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さようなら黄色と紺色のツートンカラー(4)鈴蘭台駅 [<鉄>な撮影記・旅行記録]

“世界遺産の街”を訪問して1週間が経過した。仕事でバタバタしている日々、あっという間に時間だけが過ぎていく。
ワクチン接種も順調に続いているようで、明日でうちの母も2回目を接種すると。ただ、<変態鉄>の過ごしている区、区長は何を思ったのか、65歳以上のあとは10代~30代にするのだそうで。<変態鉄>は夏休み以降に回されてしまうらしい。そうなると、1日でも早く打ちたくなるもので(笑)。
自治体接種は全くアテにならないところに住んでいるので、何とかして、大規模接種に紛れ込む方法を探しているところ。

ワクチン接種の采配など、公衆衛生といえば、いままでは厚労省の“専権事項”的なものだった筈。防衛省の管轄になる自衛隊の医官に打たせるということは、実はコレは、スガちゃんは、医師会の権益に切り込む、かなり画期的をしているのではないか...と密かに、そんなことを思っている<変態鉄>なのである。

さてさて。そういう話題は置いておいて。

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【2021年6月8日10時54分】 神鉄有馬線・鈴蘭台駅

いままで注目してこなかったことが悔やまれる位、初訪問の神戸電鉄は<変態鉄>には魅力的に映ったのである。
この「都市型山岳路線」というジャンル、ほかに思いつかない。

さぁ、10分少々、乗換えの鈴蘭台駅のホームにて。撮りたかった電車は...

……  ……

2021年6月8日(火)晴れ

10時半過ぎの三田ゆき電車で新開地駅を出発。湊川駅を過ぎて地上に出ても、車窓の景色が斜めに見えるような...かなりの上り勾配を進んでいることが実感できるような乗り心地。
もちろん、現在はVVVF制御の電車が軽やかに登っていくのだが、これは...
吊り掛け駆動の旧型電車が活躍していた頃は、ここの走行音も大迫力だったのではないか...そんなことを妄想しただけでもニヤニヤしてしまうのである。

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【2021年6月8日10時55分】 神鉄有馬線・鈴蘭台駅

六甲の山々の中へ。神戸都心部からわずかな距離でも、車窓は山岳路線そのものへと数分で一変して。
廃駅跡は「菊水山」駅。鉄道誌の記事では何度か見た記憶があったが...

再びトンネルを抜けると周囲が少しだけ開けて。といっても極めて狭隘なスペースに駅と周囲の街が形成されていて。
留置中の電車が見えてくると鈴蘭台駅。ここで下車して、同じホームの向かい側にやってくる、後続の粟生ゆきを待った。

ちょっと気になっていたのは...

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【2021年6月8日10時54分】 神鉄有馬線・鈴蘭台駅

神鉄の電車、たぶん全ての運転室にキャラクターのぬいぐるみが置かれており。

ことでんでは、他社の...「けいきゅん」が運転台に鎮座している編成があるが、神鉄は自社のマスコット。訪問して初めて知ることはたくさんある。こういうのこそが<鉄>の楽しみである。ネットで動画を見るより、やはり現地で乗りたい、見たいのである。
さて、神鉄のキャラクター。こちらは子犬(♂)で“しんちゃん”。あと“電車の妖精”の“てつくん”も居るそうで。

向かい側の新開地ゆきのホーム、発車案内板には11:03発...とあって。

ということで入線風景を撮ろうとホームの反対側、下り方先端へ。

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【2021年6月8日10時58分】 神鉄有馬線・鈴蘭台駅

おっと、ここに居た。

初訪問の神鉄、車両のバラエティ...、そのうち、この左側。白地に赤の電車。丸みを帯びた車体は、まさに昭和の頃の私鉄電車の雰囲気を色濃く残しており。
「2扉車と3扉車がある」程度の<鉄>として、あるまじきレベルの“勉強不足”。だが、この白いタイプ。これが撮りたかった。

隣に居るのは最新鋭の6000形、何だか電車の“風貌”に山陽電車との類似性を感じてしまうのだが...
それは<変態鉄>だけだろうか??

さて。ここ鈴蘭台駅は有馬線と粟生線の分岐駅。6000形の左側に見える線路、左へとカーブしているのは粟生線のレールである。
右へとのびる複線が有馬・三田方面の線路。

今度の発車、11:03発の新開地ゆきは、どちらから??

このとき、<変態鉄>、案内板の「3両編成」の表示に何かを感じていたのだった。

それにしても...

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【2021年6月8日11時02分】 神鉄有馬線・鈴蘭台駅

ここまで見てきた電車は4両編成が基本だった。その中で「3両」の表示、何かあると思っていた。

でも、その予想を遙かに超えて。ぬぁんと、このカラーがいきなりのお出ましなのである。
(粟生線だから3両というわけではない。この後、乗った粟生ゆきは5000形4連)

それにしても、この写真。このどうでも良い1枚に“神鉄らしさ”をちょっと撮れたのではないかと。
電車は留置中の電車の後ろを急カーブで進入してくるが、隣の線路。有馬・三田方面の線路の勾配のキツさ。写真でもそれがハッキリとわかるくらいなのである。

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【2021年6月8日11時02分】 神鉄有馬線・鈴蘭台駅

まさか、まさかのリバイバルカラー車のお出まし。

もう、マニア行動全開である。ラッキーなのは編成の短さ。大急ぎでもといた側の、ホーム南端へ。

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【2021年6月8日11時03分】 神鉄有馬線・鈴蘭台駅

こちらの電車にも“しんちゃん”の姿が確認できる。停車中の姿を記録して。

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【2021年6月8日11時04分】 神鉄有馬線・鈴蘭台駅

もちろん、発車していく姿を後追いで。
このあと、粟生線に入ってからもこのタイプの電車(もちろん赤白の現行塗装)とは何度かすれ違った。別に朝晩ラッシュ時だけとか、そういう運用にはなっていないみたいで。ぜひ、今度は沿線で撮ってみたいと思っている。

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【2021年6月8日11時06分】 神鉄有馬線・鈴蘭台駅

そうこうしていると、まもなく。11:09発の粟生ゆきである。支線区かと思えば、車内は意外と乗客が多くて。座席は半分以上が埋まっていただろうか。半分くらいは女子大生のような...。そんな電車で西へ西へと分け入っていく。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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コメント 2

サットン

神戸電鉄、良いですよね! 私は夏になると無性に神鉄を訪れたくなります。六甲が呼んでいるというか・・・・。
1000系グループに見られる古めかしい顔ですが、平成に入るまでこの顔を増備していましたから当分は残ると思われますが、2扉車はかなり数を減らしているようです。
私は神鉄を田舎電車から通勤電車にイメージを変えた立役者3000系推しです。
by サットン (2021-06-16 19:52) 

ferrum_queserasera

サットンさん

コメントありがとうございます。
神鉄はいままで利用する機会がなく、今回、その魅力に気づかされた次第です。でも、調べると粟生線はとくに路線バスに押されて厳しい状況でもあるとのことで...。
3000系電車は、このとき鈴蘭台駅の南側に留置されている姿を撮影しました。2ドア車は粟生線内ですれ違ったので、今度、機会を見つけて撮りに行きたいと思っているところです。
by ferrum_queserasera (2021-06-16 23:05) 

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