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宗吾参道車両基地見学ツアー_20210117(1)ぷろろーぐ [<鉄>な撮影記・旅行記録]

それにしても、昨日の晩は...
今朝の仕事が早かったので、寝ようと思って準備していたときに突如。自分の住むエリアは緊急地震速報が出なかった。かなり長い時間、揺れていた。
東北新幹線には大きな影響が出たみたいで、一部の<鉄>は在来線の代替輸送に熱狂しているとか、いないとか。こういう災害関係の臨時運転は、自分としては無闇に乗りに行ったり、撮りに行ったり、するべきではない存在だと思っている。
尤も、このあたりは様々な考え方があって良いと思うし、一概には決められないことだとは分かっているが。少なくとも一般の...“カタギの利用客”にご迷惑をかけるのはダメだし、ましてや被災地域をカメラを提げてウロウロするなど、趣味者である以前に人としてどうかと思っている。

まぁ、あまり書くと「オマエこそ、人としてどうなのか??」と各方面から非難の声が上がりそうだが...

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さて、1月17日、京成電車の宗吾参道車両基地の撮影会イベントに参加した。

東京に住んでいても、京成電車というのは私鉄の中で一番、縁が薄いかも。そう、<変態鉄>の生活エリアとは都心を挟んで対角線上に...
京成上野駅から成田空港に向かうルート...ということは、もちろん知っているし、1年に一度くらいの割合で利用する機会もあって。

むしろ、<変態鉄>の趣味活動で「京成」といえば、電車よりもバスだろうか。そう、大多喜に向かう高速バスは京成バス(長沼営業所)の運行である。では、京成電車は...羽田空港へ向かう京急線で乗車することくらいだろうか。
もちろん、“京成”という社名は東京の「京」と成田の「成」、空港輸送は<変態鉄>が生まれた頃に加わったもので、本来は成田山新勝寺への参詣客輸送がその使命だった。だからこそ、特急列車の歴史も長く、「名車」と呼ばれる車輌も輩出し。
改軌工事を一気に進めた話など<鉄>として、「聞いたことはある」という内容は多かったが、いまひとつ身近な存在とは言えず。

それでも「宗吾参道」という名前は知っていた。成田にほど近いところにある京成電車の車両基地である。
そして、そこには<変態鉄>と同い年の“初代スカイライナー”をはじめ、往年の京成線を走った車輌たちが保存されており。イベント内容を見ていると、それら保存車の見学も含まれる...とのことで。

ただし、コロナ禍の開催のため、定員は少なめに設定され。「応募多数の場合、抽選」と。実は、昨日までご紹介した、わたらせ渓谷鉄道の旅は、17日の京成のツアーに「落選」したときの代替案として計画していたもの。
でも、1月6日。<変態鉄>に当選通知のメールが届いて...

……  ……

<変態鉄>も普段は会社員をしている。運輸業界とは全く無関係な世界だが、それでも顧客対応の中で、この“コロナ禍”というのは非常に神経質...というか面倒な。
そう、実際の受け止め方は結構、バラバラで。現状を見て非常に深刻に受け止めて、全てを取り止めようとする方がいれば、完全に“通常通り”の姿を望む人もいて。
どちらにしても、反対サイドから批判が寄せられ...。

そんな中、1月6日というタイミングで「当選通知」が来ても、にわかには...

そのまま数日、ホントに直前になってから、集合時刻とかツアー詳細が書かれたPDFファイルが送られてきて。
正直言って、「あぁ、ホントにやるんだぁ」という感じだった。

でも、数日前に送ってきて「1週間前から取消手数料が必要になります」という、ちょっと不思議な記載も。
まぁ、そんなことは気にせず。当日の天気予報は「曇り」、イベントは午前中、その間は傘は使わずに済みそうで。逆に晴れると撮影会の時に影が気になりそうで。それなら、曇りでも。
というより、<変態鉄>は、やはり<変態野郎>なのである。ヘッドマーク付き車輌揃い踏みの撮影会よりも保存車の撮影に興味があって参加する<変態鉄>には...

そんな状況でいよいよ当日である。


2021年1月17日(日)曇り

集合場所として指定されたのは、八広駅だった。

でも、京成線に乗ること自体、年に一度あるかないかの<変態鉄>。「八広駅」と言われても、それがどこなのか調べるところから始めるレベル。もはや、<鉄>として、どうしようもないヤツなのである。
京成本線は上野駅が始発駅だろうが、<変態鉄>にとっては都営浅草線経由で押上からアクセスする方がラクなのである。

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【2021年1月17日8時15分】 京成押上線・八広駅

ということで、調べてみたら、その八広駅というのは押上線にあって、押上、曳舟に続いて3個目の駅。そんなことを初めて知ったのである。

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【2021年1月17日8時15分】 京成押上線・八広駅

ツアーの臨時電車は9時半発。8:50までに八広駅の改札を出たところの受付に集合、でも、受付開始は8:10、密集対策として受付開始前から八広駅で待つことはダメ...と。
というわけで、朝7時過ぎの井の頭線で。馬喰横山駅から東日本橋駅へと、あの通路を抜けるのは10日前と同じ。

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【2021年1月17日8時15分】 京成押上線・八広駅

この日は京急車の青砥ゆき。8:15 八広駅に到着である。高架ホームの2面3線の駅。その線路配置も集合場所になった理由だろうか。受付開始直後の時間帯だが、既にホームには少なくない人数が発着する電車にカメラを向けており。
そんな中に混ざって、<変態鉄>も乗ってきた京急1000系の去りゆく姿を後追いで。この駅の特徴と言えるのは、駅のホームを過ぎた直度から長いトラス鉄橋に突入すること。そう、この駅が「八広」の駅名になったのは意外と新しく、1994年とのこと。長らく「荒川」駅だった。事故を契機に荒川鉄橋が架け替えられ、合わせてこの付近が高架化されるのに前後して、駅名も変わったとのこと。

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【2021年1月17日8時40分】 京成押上線・八広駅

駅の四ツ木駅寄りの先端に立てば、眼下には荒川の堤防が見えるのである。

さて。

駅の改札口を出て。周囲は住宅街、曲がりくねっていて、どこがどこだか分からなくなりそうな細い路地。堤防道路まで歩いてみたが、コンビニも見つけられずに。

さて、駅を出たところが受付。高架下のスペースに事務机が置かれ、そこから2列に間隔をとって整列して。ひとりずつ検温の後、受付。袋詰めされたパンフと参加証などを受け取り。

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この日の臨時列車には、エースである「スカイライナー」ではなく通勤型3400系が充てられ。そのグッズが参加特典。でも、この「3400系」もスカイライナーと縁の深い車輌であって...

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3400系は8両編成で9時過ぎに八広駅に到着するとのこと。混雑対策で座席指定制、そして、イベント列車内では車内での移動は禁止とされ。友達同士、知り合い同士で別号車を指定されてしまった人もいたみたいだが、<鉄>というのは、こういうときに非常にマジメな方が多いのも特徴で。
<変態鉄>は6号車になったが、どうせ一人で参加なので...

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【2021年1月17日8時46分】 京成押上線・八広駅

緩やかなカーブを描いている八広駅のホーム、受付を終えてホームに上がれば、すでにホーム端のベストポジションは熱心な皆さんが詰めかけており。<変態鉄>はカーブしたホームの中央付近から望遠で抜いてみる撮り方。
それにしても、多彩な電車がやって来て飽きないものである。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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