ことでんレトロ最終章 20210731(10)珍編成を讃岐らしく!? [高松琴平電鉄]
まず、謝らなければならないことがある。
日々、まったく何も考えずにこのブログを書いている。そんな中で撮影地を調べたり、特定の車両のことを知りたかったり...ネット検索すると、時折、拙ブログの記事がヒットする。時には気づかず、それをクリックしてしまう。
そうして、「へぇ~、自分とよく似た撮り方をする<鉄>も居るんだぁ~」と感心して暫し読み耽ってしまう。
しばらく読み進める内に気づくのである。
「あっ!! コレ、俺のブログだ!!」
毎日、何も考えずに書いているので、自分の撮影記を新鮮な気持ちで自分自身が読んでいるということもある、そんな<変態鉄>である。
そんなわけで...
【2002年頃】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅
20年ほど前の琴電琴平駅。ことでんが大きく変わりつつあった頃の1枚である。もちろん、そんなことはまったく意識せずにシャッターを切っている。
琴電琴平駅周辺の様子は20年経っても大きくは変わっていない。
見づらい画だが、奥側の1番ホームには京王5000系の1100形が折返し待ちしている。白地に緑と黒のアクセント、いわゆる「SOGO色」である。
よ~~~く、目を凝らせば、画面の左端、架線柱にかかる位置だが、琴平留置の編成が停まっているのも、20年変わらないシーンである。
琴平線はファンタンゴレッドを纏った電車が中心で、まだ黄色いカラーは見かけなかったと記憶している。
それから約20年後の夏。この日は手前側の線路にレトロと600形の併結4連が入線しており。
さて、この同じネガに...
…… ……
少し前の記事にも書いたとおり、2000年代に入ってからも「レトロ電車」は動態保存ではなく、現役の営業用車として定期運用に入っていた。
その最後の定期運用となったのは、当時、小型車に限定されていた長尾線のラッシュ時の増結運用。
名古屋の地下鉄から来た600形電車2連の築港側にレトロ電車が1両付く編成で。
これぞ、ことでんらしい編成...だが、学生時代の<変態鉄>は、まだガキだった。この混結編成の魅力がまったく分からなくて。
幸い、日中運用にも旧型電車2連があった。だから、撮影対象は専らそちらで。
この“600形+レトロ”、「撮っていない」と書いてしまったが、その姿、拙ブログでご紹介していた写真の中にあったのである。
【2002年頃】 高松琴平電鉄長尾線・高松築港-片原町
このカット、長尾線の平木ゆき電車だが、「SOGO色」の最後部にファンタンゴレッドの旧型電車が付いていることが確認できる。
時に夏場は、冷房のない旧型車の増結は<鉄>でない一般の利用者から評判が悪く、増結車は空いていた記憶がある。
撮影地の移動では好んで増結車に乗った記憶がある。
長尾線に最後まで残っていたレトロの増結運用も、一応、撮っていたし、拙ブログでも去年、ご紹介していたのである。
う~ん、日々、何も考えずに記事を書いているから、何を書いたかも覚えていないのである。
さて、8月1日の、ことでん琴平線のレトロ電車。
2021年8月1日(日)晴れ
レトロ電車は、琴電琴平駅を12時過ぎに折り返す予定だった。
その1時間前、11:42発の高松築港ゆきは、羽床から乗ってきた電車の折返し。
この電車で羽間駅へと移動したのだった。
【2021年8月1日11時20分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間駅
レトロ電車2両で走る姿は、これまでにも、引退が発表される前の時期、毎月行われていた「レトロ特別運行」のときに撮っている。
この日の琴平線では、600形を挟んだ、従来、見られなかった編成を強調した構図、つまり、できるだけサイドがちに撮れるポイントを回ろうと思っていた。
それと...。
電車を思いっきり引きつけて...という「ザ・列車写真」という感じの画ではなく、琴平線の各所で撮ったことが分かるような、そんなカットを狙って。
青空と讃岐特有のおむすび型の山を入れて撮れる...と考えて選んだのは「もりもり」裏。
羽間駅を出て榎井・琴平方面へ進むと、バイパス道路の高架を潜って、土器川へと続く下り坂を進んでいくと道路沿いに「もりもり」という名前の...いかにも、地方の道路沿いにありそうな食堂。様子からして閉店して時間が経っているような感じで。
その周辺の田んぼ沿いから、琴平線の電車をスッキリと撮ることができる。
何度も書いているが「暑いっ!!」、歩いているだけで、汗がボタボタと滴になって垂れてくる。いったん「もりもり」を通り過ぎて、100 mほど行ったところ、祓川橋の手前にジュースの自販機があって。
冷たいジュースを飲んで
【2021年8月1日11時56分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間-榎井
レトロ電車と600形の4両編成は、現行の、京急から来た電車だと3両分相当の長さ。それでも、この構図だと左右はかなりスカスカになるかと。
それでも構わない!!
田んぼの緑色と青空と、背後の山。それらを盛り込んで、広々した感じを出したかった。
【2021年8月1日12時18分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井-羽間
これだけサイドがちだと前(下り電車)でも後(上り電車)でも、あまり違いが分からないのもラッキー。
同じ写真と思いきや、12時前に琴電琴平ゆきとして通過した電車が、折り返して高松築港ゆきとして戻ってくるところ。
そして...
【2021年8月1日12時25分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井-羽間
高松築港ゆきに続行する形で6分後にやってくるのが、レトロ電車の貸切。
ほぼ思った通りの1枚が撮れた。「奥の方の余白が大きすぎる」という苦情は受け付けない。コレが<変態鉄>の意図した撮り方である。
【2021年8月1日12時25分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井-羽間
もちろん、列車の姿が見えなくなるまで連写していた。
ということで、後のカットをトリミングして、フツーに考えて撮りそうな構図も。
この上り貸切電車は、羽間駅で定期の下り電車と交換することになっている。その電車が...
「情熱の赤い電車」だったのである。もう少し待っていれば...
でも、早く羽間駅に戻って、ベンチでノンビリしたかったのである。
【2021年8月1日12時49分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間駅
さぁ、あと1往復。次は... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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そうして、「へぇ~、自分とよく似た撮り方をする<鉄>も居るんだぁ~」と感心して暫し読み耽ってしまう。
しばらく読み進める内に気づくのである。
「あっ!! コレ、俺のブログだ!!」
毎日、何も考えずに書いているので、自分の撮影記を新鮮な気持ちで自分自身が読んでいるということもある、そんな<変態鉄>である。
そんなわけで...
【2002年頃】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅
20年ほど前の琴電琴平駅。ことでんが大きく変わりつつあった頃の1枚である。もちろん、そんなことはまったく意識せずにシャッターを切っている。
琴電琴平駅周辺の様子は20年経っても大きくは変わっていない。
見づらい画だが、奥側の1番ホームには京王5000系の1100形が折返し待ちしている。白地に緑と黒のアクセント、いわゆる「SOGO色」である。
よ~~~く、目を凝らせば、画面の左端、架線柱にかかる位置だが、琴平留置の編成が停まっているのも、20年変わらないシーンである。
琴平線はファンタンゴレッドを纏った電車が中心で、まだ黄色いカラーは見かけなかったと記憶している。
それから約20年後の夏。この日は手前側の線路にレトロと600形の併結4連が入線しており。
さて、この同じネガに...
…… ……
少し前の記事にも書いたとおり、2000年代に入ってからも「レトロ電車」は動態保存ではなく、現役の営業用車として定期運用に入っていた。
その最後の定期運用となったのは、当時、小型車に限定されていた長尾線のラッシュ時の増結運用。
名古屋の地下鉄から来た600形電車2連の築港側にレトロ電車が1両付く編成で。
これぞ、ことでんらしい編成...だが、学生時代の<変態鉄>は、まだガキだった。この混結編成の魅力がまったく分からなくて。
幸い、日中運用にも旧型電車2連があった。だから、撮影対象は専らそちらで。
この“600形+レトロ”、「撮っていない」と書いてしまったが、その姿、拙ブログでご紹介していた写真の中にあったのである。
【2002年頃】 高松琴平電鉄長尾線・高松築港-片原町
このカット、長尾線の平木ゆき電車だが、「SOGO色」の最後部にファンタンゴレッドの旧型電車が付いていることが確認できる。
時に夏場は、冷房のない旧型車の増結は<鉄>でない一般の利用者から評判が悪く、増結車は空いていた記憶がある。
撮影地の移動では好んで増結車に乗った記憶がある。
長尾線に最後まで残っていたレトロの増結運用も、一応、撮っていたし、拙ブログでも去年、ご紹介していたのである。
う~ん、日々、何も考えずに記事を書いているから、何を書いたかも覚えていないのである。
さて、8月1日の、ことでん琴平線のレトロ電車。
2021年8月1日(日)晴れ
レトロ電車は、琴電琴平駅を12時過ぎに折り返す予定だった。
その1時間前、11:42発の高松築港ゆきは、羽床から乗ってきた電車の折返し。
この電車で羽間駅へと移動したのだった。
【2021年8月1日11時20分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間駅
レトロ電車2両で走る姿は、これまでにも、引退が発表される前の時期、毎月行われていた「レトロ特別運行」のときに撮っている。
この日の琴平線では、600形を挟んだ、従来、見られなかった編成を強調した構図、つまり、できるだけサイドがちに撮れるポイントを回ろうと思っていた。
それと...。
電車を思いっきり引きつけて...という「ザ・列車写真」という感じの画ではなく、琴平線の各所で撮ったことが分かるような、そんなカットを狙って。
青空と讃岐特有のおむすび型の山を入れて撮れる...と考えて選んだのは「もりもり」裏。
羽間駅を出て榎井・琴平方面へ進むと、バイパス道路の高架を潜って、土器川へと続く下り坂を進んでいくと道路沿いに「もりもり」という名前の...いかにも、地方の道路沿いにありそうな食堂。様子からして閉店して時間が経っているような感じで。
その周辺の田んぼ沿いから、琴平線の電車をスッキリと撮ることができる。
何度も書いているが「暑いっ!!」、歩いているだけで、汗がボタボタと滴になって垂れてくる。いったん「もりもり」を通り過ぎて、100 mほど行ったところ、祓川橋の手前にジュースの自販機があって。
冷たいジュースを飲んで
【2021年8月1日11時56分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間-榎井
レトロ電車と600形の4両編成は、現行の、京急から来た電車だと3両分相当の長さ。それでも、この構図だと左右はかなりスカスカになるかと。
それでも構わない!!
田んぼの緑色と青空と、背後の山。それらを盛り込んで、広々した感じを出したかった。
【2021年8月1日12時18分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井-羽間
これだけサイドがちだと前(下り電車)でも後(上り電車)でも、あまり違いが分からないのもラッキー。
同じ写真と思いきや、12時前に琴電琴平ゆきとして通過した電車が、折り返して高松築港ゆきとして戻ってくるところ。
そして...
【2021年8月1日12時25分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井-羽間
高松築港ゆきに続行する形で6分後にやってくるのが、レトロ電車の貸切。
ほぼ思った通りの1枚が撮れた。「奥の方の余白が大きすぎる」という苦情は受け付けない。コレが<変態鉄>の意図した撮り方である。
【2021年8月1日12時25分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井-羽間
もちろん、列車の姿が見えなくなるまで連写していた。
ということで、後のカットをトリミングして、フツーに考えて撮りそうな構図も。
この上り貸切電車は、羽間駅で定期の下り電車と交換することになっている。その電車が...
「情熱の赤い電車」だったのである。もう少し待っていれば...
でも、早く羽間駅に戻って、ベンチでノンビリしたかったのである。
【2021年8月1日12時49分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間駅
さぁ、あと1往復。次は... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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