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さようなら黄色と紺色のツートンカラー(3)新開地から神戸電鉄 [<鉄>な撮影記・旅行記録]

現在、次の“出撃”に向けて毎日、更新される週間天気予報をチェックしているのである。もちろん、小湊キハも気になるところだが、先に「鉄印」の方に注力する予定である。だんだん日帰り圏内にある第3セクターも少なくなってきており。
そのほかにも気になっている被写体は各地に。勤務の関係で日帰りでないと無理なのだが、何とか今週中に“出撃”したいと画策しているところである。

さて、6月8日に兵庫県を訪れた話題。

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【2021年6月8日10時30分】 神戸電鉄神戸高速線・新開地駅

朝9時に伊丹空港に着いて、そこからバスで神戸三宮へと向かったのである。ここからは自分にとって初めての神鉄...神戸電鉄に乗るわけで。


……  ……

2021年6月8日(火)晴れ

9:20発の姫路ゆきのリムジンバスにも間に合ったのだが...
ここは予定通り、後続の9:35発、三宮ゆき。でも、そのバスを待つ列も長くなることはなく。

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【2021年6月8日9時21分】 大阪府豊中市螢池西町・大阪国際空港付近

「高速道路に渋滞が残っているから...」
予定より5分程度多くかかって、10:20頃の到着になりそうだとの案内。乗り込んだのは5名くらいだっただろうか、その案内の通り、魚崎付近から少しだけ流れが悪くなっていたものの、渋滞と言うほどのものではなく。

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【2021年6月8日10時15分】 兵庫県神戸市中央区小野柄通付近

いつもの通り、摩耶ランプから国道2号線を走って、三宮には10:10、ほぼ定刻での到着だった。朝ラッシュが一段落したところだろうか、歩道橋を渡ってJR三宮駅の構内を通るルートで阪急神戸三宮駅。
予定では、阪急神戸三宮駅を10:38発の新開地ゆき特急に乗るつもりだったが、ちょうどホームには10:19発。慌てて乗り込んだので写真を撮る時間も無く...ブロガー失格である。
阪急電車の三宮駅はJR線の向かい側、高架にあるのが阪神との違い。でも、その阪急電車も三宮駅を出るとすぐにトンネルに入る。花隈駅はちょっと静かな感じの地下駅。すぐに高速神戸。

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【2021年6月8日10時28分】 阪急神戸高速線・新開地駅

ここからは通い慣れたルートだが...

そもそも編成長が違う電車が来ると困る...という事情で山陽電車と阪急は乗り入れを取りやめたはず。そう、阪急電車は8両編成が基本で山陽・阪神よりも長いのである。
ということは、神戸高速線の地下ホームは阪急の8連に合わせたホーム長。終着の新開地駅もホーム長に余裕はなく、ちゃんとした写真を残せなかった。
ちなみに乗車したのは7774号車。阪急らしい木目調のマホガニーの化粧板と緑色のシート生地は健在。ただ、窓には遮光カーテン、アルミ製の鎧戸は残っておらず。

2面3線配置の新開地駅、中央の線路に入って両側の扉を開けて、そのまま折り返すのも関西私鉄らしさだろうか。
ホームの下り方の階段を上ってコンコースを少し進めば、もう1つの新開地駅が見えてくる。

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【2021年6月8日10時30分】 神戸電鉄神戸高速線・新開地駅

<変態鉄>にとって不惑を過ぎての“遅すぎるロストバージン路線”、それが神戸電鉄線である。
正式には最初の1区間、隣の湊川駅までが神戸高速南北線...と調べていて、この路線名は2010年までだったと知った<変態鉄>。関西私鉄のことを全然理解していないのである。
そうそう、現在の名称は「神戸電鉄神戸高速線」なのである。とりあえず、記事中では現在の一般に通用している路線名で記載することにして...。

このあたりの経緯を自分なりにまとめて記事にしても良いのだが、そうすると<変態鉄>の薄っぺらい知識がバレて恥を書くのは必至。ということで...

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【2021年6月8日10時29分】 神鉄神戸高速線・新開地駅

こちらも2面3線のホーム。三宮駅は阪神も阪急もイマドキのおしゃれな感じのホームなのに、高速神戸、新開地と2駅は何だか昭和の頃、自分が小さかった頃の地下駅の雰囲気をそのまま残した垢抜けない感じ。でも、それが堪らん。
神鉄線ホームも、やはり、昭和の頃から変わらない感じの地下駅、照明がちょっと抑えめなのとタイルが暗い色なのが、この雰囲気つくりに寄与しているのか!?
ピカピカに装飾されて輝いているホームより、この機能性に特化した感じが好き。

その中央のホームには10:38発の三田ゆき電車が停車中。でも、<変態鉄>は粟生に向かいたい。20分ほど待てば粟生ゆきもあるし、先行の三田ゆきに乗っても、どうせ粟生線の分岐駅の鈴蘭台駅で待ち時間ができるだけだが...。
そう、待ち時間ができるなら駅撮りして過ごせば良い...と。<鉄>としての行動である。

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【2021年6月8日10時29分】 神鉄神戸高速線・新開地駅

停まっていた三田ゆき電車は5000形の4両編成。最後部の5008号車に乗り込んで。
発車まで時間が少しあるからか、車内に乗客の姿はわずか。

表示は特に出ていないが、どうやらワンマン運転のようで。

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【2021年6月8日10時32分】 神鉄神戸高速線・5008号車内

車内には“阪急らしさ”、生地は違うが緑色のシート、そして、何と言ってもこのアルミ製の鎧戸である。
そんな電車は発車すると最初の1区間、湊川駅までは地下線、神鉄長田駅の手前で地上に出て。沿線には住宅が建て込んではいるものの、窓の外をボンヤリ眺めているだけで、かなり急な上り勾配だとわかるような区間である。六甲の山々が迫り、東西に細長い神戸の街の形を実感できるような...
カーブが連続し、小さなトンネルもあって。車窓は緑も増えてくるが基本的には住宅街。

都市型路線でありながら、山岳路線の風景も併せ持っており。ほかの路線にはなかなか例えられないような車窓風景である。神戸の中心部のすぐ先で...、神鉄を撮りに行く<鉄>が多いのも納得なのである。どんどん登っていって。
鵯越駅を出ると次が鈴蘭台。途中、山の中に廃駅のホームもあって。もちろん、減速することなく通過である。

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【2021年6月8日10時56分】 神鉄有馬線・鈴蘭台駅

再び車窓が開けてくると鈴蘭台駅。三田ゆきは有田線、このまま北へ向かうが、自分は粟生を目指す。新開地駅から粟生ゆきも設定されているが、わざわざ三田ゆきでこの駅で乗り換えを選んだのである。
まさに「マニア行動全開」である。

2面4線のホームの駅、駅前には狭い通りを挟んで3~4階建ての商業ビルが建て込んでいて、いかにも私鉄駅...といった雰囲気だろうか。
学生さんを中心に利用客はかなり多くて。地図で調べたら確かにこの駅から徒歩圏内に高校や女子大があって。私鉄らしい駅である。
駅の南側は電車の留置線になっているようで。

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【2021年6月8日10時54分】 神鉄有馬線・鈴蘭台駅

向かい側のホームに停車中の上り電車が発車...と思いきや、動き出したのは鈴蘭台止まりの電車だったみたいで。
西鈴蘭台-鈴蘭台というショートリリーフの電車が粟生線には設定されているようで。今度の粟生線の列車も西鈴蘭台止まり。粟生ゆきは11:09発、10分少々の待合せ時間にホームでアレコレ、撮ろうと企んでいるのである。
上りホームの発車案内板を覗き込めば、11:04発の新開地ゆきというのが...

まず、その前に。

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【2021年6月8日10時55分】 神鉄有馬線・鈴蘭台駅

南側の留置線。初めての神鉄、まったく事前の知識無しで訪れている<変態鉄>が“神鉄らしい電車”と感じる電車が留置されているのを1枚、スナップして。
さぁ、鈴蘭台駅で過ごす10分間。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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