやくコロナ禍も落ち着きを見せつつあるようで、そうなると趣味活動の意欲が...
どうやってその日程を捻出するかが悩みなのである。今年...いや、来年こそ阪堺電車の住吉大社初詣輸送に駆り出されるモ161号車の姿を...と。「鉄印帳」の旅の続編も出かけたいし、スケジュールの調整をしないといけないのである。
ようやく、いつも通りの拙ブログに戻りつつあって。アップ待ちの<乗り鉄>、<撮り鉄>の記録がたまっており。
【2021年10月6日11時16分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
さて、10月6日の岳南電車訪問記。昨日はちょっと“スピンオフ”的な記事にしてしまって。
今日は再び新通町公園の話題から。吉原中央駅(バスターミナル)から5分ほどのところにある公園で...。
…… ……
2021年10月6日(水)晴れ
この公園の“みどころ”といえるのは、やはり、静態保存されている0系新幹線「21-59」号車。
でも、<鉄>として見逃せないポイントは他にも...
【2021年10月6日11時17分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
まずは「レールチャイム」。古レールを違った長さに切断したものが並んでおり。そう、お散歩で公園を訪れていた保育園児たち(??)が、しきりに鳴らし続けていて賑やかだったが...
隣に木製のハンマーが備え付けられていて、これで叩いて音を鳴らすわけ。
【2021年10月6日11時17分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
これに使われているレールは、37 kgレールで1937年製とのこと。伊東駅構内の側線のレールとして使用されていたものを15年ほど前に転用したもの。
まぁ、これは子ども向けの遊具としての利用だが、振り返ると向かい側の植込みのところに、何か黒いオブジェが...
【2021年10月6日11時17分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
台車枠や軸ばねの形から考えて、たぶん昭和初期の...
TR-23のような客車用か、DT-13などのような旧型国電用か...
メカに疎い<変態鉄>としてはちょっと悩んだのだが...
【2021年10月6日11時18分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
それにしても台車が、こうやって露天で展示されているのは非常にレアケースで。
ここまで自由に観察できる台車も珍しく。そのメカに疎い自分でも斜め上から観察していて気づいた。中央である。台車の中央部にプックリした膨らみのようなもの。
そう、これが主電動機(のケース)と考えられ。客車用なら絶対に無いものである。車軸のところにモーターを直接装荷している、つまり、吊り掛けである。
旧型電車用と考えて間違いなさそう。
【2021年10月6日11時17分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
その証拠に(??)
隣には、これまた旧型電車用と思しき密着連結器が干物を干しているような感じで鎮座しており。
ただし、密着連結器、正面から見ると突起部が左で穴が右。つまり、コレ、裏返しにして置かれている。公園での保存の場合、担当者が鉄道に詳しい人とは限らないので、こういうエラーは度々起こっている。
そもそも、説明板も何も準備されておらず、たぶん旧型電車の部品保存...というよりは、公園内のオブジェとしての設置のような感じ。
この記事を書くにあたって調べてみると、あの鉄道誌のウェブサイトに関連記事を発見。
参考 鉄道ホビダス「台車近影」(2005/10/3)
やはり、<変態鉄>の思った通り、旧型国電用のもので良かった。DT-12型台車とのこと。展示されている0系新幹線が廃車になった時期には、地元の静岡鉄道管理局管内では身延線や飯田線のスカ色の旧型国電が次々に引退し、解体が進んでいた頃と重なる。
【2014年2月22日11時06分】 東京都青梅市勝沼・青梅鉄道公園
DT-12台車は、モハ40系など身延線などで見られた旧型国電にも使われており、時期的にも符合するわけで...
ただ、連結器は置いておいても、台車については国鉄でも、予備品を用意しておいて、検査入場時には整備済みのものを取り付ける...という循環使用が行われていたことが考えられ、どの車両の台車なのか特定することは意味が無さそう。
当時の静鉄局管内の旧型国電はすべてが解体されたといわれており、これも貴重な形見であると言えそう。
【2021年10月6日11時18分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
ということで、新幹線と旧型国電(の台車)、いずれも貴重な保存なのである。
【2021年10月6日11時18分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
今後も末永い保存を願いながら、<変態鉄>はいよいよ... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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どうやってその日程を捻出するかが悩みなのである。今年...いや、来年こそ阪堺電車の住吉大社初詣輸送に駆り出されるモ161号車の姿を...と。「鉄印帳」の旅の続編も出かけたいし、スケジュールの調整をしないといけないのである。
ようやく、いつも通りの拙ブログに戻りつつあって。アップ待ちの<乗り鉄>、<撮り鉄>の記録がたまっており。
【2021年10月6日11時16分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
さて、10月6日の岳南電車訪問記。昨日はちょっと“スピンオフ”的な記事にしてしまって。
今日は再び新通町公園の話題から。吉原中央駅(バスターミナル)から5分ほどのところにある公園で...。
…… ……
2021年10月6日(水)晴れ
この公園の“みどころ”といえるのは、やはり、静態保存されている0系新幹線「21-59」号車。
でも、<鉄>として見逃せないポイントは他にも...
【2021年10月6日11時17分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
まずは「レールチャイム」。古レールを違った長さに切断したものが並んでおり。そう、お散歩で公園を訪れていた保育園児たち(??)が、しきりに鳴らし続けていて賑やかだったが...
隣に木製のハンマーが備え付けられていて、これで叩いて音を鳴らすわけ。
【2021年10月6日11時17分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
これに使われているレールは、37 kgレールで1937年製とのこと。伊東駅構内の側線のレールとして使用されていたものを15年ほど前に転用したもの。
まぁ、これは子ども向けの遊具としての利用だが、振り返ると向かい側の植込みのところに、何か黒いオブジェが...
【2021年10月6日11時17分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
台車枠や軸ばねの形から考えて、たぶん昭和初期の...
TR-23のような客車用か、DT-13などのような旧型国電用か...
メカに疎い<変態鉄>としてはちょっと悩んだのだが...
【2021年10月6日11時18分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
それにしても台車が、こうやって露天で展示されているのは非常にレアケースで。
ここまで自由に観察できる台車も珍しく。そのメカに疎い自分でも斜め上から観察していて気づいた。中央である。台車の中央部にプックリした膨らみのようなもの。
そう、これが主電動機(のケース)と考えられ。客車用なら絶対に無いものである。車軸のところにモーターを直接装荷している、つまり、吊り掛けである。
旧型電車用と考えて間違いなさそう。
【2021年10月6日11時17分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
その証拠に(??)
隣には、これまた旧型電車用と思しき密着連結器が干物を干しているような感じで鎮座しており。
ただし、密着連結器、正面から見ると突起部が左で穴が右。つまり、コレ、裏返しにして置かれている。公園での保存の場合、担当者が鉄道に詳しい人とは限らないので、こういうエラーは度々起こっている。
そもそも、説明板も何も準備されておらず、たぶん旧型電車の部品保存...というよりは、公園内のオブジェとしての設置のような感じ。
この記事を書くにあたって調べてみると、あの鉄道誌のウェブサイトに関連記事を発見。
参考 鉄道ホビダス「台車近影」(2005/10/3)
やはり、<変態鉄>の思った通り、旧型国電用のもので良かった。DT-12型台車とのこと。展示されている0系新幹線が廃車になった時期には、地元の静岡鉄道管理局管内では身延線や飯田線のスカ色の旧型国電が次々に引退し、解体が進んでいた頃と重なる。
【2014年2月22日11時06分】 東京都青梅市勝沼・青梅鉄道公園
DT-12台車は、モハ40系など身延線などで見られた旧型国電にも使われており、時期的にも符合するわけで...
ただ、連結器は置いておいても、台車については国鉄でも、予備品を用意しておいて、検査入場時には整備済みのものを取り付ける...という循環使用が行われていたことが考えられ、どの車両の台車なのか特定することは意味が無さそう。
当時の静鉄局管内の旧型国電はすべてが解体されたといわれており、これも貴重な形見であると言えそう。
【2021年10月6日11時18分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
ということで、新幹線と旧型国電(の台車)、いずれも貴重な保存なのである。
【2021年10月6日11時18分】 静岡県富士市中央町・新通町公園
今後も末永い保存を願いながら、<変態鉄>はいよいよ... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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